無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

あずみの自然農塾9月(種採りと長鎌講習)

2012-09-19 15:43:54 | あずみの自然農塾(シャロムヒュッテ)
本日、のち


取材協力させていただいた学研ムックから『自然農法で野菜づくり』が発売されました。

この本は、日本における自然農・自然農法・自然栽培を網羅した自然に野菜を育てたい方向けの雑誌テイストの本です。
表紙には、あずみの自然農塾の参加者の畑が載りました。

シャロムヒュッテでの仕事が縁で、後半の数十ページに、私が自然農の畑の基本を紹介させていただきました。
これから自然農・自然農法で畑を考えている方に特にお奨めです。

【1日目】

今月のあずみの自然農塾の1日目では、7月にみんなで収穫した小麦で夕食に水餃子など作る準備として、始まって早々うどんを捏ねました。


秋が深まるにつれて、夏野菜の種採り、いわゆる自家採種が始まります。

まな板にのっているのでは、善光寺キュウリの完熟果実です。


あずみの自然農塾では、自家採種を体験してもらいます。
自家採種というと大変な気がしますが、体験してしまうと簡単に出来そうな気がしてしまうから不思議です。


今回は、1日目にトマトとキュウリの自家採種のその一を行いました。
トマトなどの自家採種は、発酵も含めて2~3日かかるためです。


その後、シュンギクの収穫の仕方、


ダイコンの間引きのタイミングの調べ方、


そして前回、草の中に種まきした在来蕎麦が見事に長方形に発芽していました。
蕎麦の白い花は綺麗です。


その蕎麦の畑の隣りに、前回同様草の中に、今回は野沢菜を種まきしました。


自然農ならではの種まき方法ですが、草を刈る前に種を蒔き、みんなで寄ってたかって草を刈り敷く、


耕さずこの刈って敷いた草の中から、自然に発芽生長してくる妙が自然農ならではです。

【2日目】

2日目は、(公財)自然農法国際研究開発センターの中川原先生をお招きして、長鎌講習会を開きました。


長鎌など刃ものを扱う際に、欠かせないのが研ぎです。

研石の種類や鎌の研ぎ方をて取り足とり教えてもらいました。


次は、畑に出て実践です。

伸びたメヒシバを研いだ長鎌でサクサク刈っていく姿に、みんな見せられていました。


その後は、みんなで実習です。

前後左右を気を払いながら、長鎌で草を刈っていきます。
機械と異なり、振動もガソリンもない長鎌で身体を使って草を楽々刈る体験でした。


2日目は、初日にかき出したキュウリやトマトの種子が発酵し、あとは洗って沈んだ種を乾かすだけです。


洗って沈んだ充実した種子をネットに入れて脱水して完了です。
あとは風通しの良いところで乾燥させれば、3~4年種の寿命がある限り種まきできます。


2日目に、自然農の田んぼに行くと、黒米、農林48号が頭を垂れていました。


実りの秋です。

ハッピーヒルも実り始めていました。
3種類の稲がきれいに実ってきた田んぼで記念撮影。

稲刈りが今から楽しみです。


9月23日(日)は、Azumino自給農スクール畑コースAzumino自給農スクール畑コース開催日です。


【拙著のご紹介】

『これならできる!自然菜園』


『コンパニオンプランツで失敗しらずのコンテナ菜園』

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コメント (6)
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