自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

エミール大師の語る、アメリカの過ち:物質偏重

2013年07月04日 | 健康と直結する”一元論”について

建国の精神と離れてしまえば・・・・平成25年7月4日

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 写真出典wikipedia

 著者はしがきから

わたしは1894年に極東を訪れた11人

の調査団の一員であった。

3年半にわたる極東滞在中、ヒマラヤ

の大師たちに接触した。

大師は私たちが 偉大なる法則の働きを

実証されるのを実際に見るために、

大師がたの生活の中に親しく入り込む

ことを許してくれた。


私のノートを今ここに、

“極東における、大師たちの生活と教え”

と題して、発表するが、そこに盛られた

内容をそのまま受け入れるか、否認する

かは、 読者の自由である。

 

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 アメリカ開拓時代07

エミール師は、アメリカ大陸発見後に続く

開拓時代のことに触れてから、

独立宣言について 次のように述べる。


独立宣言書への彼らの署名は、偉大なる

出来事です。

かくして、自由な鐘は鳴りだした。

皆さんは信じるかどうか分らないが、

あの鐘の第一声は、ちょうど真下にでも

立っているように、私たちに、はっきりと

聞こえたのです。

 

あの鐘の小さな中心から発した

ヴァイヴレーションは拡大されていき、

遂に、いつの日にかは、全地球上の最も

深くもっとも暗い隅にも滲透し、もっとも 

曖昧無知なる暗い心をも啓蒙するでしょう。“

 アメリカ開拓時代04

写真≪出典)labaq.com/archives/51143412.html -


独立宣言に使われてフレーズを大師は ここで

引用して、アメリカ建国精神について、語る。


あの、独立宣言に盛られた、言葉を思い起こせば、

一つ一つが神の催しであったことに疑いの

余地はありません。

考えてもごらんなさい。


どこの国の歴史に、これに比肩し得るものが

あるだろうか。

現在においても過去にいても、この独立宣言書

の手本になるようなものがあったでしょうか?

 

神の創造計画が顕現していく、過程の一部分

であることに疑いがあろうか。

其の後の、神の真理の顕現過程において、採択

された、 ”多即一”(*1)という 合言葉が 

神から来るものであることに、疑問があり得る

だろうか?

 

それはもはや、人間心から聞か知的に出たもの

ではない。

われら神に信託す”(*2) という、あの象徴的

な語句は、一切の創造主である、神へのもっとも、

楽天的な信念、信頼を示すものではない

でしょうか?

 

写真出典wikipedia

 

さらにまた、あの鷲(最高の憧憬を象徴する鳥)

を 国の象徴として、選んだこと(*3) 

それは、この国の人々が 魂深く霊的であったか、

または、人間智慧を迎える建設をしたことを示す。

 

以上はアメリカが全世界のガイドと なるべく

定められていることを物語るものではないで

しょうか。

 ・・・・略・・・・

ところが、それから先では、重大な問題を犯して

しまいました

皆さんは、自国の霊的意義を悟らず、圧倒的

大部分の人々はまだ、物質的霊性の中に眠って

いるからです。

 

偉大なる、魂の持ち主たちが貴国の運命を導いた

こと、しかし、彼らは、人々からほとんど

その真価認められることなく死んでいった

ことを、私は良く知っています。

 

建国の道は のこぎりの歯のごとくに、凹凸が

多く、困難であった。 

それは、人間がこれまで自己限定の考え方をし、

卑俗な考え方で、道を築いてきたからです。

 ・・・・略・・・・

これまでに築かれた国家を全部考えてみなさい。

唯物主義が いつともなしに忍び込み、次第に

前国家構造をむしばみ、ついに、それ自身の

異常な重みで、崩壊するか、或いは建国の

原動力となった法則を誤用して、唯物主義は)

破壊でもしない限り、正確なる霊的理解の上に

築かれた国家が最も長く存続し、また、永久に

存続することはないでしょう。

 アメリカ開拓時代04

写真≪出典)labaq.com/archives/51143412.html - キャッシュ

 

各国家が没落したら、あとはどうなった

でしょうか?

