無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

キュウリの自家採種

2012-09-11 19:20:25 | 自家採種
本日、時々、大


ついに、先日2冊目の著書『これならできる!自然菜園 耕さず草を生やして共育ち』(農文協)が発売され、
そこでも取り上げましたが、キュウリの自家採種をご紹介します。


キュウリは、黄色い瓜からその名がついたように、
食べる時の緑のキュウリには、種がまだ入っていません。

キュウリの食べごろから、40日ほどそのまま畑でキュウリを生らしておくと、
写真のように50cm以上の大きさ、重さ1㎏ほどの巨大黄色い瓜になります。


種を切らないように、半分に割ると、


種がゼリーに入って、綺麗に並んでいます。


キュウリの種は、実の中で発芽しにくいように、ゼリーに包まれています。

このまま洗うとカビが生えやすいので、


乾いた容器などに種をゼリーごとかき出します。


容器に入れて1日置くと、ゼリーが発酵し種とゼリーが分離して洗いやすくなります。

発酵後、種を洗い、水に沈んだ種子を良く乾燥させたら自家採種完成です。

キュウリは品種によりますが、1本から100~300粒の種が採れます。
種の寿命は、保存状態がよければ、3~4年は持ちます。

種子の数からすると、1本あれば3~4年分余裕ですよ。
今の一代交配種(通称F1)の市販キュウリの種子は、1粒約30円ほどだったので経済的でもあります。

現在TPP加入すると、自家採種出来ない社会になるかもしれませんが、
各自の畑に合った野菜が失われる危機です。

自家採種について、各自で出来る幸せを噛みしめております。
もし、病気の出ていないキュウリの樹に、黄色くなったキュウリがあったら、自家採種してみてくださいね。
コメント (2)
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