いわゆる中日の新居浜太鼓祭り。市内各地でかき比べが行われ、祭りムードは大いに盛り上がっている。
上部(じょうぶ)地区にある山根グラウンドでは、グラウンドに近い地域から大人太鼓台20台の他、子供太鼓台8台も勢揃いし、かき比べが行われた。
勇壮な大人太鼓台のかき比べを見に集まった観客は3万人超。普段は静かなグラウンドに観客とかき夫(担ぎ手)の熱気に溢れ、祭りは最高潮!
金糸銀糸に彩られた"うわまく"や"高欄幕"、約3トンの山車の上の部分から下がった"房"が太鼓台が動く度に大きく揺れた。
太鼓台が一列に並び頭上高く差し上げられ、細いテープが天幕内に乗っている人から投げられると、一段と大きな拍手が沸き上がっていた。
そして太鼓台を横に密着してかき上げる"寄せ太鼓"でも、観客から盛んな拍手が会場に響いていた。18日まで勇壮華麗な太鼓台が市内を練り歩くほか、スーパーなどの広場に集合して、かき比べが行われる。
お正月やお盆には帰省しなくても、この太鼓祭りには実家へ帰って来るという関西から帰省したと話す人は、ふるさとの勇壮な祭りにご満悦の様子だった。