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月に4回発信。自然菜園のコツや無農薬菜園の新常識をご紹介!!
「プロの家庭菜園講師・竹内孝功が教える
『5分で学ぶ超カンタン週末無農薬栽培のコツのコツ』」
本日、の予報。
ここのところ、何かと忙しく久々のブログの更新です。
もう8月ですが、7月の30日に(財)自然農法国際研究開発センターの水稲チームの三木孝昭さんの指導のもと、自然農法の田んぼの学習見学会をはじめて開催いたしました。
最近田んぼがとても面白く、興味が出てきました。
今回の見学コースでは、一般の農家では、1年に一度しか学ぶことができない田んぼに対して、
さまざまな試験区に分かれ、その条件に応じて生育が異なる稲の姿を学ぶことができました。
簡単にご紹介すると
5月植えの区画(A)と6月植えの区画(B)でそれぞれ異なる時期に、
1.稲わらの還元時期と移植時期による水稲生育の違いについて、稲わらはすべて収穫後に細断されているものを
1)春、代かき前にすき込ん区画
2)昨年、秋にすき込んでおいた区画
3)代かき直前に、生のワラを鋤きこんだ区画
4)秋に堆肥化を進めて代掻き前にすき込んだ区画
とイナワラをどのようにワラを田んぼに還元したかによって、水田の草の生え方や稲の生育を比較を見学しました。
イナワラの鋤きこみの時期によっても、田植えの時期によっても草の生え方が変わっていました。
それにより、稲の生育にもムラが出ていました。
いつどのようにイナワラを鋤きこむかではなく、地域風土に合った還元のタイミングがあるようです。
如何に、イナワラが土化されやすくなるかが、草と稲の生育を決めるようです。
その後、もう一枚の田んぼに伺い、今度は品種による生育の違いを見学しました。
一般的なコシヒカリと、自然農法育成品種「はたはったん」(品種登録中)の生育を見ました。
ハタハッタンは、自然農法に合った品種を育成中に、偶然見つかった品種の様で、
現在、コシヒカリと比較しながら栽培し、特性や栽培管理による変化を調べているそうです。
コシヒカリは、この松本市波田地方で中生の品種にあたり、自然農法に向いた品種になるそうです。
コシヒカリが、全国的に一番良いかというと、そうはないようです。
地域風土によって異なってくるので、その地域風土での中生品種で、作型に合った生育をするものが育てやすい傾向があります。
今度は、試験場にもどり稲の生育姿から、どのような栽培管理がなされ、
今後どのように収穫までいくのかを、いろいろな田んぼで育った稲で実際に学びました。
2種類の田んぼ(自然農法と慣行農業)の稲の葉一枚一枚に分け、並べて生育を比較することで、
一層具体的に生育の違いが見えてきました。
イネはおよそ7日間に1枚展開します。
展開速度は栄養状態や日射などにより影響を受け、そのまま
2週間前、1週間前の履歴として、葉の容姿に残り記録されます。
2種類の稲の葉は、パッと見ただけでは色などはわかるものの、
実際に比較すると、葉の厚さ、幅の広さ、長さなど時期によって異なってきます。
最後は、パワーポイントを使い、稲の植物生理から見えてくる田んぼでの生育について、
三木さんの解説付きで、わかりやすく学習しました。
今回の内容は少々難しい面もありましたが、研究者から見る稲の鋭い自然観察の深さ、
稲が、地域風土や与えられた環境によって、適合してくる植物だということ、
無農薬栽培の稲作の成功には、色々な背景とそれらを活かすいろいろな工夫が必要だと学ぶことができました。
慣行農業の米作りに対して、未だ成功法が確立していない無農薬栽培の水稲栽培。
成功法を知りたくなりがちですが、田んぼの地域風土はさまざまなので、この方法が正解というのではなく
一枚一枚の田んぼの環境に合った自然に調和した栽培方法が様々ありそうです。
一層、面白く、自分たちの田んぼへの興味が湧いてきました。
今回うちの菜園スクールではじめて、自然農法センターで水稲の学習見学会を開催させていただき、
また、勉強会を開き、勉強させていただきたいと思いました。
*****************************
8月の菜園教室の予定
8月10日(水)NHKカルチャー「失敗しない無農薬野菜の育て方(夏②)」
今年から、野菜別により実践的に学ぶことができます。
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html
8月20日(土)~21日(日)あずみの自然農塾2011 夏野菜の収穫、秋野菜の播種、自農センター見学会
シャロムヒュッテで、自然農を自分の区画を持ちながら学べます。単発参加できます。
http://www.ultraman.gr.jp//sizennou/2011azuminosizennoubosyuyoukou.htm
8月24日(水)『ずくなし家庭菜園教室』
内容:夏野菜の復活法、ハクサイの育て方
場所:ずくなし2階にあるどんぐり公民館
時:毎月第4水曜日 19:00~20:30
参加費:2,000円 希望者20:30~1階で交流会
詳細は、ここをクリック
