無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

加賀野菜を作った篤農家松本佐一郎氏の軌跡を訪ねて

2012-09-29 08:16:14 | 出張菜園教室
本日、


久々に北陸に出張してきました。

帰ってきて溜まったメールを確認していると、
拙著『これならできる!自然菜園』(農文協)の増刷が決まりました。
手にとっていただき誠にありがとうございます。

初版ゆえに、未発見の誤字脱字、誤植などございましたら、大変申し訳ないのですが
今月中であれば増刷の訂正に間に合うので、コメント欄にご指摘ください。
ご協力よろしくお願いいたします。





この度、北陸に出張する用事ができました。
ちょうど、加賀野菜「打木源助ダイコン」「打木赤皮栗カボチャ」生みの親
篤農家松本佐一郎さんの特別展示会を見てきました。


加賀野菜のパネル展や、


「打木赤皮栗カボチャ」も展示されていました。

このカボチャは、極早生で豊作品種で、3年前まで我が家でも自家採種しながら育てていましたので、
本家本物を目で見て触れて良かったです。


現在も、地元の松下種苗さんでは加賀伝統野菜の種子が販売されているものも紹介されていました。


加賀野菜とよばれる野菜は、現在も多くの料亭や旅館、食事処で提供され、


加賀野菜で染めた珍しいものも展示されていました。


展示場では、オリジナルダイコンソングが流れる中、


「打木源助ダイコン」「打木赤皮栗カボチャ」生みの親 篤農家松本佐一郎さん





新聞記事や


野菜が生まれるまでの貴重な資料、


生涯のつけた日記や、


松本さんの「農の秘訣」

「天を敬い、地に親しみ、作物を愛することが農の秘訣」と現在にも通じる大切な教訓がちりばめられていました。

彼の一生を知り、現代にまで残る古くて新しい伝統品種の歴史を学び、たった1人のたぐいまれなる努力が伝統品種を作り育てたことを知り、
背筋がピンと伸びた感じがしました。

現在の野菜の多くがあるのは、無名かもしれませんがこのような篤農農家さんが全国で育んでくれた結果です。
現在、在来種が失われつつある現状で、家庭菜園で育てやすく、美味しい品種が少しでも残ってくれればと思います。

今回の出張では、農の原点、大切なことを再発見し、有意義なものになりました。

コメント (2)
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