無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

鶏ハウスづくり(2)鶏の導入

2015-03-07 21:10:12 | 日々の自然菜園
本日、ときどき、




今日は、友人に預かってもらっていた鶏をほぼ完成した鶏ハウスに導入します。

ほぼ完成にいきつけたのも、友人たちの手伝いがあったればこそ、感謝です。
あとは、雨どいや水回り、外回りの補強など残っていますが、一応鶏を飼うことはできるようになった感じです。






いろいろな種類の鶏たちがおります。




くず米、米ぬか、カキガラ、油かす、魚粉を混ぜて作った自家製配合飼料と水でをたっぷり用意し、


預かってもらっていた農家さんの補完エサ定番、酒かすで移動の疲れを癒してもらいます。


それから、鶏の床土がない状態なので、
米ぬか、もみ殻、完熟堆肥、蕎麦がらを敷き詰めます。


去年の発酵途中の稲ワラを投入し、鶏のフンと足でかき混ぜてもらえば、自然と発酵床ができてきます。

鶏は、砂浴びが大好きです。
健康な自らのフンと土をかき混ぜ、サラサラの床土で砂浴びをして清潔に保ちます。

もみ殻に、ワラや完熟堆肥に米ぬかを入れることによって、発酵しやすくしてあげます。


止まり木も気に入ってくれたようです。

鶏は夜中止まり木に止まって寝て、フンを落とします。

本来は、獣にやられないように木の上に登って寝ていた名残りかと思います。

これで、生ごみや野菜残渣を泣く泣く堆肥にせず、鶏を養い、卵の余剰ももらえ、その後発酵鶏糞を堆肥の材料にできるので無駄がなくなります。

まだまだ完成ではないのですが、ひとまず鶏のいる生活に戻れた喜びと、今晩獣にやられないかドキドキわくわくです。

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12 コメント

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本、感動しました! (チェリー)
2015-03-14 09:49:07
初めまして。
この度市民農園を借りて菜園を始めたいと思い、色々探すうち、竹内さんの「自然菜園」の本に出会いました。
農学部卒で、学校でトウモロコシとスイカを育てたことと、プランターでトマト・ピーマン・きゅうりは育てたことはありましたが、
竹内さんの本の内容に衝撃と感動をおぼえました。
市民農園は抽選で、まだ借りれるかどうかわからないのですが、いつか必ずやってみたいと思います。そして市民農園は1年ごとの抽選なので、何年もかけて土作りができないのが最大のデメリットです。
1年しかできない場合でも、自然菜園は可能でしょうか?収穫量はあまり期待できなくても、農薬や化学肥料を使わずに、草や土壌生物を生かす方法でやってみたいと考えています。
注意点などありましたらアドバイスいただければ嬉しいです。

また、私は5人の子育てなどの内容のブログを書いていますが、子どもたちのためにも、竹内さんの農法はとても勉強になると思います。
もし、菜園を始めることができたら、私のブログに本を紹介させていただいてもよろしいでしょうか?
↓ブログはこちら
http://s.ameblo.jp/cherrynoblog/

日本全土に自然な農法が広まればいいなと思っています。今後ともよろしくおねがいします。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-03-15 07:44:05
チェリーさんへ

どういたしまして、お役にたてて良かったです。
どうぞ、ブログにご紹介お願いいたします。

うちのAzumino自給農スクールの生徒さんにも、農学部出身の方がおり、
化学肥料の考え方をベースから新しい考え方を理解するのにとても難しく考えているようですが、楽しそうなので、見守っております。

確かに市民農園は、短期決戦です。しかし、今までの履歴は化学肥料や無茶な連作など負担がかなりで、土の生き物の活性も不安なので、

家の光の『自然菜園で野菜づくり』などにはちょっとご紹介しましたが、

一年草の緑肥mixを市民農園(短期)用のブレンドに帰ることをお奨めします。

あとは、
・簡易土壌分析に基づく塩基バランスを考量した完熟堆肥・米ぬか・クン炭テコ入れをした後畝立

・連作障害が出やすい環境なので、ナス科・ウリ科は根元にナス科はニラ、ウリ科はネギの混植を必ず行う(ニラがない場合はネギでも可)

・センチュウの被害も拡大しやすい環境なので、インゲンは作付プランに入れない。

・微生物のバランスが取れていないという理由から、ナスとウリ科は植え付け1ヶ月前にクラツキを必ずする。その際にネギも植えておく。

・米ぬか+油かす(非遺伝子組み換え)を半々に割ったものを、草マルチの上から補う。

・通常草がないので、3月畝立て後、苗を植える畝には、エンバクをバラまきしておくと、エンバクを草マルチとして利用できます。

と、備えあれば憂いなし。とある程度ざっと書きましたが、全部は無理でも可能な範囲で複合的に環境を調えて、野菜が自然に育つ場を作ります。

市民農園は短期間なので、その後どんな風に栽培したいのか、その練習の場位に考えて始めると、最終的にどんな菜園ライフを行いたいか具体的になるので、、とても役立ちますよ。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-03-15 07:49:56
チェリーさんへ

