舗装された山道を下り、高知市内に着いたのは予定通り日が暮れた午後7時過ぎ。
当然、夕食をどこで摂るかが大きなポイント。高知城近くの駐車場に車を入れ、1年近く前、日曜市で訪れた『ひろめ市場』を訪ねてみた。
この市場は、高知の特産品を一堂に集め比較的安価で売っているのだが、少し中に入るとここでは居酒屋がオープンし、酒も入って賑やかに素朴な宴会が開かれていた。
(クリックで拡大)
ビールや日本酒、焼酎が注文され、特産の鰹のたたき、焼き鳥などもろもろの“肴”が用意され、20年ほど前の東京新橋のガード下を彷彿させる賑やかさ。ただここと違っているのは、日曜夜のためリラックスした服装の人が多く、サラリーマン風の男性は皆無。家族で、友人で肩の凝らない飲み会が続けられていた。後方では、座れない人たちの長い行列があった。
われわれはここで鰹のたたきやカマスの押し寿司など食料を買い求め、JR駅近くのホテルに向かった。
GWのときに比べ、市内のホテルはあまり混雑していなかった。高知は“龍馬ブーム”を維持しようと懸命だが、少し熱が醒めてきているような感じを与えた。(またまた次回に“続”)