無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

鶏の解体(鶏鍋&焼き鳥)

2008-11-09 23:41:34 | 日々の自然菜園
本日

いよいよ、鶏の解体の日です。

結論から言うと、「鶏の旨さ」「食べるまでの過程」「食といのち」について考えるのではなく、体験として深く行動できた日でした。

そもそも食べるつもりで多めにいただいた廃鶏でしたが、
いざ飼ってみると、おとなしくかわいくなつき、クリスマス・年越し用に少しさばこうか迷っていました。

最近、非常に朝夕が寒くなり、霜も降りるようになった先週から鶏の状況が一転しました。

というのも、あれだけ大人しかった鳥たちがいじめをはじめ、はじめは一羽、翌日は3羽つつかれ毛もなくなり、出血した肌をさらに突かれるような惨事が起こり始めました。

はじめは原因もわからず、
餌の質や量を増やしたり、寒さ除けに藁を鶏舎にかけたり、牡蠣ガラの量を増やしたり、いろいろやってみました。

そのうち、突きがエスカレートし、14羽中の4羽は餌も食べられない状況に悪化してきました。

そこで、日中弱い4羽を別の小屋に移し餌を別にあげ、突き鶏を更に隔離したり、寝る前に餌をもう一度あげたり色々しました。

そして、どうやら寒さに弱い品種で、寒さがストレスとなり、餌も足りず、鶏の数も多いことが原因だとしぼれてきました。

そこで、急きょ今朝♂1羽♀5羽を畑で絞めました。

うちの家内が鶏の解体経験者ということもあり、事前に打ち合わせをし、
速やかに、衛生的に絞めました。

事切れる、生温かい鶏にお別れをいい、
大家さんの庭を刈り、毛をむしり、今朝研いだ出刃包丁で内臓を痛めないように、慎重に暗くなるまでかけて解体しました。

お世話になっている方を呼び、
夜は、昨日収獲したあの『松本一本葱』を使い、焼き鳥&鶏鍋を作りました!

生後500日余りの鶏の肉は、噛みしめれば旨みが口の中でほとばしる風味豊かなお肉でした。
野菜と一緒に煮込んだ鶏鍋の汁は、コクがあり、体温まる一品でした。

出張中の研修生には帰ってきたらモモ肉をご馳走しようと思います。

さん、命を絶ってごめんなさい。
そして、いのちをありがとうございます。

明日から残りのが平和と静寂を取り戻してくれたらと思います。



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5 コメント

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合掌。 (しまっち)
2008-11-10 00:25:40
寒さでストレスになってしまったんですね。
前に見たときはあんなにおとなしかったのに、やっぱり難しいんですね。

トリ鍋&焼き鳥はおいしそうですね。
鶏肉好きの自分としてはとてもうらやましい限りです。

風邪も治ったみたいで何よりです。
返信する
ありがとう、しまっち! (竹内)
2008-11-10 14:30:10
そうなんだよ、鶏飼うの初めてだから手探り段階です。

鶏は本来寒さに強い種なのですが、
ボリスブラウンの親鶏たちは、例外的に苦手の様子。

鶏の味なんだけど、
買った鶏じゃあの味はない、ってくらい。美味しかったです。

今年から、自給型自然養鶏を体系化していくつもりです。

しまっちも飼えたらいいね。
返信する
Unknown (しまっち)
2008-11-11 00:33:45
実際にトリを飼えるのは、まだまだ先の話なのに竹内さんのお宅にもある本をかなり前に購入してます(汗)

すぐには難しいけどいつかはきっと飼います♪
これからもブログで書いてくることを楽しみにしてます。

格別な味でかぁ~。
ホントにうらやましい。
返信する
すごい (ぎり)
2008-11-11 22:30:41
えええ~~~っ

奥さんが鶏の解体経験者って??

奥さんってナニモノ??!!
返信する
ぎりさん、ありがとう! (竹内)
2008-11-11 23:47:07
実は、うちの家内は、関東の有機農業者代表的な埼玉県小川町の金子美登(よしのり)さんの元研修生で、

研修中に、牛や鶏、合鴨といったあらゆる分野を修めてきたつわものです。

そして、友人は20万羽は鶏をさばいてきた猛者。

お蔭で、なんとなくですが
解体できるようになってしまった!

こっちにいると
鶏の解体は、特に特別なことではなく、
「さあ!やりましょ」ってな感じです。

今月のギフトには
鶏は入りませんが、
いろいろ旬なものを入れますね。
配達は、17日過ぎからです。
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