テレビニュースなどによると、政局は総選挙ムードの突入してしまったようだ。
年内はこれから政治の動きが選挙一色となりそうだ。
「衆議院解散・総選挙」というフレーズが出てきたのは約1週間前。週刊誌がまことしやかに大見出しで記事を出した。それに呼応するように新聞やテレビがにわかに記事にし始めた。
ご存知のように、解散は総理の専権事項だ。だから約1週間前はまだまだ信用はしていなかった。
消費税増税問題、閣僚の不祥事問題などに加え、これまでまぁまぁ安定してきた安倍政権の支持率低下も加わって"解散してもおかしくない"ムードは漂い始めていたことも事実だが、それをマスコミが煽り、そのムードを作ってしまった。解散問題が先行し、総理周辺をその気にさせてしまったように思える。
あまりにもせっかちに決めすぎた。前奏や序章がなく、唐突な年内解散になりそうだ。野党側は「身勝手な大義なき解散」とまで表現し、与党側は選挙の大義名分を見つけるのに必死だ。
安倍さんの性格からすると、政治家としてあまり深く考えているようにも思えない。
♪時の流れに、身を任せ・・・♪だが、長期政権を考えようとするならば、政治的な重要問題はより慎重に対処しないと命取りに近い大きな傷を負うことになりかねない。
政治家のトップとして、日本国政の担い手として、"今でしょ！"のノリ解散では軽すぎるように思うのは私一人だけではない。解散発表まではまだ少し時間があるのだから、国民のことを熟慮して決めてほしいものだ。