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本日、の予報。
ここのところ、何かと忙しく久々のブログの更新です。
もう8月ですが、7月の30日に(財)自然農法国際研究開発センターの水稲チームの三木孝昭さんの指導のもと、自然農法の田んぼの学習見学会をはじめて開催いたしました。
最近田んぼがとても面白く、興味が出てきました。
今回の見学コースでは、一般の農家では、1年に一度しか学ぶことができない田んぼに対して、
さまざまな試験区に分かれ、その条件に応じて生育が異なる稲の姿を学ぶことができました。
簡単にご紹介すると
5月植えの区画(A)と6月植えの区画(B)でそれぞれ異なる時期に、
1.稲わらの還元時期と移植時期による水稲生育の違いについて、稲わらはすべて収穫後に細断されているものを
1)春、代かき前にすき込ん区画
2)昨年、秋にすき込んでおいた区画
3)代かき直前に、生のワラを鋤きこんだ区画
4)秋に堆肥化を進めて代掻き前にすき込んだ区画
とイナワラをどのようにワラを田んぼに還元したかによって、水田の草の生え方や稲の生育を比較を見学しました。
イナワラの鋤きこみの時期によっても、田植えの時期によっても草の生え方が変わっていました。
それにより、稲の生育にもムラが出ていました。
いつどのようにイナワラを鋤きこむかではなく、地域風土に合った還元のタイミングがあるようです。
如何に、イナワラが土化されやすくなるかが、草と稲の生育を決めるようです。
その後、もう一枚の田んぼに伺い、今度は品種による生育の違いを見学しました。
一般的なコシヒカリと、自然農法育成品種「はたはったん」(品種登録中)の生育を見ました。
ハタハッタンは、自然農法に合った品種を育成中に、偶然見つかった品種の様で、
現在、コシヒカリと比較しながら栽培し、特性や栽培管理による変化を調べているそうです。
コシヒカリは、この松本市波田地方で中生の品種にあたり、自然農法に向いた品種になるそうです。
コシヒカリが、全国的に一番良いかというと、そうはないようです。
地域風土によって異なってくるので、その地域風土での中生品種で、作型に合った生育をするものが育てやすい傾向があります。
今度は、試験場にもどり稲の生育姿から、どのような栽培管理がなされ、
今後どのように収穫までいくのかを、いろいろな田んぼで育った稲で実際に学びました。
2種類の田んぼ(自然農法と慣行農業)の稲の葉一枚一枚に分け、並べて生育を比較することで、
一層具体的に生育の違いが見えてきました。
イネはおよそ7日間に1枚展開します。
展開速度は栄養状態や日射などにより影響を受け、そのまま
2週間前、1週間前の履歴として、葉の容姿に残り記録されます。
2種類の稲の葉は、パッと見ただけでは色などはわかるものの、
実際に比較すると、葉の厚さ、幅の広さ、長さなど時期によって異なってきます。
最後は、パワーポイントを使い、稲の植物生理から見えてくる田んぼでの生育について、
三木さんの解説付きで、わかりやすく学習しました。
今回の内容は少々難しい面もありましたが、研究者から見る稲の鋭い自然観察の深さ、
稲が、地域風土や与えられた環境によって、適合してくる植物だということ、
無農薬栽培の稲作の成功には、色々な背景とそれらを活かすいろいろな工夫が必要だと学ぶことができました。
慣行農業の米作りに対して、未だ成功法が確立していない無農薬栽培の水稲栽培。
成功法を知りたくなりがちですが、田んぼの地域風土はさまざまなので、この方法が正解というのではなく
一枚一枚の田んぼの環境に合った自然に調和した栽培方法が様々ありそうです。
一層、面白く、自分たちの田んぼへの興味が湧いてきました。
今回うちの菜園スクールではじめて、自然農法センターで水稲の学習見学会を開催させていただき、
また、勉強会を開き、勉強させていただきたいと思いました。
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8月の菜園教室の予定
8月10日(水)NHKカルチャー「失敗しない無農薬野菜の育て方(夏②)」
今年から、野菜別により実践的に学ぶことができます。
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html
8月20日(土)~21日(日)あずみの自然農塾2011 夏野菜の収穫、秋野菜の播種、自農センター見学会
シャロムヒュッテで、自然農を自分の区画を持ちながら学べます。単発参加できます。
http://www.ultraman.gr.jp//sizennou/2011azuminosizennoubosyuyoukou.htm
8月24日(水)『ずくなし家庭菜園教室』
内容:夏野菜の復活法、ハクサイの育て方
場所:ずくなし2階にあるどんぐり公民館
時:毎月第4水曜日 19:00~20:30
参加費:2,000円 希望者20:30~1階で交流会
詳細は、ここをクリック
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