無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

堆肥造り:切り返し1回目(その2)

2010-12-28 19:22:42 | 日々の自然菜園
本日、


今日は-4℃と冷え込みました。
先週の火曜日に、落ち葉を積み込み堆肥造りをはじめて1週間になります。

本来は、堆肥の積み込みから1~2日で発酵熱が60℃以上になり、
10日目に、一回目の切り返しをし、三回ほど切り返した後に、40℃以下の低温で熟成発酵させます。


安曇野の朝夕の零下の冷え込みのため、
そのままでは2日目に、発酵温度が20~30℃と低かったので、
保温するために、カーペットの上から、古毛布、ブルーシートをかけました。


そのように保温したら、朝の氷点下の気温の中でも
毛布の下で、52℃ありました。


毛布やカーペットを取ってみると、温かいため、草の種が発芽し、モヤシになっていました。


落ち葉と、米ぬか、水などを加えると菌の繁殖で発酵熱ができます。

積み込んだ落ち葉は、所どころ白くカビのようになっています。
これらは、放線菌やバクテリアの繁殖で、落ち葉を分解しています。


中から湯気が立っています。


ちょっと掘ったら56℃ありました。
ちょっと早いですが、切り返しを行うことを決めました。


今回、発酵に米ぬかが少なかったので、
先日使って残ったキノコの廃菌床を加えました。

廃菌床は、トウモロコシの芯を砕いたものに、米ぬかを加えたもので、
エノキを育てたことで、廃菌床には、まだ落ち葉を分解する菌がたっぷり入っています。


1回目の切り返しの目的は、発酵を加速、持続することにあります。

切りかえること=撹拌することで空気を入れます。
そして、乾いた落ち葉に水を加えて発酵を潤滑化させます。


そして、踏み込んで再度積み上げます。
これから寒くなるので、様子を見ながら保温と発散をくり返しながら、
今度は、20日後に2度目の切り返しを行います。

今後は、70℃前後まで発酵を進め、病気や種子を焼き切っていきます。
良質な落ち葉堆肥は、未熟な畑や病気の畑で役に立ち、食味を良くしてくれます。


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