無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール (公財)自然農法国際研究開発センター見学会その2 水稲

2015-08-03 06:59:51 | 自然菜園スクール
本日、のちの予報。


お昼を食べた後は、(公財)自然農法国際研究開発センターにお邪魔しました。

午後は、前半は水稲チームの三木さんに水田を案内していただきました。

この試験場がうまれて30周年。自然農法がうまれて70年。
無農薬の田んぼの仕組みがいろいろと科学的にもわかってきているそうです。

私は、畑に比べると田んぼは素人に毛が生えた程度なので、試験場の研修は中川原さんの下育種だったので、
卒業後は三木さんのご指導のもと、自給用の無農薬の田んぼを勉強させていただいております。

とてもシンプルな稲。田んぼと水と太陽が稲を育ててくれています。
「草が生えにくい田んぼにし、稲を健康に育てる。」と三木さんは無農薬の稲の基本を丁寧に教えてくれました。


田んぼに行くと、無肥料の区画、米ぬかの施肥量での違いなどを見学できました。

草が生えにくい田んぼの仕組み。
生えてくる草によっていろいろ田んぼが教えてくれること。
水管理について。

暑かった中、参加者は一生懸命耳を傾けておりました。




穂が出る直前の自然農法のコシヒカリ。

株元の草はほとんどなく、あっても大きくなれず、風通しは良く、光も株元まで届く理想的な田んぼでした。

下葉も彼がほとんどなく、葉も固く幅広く、まっすぐ立っており、元気そのものでした。

自給を考えると、お米や麦、穀類を育てたくなります。

田んぼでお米を育てながら、野菜や穀類を育てるとなると、大変です。

そこで、今回教わったようななるべく草が生えず稲が元気に育つ田んぼになるようしておき、
自分たちで手がかけれる分だけの面積をしっかり野良仕事した方が、気がいき届き愛情をかけてあげられるので、お奨めです。



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Azumino自給農スクール (公財)自然農法国際研究開発センター見学会その1

2015-08-01 21:31:54 | 自然菜園スクール
本日、


最高気温35℃の猛暑の中、元(公財)自然農法国際研究開発センター(略称:自然農法センター)職員で、私の恩師の中川原敏夫さんの圃場を見学させていただきました。




マスクメロンが暑い中、見事に実ってお出迎えてくれました。




中川原さんの栽培の特徴は、昨年の果実そのものを土に還し、自然生えさせて、間引かずに集団に育てているところです。

トマトの実を丸ごと植えて、一家族で育て、6本の支柱に誘引していています。


ナスも


ピーマンも集団で育っています。




無農薬のリンゴもたわわに育っていました。


その木陰で、質問タイム。

刈った草は野菜の株元に敷かず、種からではなく実そのものを植える、石があった方が良く育つなど今までの常識に?がつく見学会だったので、みんなで疑問・質問を率直に聴いて教えていただきました。




健康のための草刈りも中川原さんの畑の特徴で、立ち長鎌という独自の鎌を地元の鎌屋さんと共同開発中で、新型の鎌の使い方を披露していただきました。

信州の古間鎌をベースに、立ちながら通路のオーチャードグラス(草)を刈り、通路のわきに敷いていく。

その美しい所作にみんな目を見張っておりました。

日頃忙しく、なかなか勉強に出れない今日この頃、みんなと久々の師匠の畑の見学ができとても有意義な時間を過ごせました。
一見は百に如かずとはよく言ったもので、野菜と草と種の三位一体の圃場で生き生きと鎌を振る中川原さんの姿勢に、私も元気をいただきました。

コメント (6)
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