昼間、遠来の友人が来ているというので、バスで市の中心部へと向かう。車窓から見る風景はすっかり秋、車内も緩い冷房に変わっていた。
雲の合い間から差し込む陽射しが柔らかく、のんびりとした気分を味わった。
友人と暫し近況報告や他愛無い話に花を咲かせていたら、あっという間に予定の時間が過ぎてしまっていた。
そうだ!帰りは秋の陽を浴びてみようと、ゆっくりと自宅へと歩き始めた。
普段は見ない景色があちこちに点在していた。
広い道路の歩道沿いにある民家の庭からは、イチジクの実が熟し始めていた。あと数日で薄茶色に変わり、食べ頃になるだろう。
小学生の時、自宅庭にあったイチジクや柿を採って、食べていたことを思い出した。
9月最初の3連休、県外ナンバーの車をよく見かけた。秋の行楽シーズンスタートだ。来週も3連休。
運転は疲れるから公共交通機関を利用して、のんびりどこかに出かけたい気分が増幅してくる天気の1日だった。