無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

念願の8月にスイカ (自然菜園の美味)

2012-09-02 09:13:24 | 自家採種
本日、

昨日は、穂高養生園のワークショップ『土から学ぶ~永続可能な自然菜園講座・春夏秋冬~種まきから種とりまで』
で出張でした。
2泊3日のワークショップを通じて、種まき、苗植えを体験し、自然菜園の野菜を収穫、調理、食事し食べる野菜から種採りも行いました。詳しくは、後日アップしますね。


ついに、先日2冊目の著書『これならできる!自然菜園 耕さず草を生やして共育ち』(農文協)が発売されました。

本を出す大変さは、やってみて初めてわかるものです。
運がいいことに、今回の本はベテラン編集者と3年かけて1冊の本になりました。
今時そんなにかけて本を出すことはないそうなので、ありがたいことでした。

もしよろしければ、お近くの書店や図書館からご注文いただき手にとって見てくださいね。



自然菜園の草むらの中に、スイカが収穫できました。


見た目よりも詰まっているため、ずっしりとしています。


夏と言えばスイカですが、うちでは今まで9月に入らないとスイカが食べられませんでした。

夏の露地スイカは、黒マルチと2重のビニールトンネルで栽培されることが一般的で、まだ霜が降りる4月には植えられています。

うちでは、同じ露地ですが、ビニール資材を使わないため5月下旬植えで、毎年9月中下旬に収穫していました。

今年は、8月に食べてみたかったので、苗をいつもよりも早めに種まきし、二周り大きな苗にしてから定植しました。


写真のスイカは、プロの農家さんなら、取ってしまう(摘果する)最初の実です。
8月にいただくには、最初の実を落としては遅れてしまうので、摘果せずに大きく育てました。


余りにも暑い8月でしたので、日陰で冷水で冷やしたスイカをみんなでいただきました。


正確に言うと、スイカの自家採種しました。

自然農法を教わっていた当初、その風味に一番びっくりしたのがスイカでした。
スイカはあまり好きな野菜でなったのですが、師匠に食べさせていただいた自然農法のスイカは、
さっぱりと甘く、清々しい風味で身体がスッキリしたのを覚えています。

市販のスイカはとても甘く食べた後のどが渇くのですが、ベタベタしているのに対して、サラサラとしているので手がべたつかず、食べたあと喉が渇きませんでした。むしろスッキリと清涼感に包まれました。

あれ以来、市販のスイカは買えずに、いつも育てています。


スイカの種採りは、スイカが完熟していることが大切で、樹も丈夫なものを選びます。

そして、なにより美味しいスイカから種を採りつづけることで、より畑に合った美味しいスイカを選抜育成することが大切です。



白いところも美味しいため、カブトムシのようにしゃぶりつくしてしまいました。

採った種は、ぬるま湯で洗い、良く乾燥させてから保存します。

こうして、毎年のスイカが種採りをすると、秋がそこまで来ている感じがしてしまうのものです。
今年は早く育ってくれたので、真夏に最高の風味が味わえて良かったです。

新著の中にも最高のスイカの育て方を紹介しています。
ぜひ、育ててみてください。

コメント
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