無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

日干しレンガで「愛農かまど」を作ってみる(2)1~3段目

2015-08-19 19:24:45 | 自然菜園スクール
本日、


お盆が明けて、妙に涼しくなってきました。もう秋を感じます。

みんなで作ったロックスパイラルガーデンもいい生長ぶりです。


前回は、土台までの造り方をご紹介した「愛農かまど」ですが、先週末の自給自足ライフスクールで、1段目~3段目までの工程をご紹介しようと思います。




日干しレンガと同様に、壁土を良く練っておくこと、そこに今回は強度を持たせるために、消石灰を1割ほど練り込んだものを準備します。

通常の「愛農かまど」は赤レンガとモルタルで積んで作っていくのですが、今回は、日干しレンガのため、モルタルの代わりに粘土を使っていきます。


まずは、設計図通りに並べてみて、接着面が1cmになるように、土台に赤鉛筆で線をいれて準備します。


並べてから、接着面を1cm離した状態で、赤の墨に合わせて並べます。


レンガと異なり、前もって水に漬けると溶けてしまうので、接着面の底面だけちょっと水につけて、
練った粘土をつけて、水平になるように、ゴムづちを使って高さを合わせて接着していきます。



一個一個の日干しレンガが多少大きさや高さが異なるため、粘土と水平器で高さを調整していきます。

灰を取り出しやすいように、正面の一つだけ耐熱レンガを入れました。


一段目完成です。


二段目も同様に完成してきました。

一段目よりも、二段目の方が複雑になってきています。

「愛農かまど」はご飯を炊くのに最適な熱効率を追求したエコカマドです。
そのため、熱が無駄なく使われるように、入り組んだ熱の通路があるため、複雑です。


空いた場所には、耐熱用に砂を入れて平らにします。

通常の「愛農かまど」ではモルタルや粘土などを入れますが、素人が作っているので、いつでも修正できるように、固まらない砂をチョイスしました。


三段目は、女性4人だけで、協力し合いながら、組んでいきました。

カマドは女性が良く使うもの、女性の想いと女性ならではのやわらかさが吹きこまれ、どんどん上手になっていき息も合っていました。

今回の「愛農かまど」は合計九段の改良型が完成形になります。

まだオーブンのオーブンの高さなど決まらない場所があるので、今回はここまででしたが、次回の自給自足ライフスクールでは、最後まで行きたいと思います。




このかまどで、みんなで育てたお米を収穫して、ご飯を炊きたいと思っております。

秋が深まり、頭が垂れる稲穂の稲刈りとカマドの完成が今から楽しみです。
コメント (4)
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