2024年11月20日(水)
京丹後市久美浜町は、京都府北西部にある日本海に面した街。明治時代には約3年間県庁が置かれた。海に龍が現れた伝説が残る。
丹後半島の海沿いの国道の並木が2~300mだったが色づいてきれいだった。
京都丹後鉄道久里浜駅。京都丹後鉄道の親会社は高速バスWILLERを傘下に持つ。駅舎はお寺をモチーフにしたのではなく明治時代に久里浜に県庁が置かれた時の県庁をモチーフにしている。駅舎入口に「(愛称)龍伝説の里駅」と大きな駅名板を吊るしている。
旧久美浜町役場。旧県庁は数百メートル離れたところだが何もない。久里浜県庁は約3年間だけで豊岡県の設置より廃止された。
街の中心部に小さな川が流れすぐ久美浜湾に注ぐ。コンクリート製の古い橋がお歩きさんにの満足度を高めてくれる。
この先はすぐ日本海(久美浜湾)である。
久美浜湾。鎌倉時代、干ばつで飢餓を心配されたとき、一遍上人が訪れ祈願したらこの湾に龍が出現し雨を降らせたという伝説がある。
中心部。江戸時代には天領となり代官所が置かれこのあたりは賑わっただろう。北前船で富を得た豪商の屋敷が近くにある。代官所跡が県庁となって丹後・丹波・但馬・播磨・美作などを管轄したが、その後播磨・美作などが分離され、豊岡県ができて統合された。
このしろ寿司とは、酢漬けにしたこのしろ(こはだ)の腹にオカラを入れた姿寿司でこの地方の郷土料理。
鉄道の高架橋に記載されているように昔は国鉄宮津線だった。そして北近畿タンゴ鉄道(KTR)となり、現在のWILLER TRAINSの京都丹後鉄道となった。