誰もが抱える無農薬栽培したい方の市民農園デビューの心境かと思います。

育児で思い出しましたが、
今度穂高養生園で行うワークショップ年4回も子供も大人も遊べる自然菜園入門「~菜園のあるくらしは、愉しい・美味しい・幸せ!~持続可能な自然菜園入門講座2015」というのもあります。もしご都合がつけばお子さんと一緒にご参加くださいね。

直接の講座で具体的にご質問にお答えできます。
http://www.yojoen.com/workshops/ws2015/ws15_saien.html#main
返信する
ありがとうございます。 (チェリー)
2015-03-15 11:33:30
早速、ご丁寧なご回答をありがとうございました。
アドバイスを踏まえて、できることから、まずは始めたいと思います。
都会では、子どもが自然とふれあう場どころか、遊び場すらほとんどありません。
私は自然菜園の練習の場、子どもは自然とふれあう遊び場ととらえて、気軽に取り組みたいと思います。
ワークショップとても魅力的ですが、経済的にも時間的にも余裕がないので今は残念ながら参加できそうにありません。
竹内さんのご本を教科書にしながら、こつこつと学んでいこうと思います。

今後ともブログ更新やご活躍、期待しております。
返信する
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-03-15 19:07:20
チェリーさんへ

いいですね。
菜園を通じて、いろいろな出会いや子供と大人の遊びと学びの場になっていきそうですね。

ご質問今後もどしどしお願いいたします。
返信する
鶏ハウスすごいです。 (さくら)
2015-03-25 17:56:36
鶏にとってすごく住みやすそうですね。小屋ではなく、まさしくハウスといった感じです。

育苗で疑問点があるのですが、
苗箱やセルトレイから鉢上げの時、前日に吸水させてから浅植えや寝かせ植えをして根鉢に水をかけるようですが、定植と同じで植えてからは水をやらない方がいいのでは?と疑問に思いました。

それと、この春から山に畑を借りることができました。獣害(主にイノシシや猿)がひどいそうです。動物とも仲良くやっていけたらいいのですが…
返信する
ご質問ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-03-25 23:13:51
さくらさんへ

そうですね。定植と異なるのは、定植はその新しい根が大地に根を下ろすこと、

鉢上げは、新しい根がポットの中で新しい根鉢を作ることですね。

ポットの場合、乾燥や温度変化が大きく、土も限られているので、

水をやらないわけにはいかなくなりますが、
私の場合、極力あげなくてもよいように、

黒い寒冷紗で遮光したり、不織布で保温したり、鉢上げしたばかりの苗が、全力で新しい根を張れるよう、工夫し、極力水をあげなくてもよいようにしております。

イノシシや猿が出る畑では、イノシシも猿も食べない野菜(エゴマやソバ)などに限定し、

それ以外はあきらめるか、

電柵やハウスを建ててハウスそのものをネットで包み、侵入できないようにしてその中で野菜をやるなど完全防御で臨む感じです。


むやみに野菜を育てると、被害を拡大するばかりか、餌付けになって子供を増やしてしまうから私はお薦めできません。

山では、タラの芽や山菜、キノコなどの栽培が向いているので、そっちを自給できるようになったらいいですね。
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ありがとうございました。 (さくら)
2015-03-26 17:43:43
野菜作りがイノシシや猿の餌付けになるとは考えてもみませんでした。

自分なりにいろいろ調べて、地元の人にも聞いてみます。
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もう一度質問させてください。 (さくら)
2015-03-26 23:28:58
鉢上げ時に水やりが必要なのはわかったのですが、根の外側まで水分が多くなって酸素不足となってしまわないのでしょうか?
何度もすみませんが、よろしくお願いします。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-03-27 05:49:36
さくらさんへ

★私はイノシシとサルには一筋縄ではかなわないと思っておりますので、そのような場所では野菜はあきらめております。

残念ながら、人が鳥獣害の被害を拡大させていることが多いので、
注意しながら対策をしてから始めた方がいいと思います。

★育苗に関してはなかなか難しいところですが、
前もって育苗土を50~60パーセント水分調整し、鉢上げ後「肥料さし」によるスポットで水を根が伸びて来れるようあげております。

つまり、ご指摘のように酸素不足にならないよう、しかし水みちを確保できるよう水による誘導を行います。

「水打ち3年。」といって水やりには3年以上の修行が必要なほど難しいことなので、本では伝えきれずAzumino自給農スクールで「自然育苗コース」が生ま(増設)れました。

一度観ればなんとなくわかると思うのですが、文字だと逆に難しくなってしまいますね。
返信する

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