神の原則は、以前として保持されていること

わかります。

即ち、次々と失敗は起きていくが、その失敗の

中に、実は徐々に、前進していくのが読み

取られます。

こうして、終局において、すべては 神=多即一 

に帰結しなければならないのです。

 

同胞諸君よ、以上のことを悟るのに、何も

預言者を必要としません。

コロンブスがアメリカ発見の旅路に出発した

当時と、その後、暫くの間のスペインが

どんな国であったか。

 

このスペインが今は、どうなっているかを見る

がよい。

遠からず、スペインは、自分の子(貴国)と戦争

をするでしょう。


その時、たとえ よろよろしながらでも、立派

に戦うことも、旗色の撤回もほとんどできない、

どうにも、仕様の無い無力な国民に成り果てた

ことが露呈されるでしょう。

 

しからば、その無力はいったい何からくる

のでしょう。

それは、国家としての活力の喪失ではないで

しょうか。


 国民にしても、他人にしても、常にそんなもの

ではないでしょうか。

貪欲にせよ、獣欲にせよ、肉体上の欲望は充足

されれば、結果は常におなじものです。


なるほど、繁栄や成功はしたように、見える。 

しかし、結局短命に終わるものです。

 

あたかも、老人のような、よろよろした、

不確かな足取りのようなもので、老衰し、憔悴し、

消耗した形態が、短命の事実物語っている。

 アメリカ開拓時代04

真≪出典)labaq.com/archives/51143412.html -

 

しかしこれに反し、もし、国家の霊的力を保持し

発展させるならば、五百年たっても、五千年

たっても、一万年経ても、永久に、この国家は、

全盛期のように活気凛々とし、活力に満ちる

でしょう。” (111~113)


はたして、このエミール師の言葉をわが祖国

日本に当てはめてみると、どのような、

見解が得られるのだろうか・・・

我が国の霊動力とは?

それを理解し、それを正しく保持するとは?


アメリカにはびこる唯物思想を指摘する

エミール師の言葉は、決して、対岸の火事を 

遠目で見ているような話ではないと感じた。

***********

*1)

合衆国国壐の表面には胸に紋章を当てた

鷲が羽を広げ、口には 

多より、一 ( e pluribus unium) と

ラテン語表記のリボンを口にくわえ、

13枚の尾羽をもち、右足に13枚の果実を

つけた13枚の葉のついている木の枝を握り、

左足に13本の矢を握り、さらに、頭上には、

丸井雲の中に 13の星が輝いている図が

描かれている。


13は古代の聖徒にとっては、

聖なる数であるとされる。

裏面には、下にラテン語で、

novus ordo seclorum (世界の新しき秩序)

の文字があり、そのうえに13段階の

ピラミッドが描かれている。


頭上の冠石はなく、頂上にあたるところに、

△の光の中に、目が輝いている。

これは ”一切を見給う神” を象徴し、

その上にラテン語で、


”annut coeptis" 神は我々の全てを

祝福し給うとある。

この文字や前期のラテン語の文字も 

字数合計は13となっている。

 

 *2)

アメリカの硬貨にはすべてラテン語で 

ラテン語の”多より一” 、および、英語で 

”われら神に信託す”と刻印されている。

 

 *3

タカは人間の実相を象徴するといわれる。

歴史的には、最初は鷹ではなく、不死を

顕わす、不死鳥 フェニックスが

用いられていたという。

 アメリカ開拓時代07

写真出典)labaq.com/archives/51143412.html

 

参考)

 ヒマラヤ聖者の生活研究―自由自在への道 全5巻

S54年6月5日第五版 ベアード・T・スポールディング著 

仲里誠吉訳 霞が関書房

 

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