自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

エミール大師と共に:母堂から貴方へのメッセージ

2013年07月28日 | 健康と直結する”一元論”について

すぐそばにいるのに・・・・   平成25年7月28日

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著者はしがきから

わたしは1894年に極東を訪れた11人の調査団の

一員であった。

3年半にわたる極東滞在中、ヒマラヤの大師たちに

接触した。大師は私たちが 偉大なる法則の働きを

実証されるのを実際に見るために、大師がたの生活の

中に親しく入り込むことを許してくれた。

私のノートを今ここに、“極東における、大師たちの

生活と教え”と題して、発表するが、そこに盛られた

内容をそのまま受け入れるか、否認するかは、読者の

自由である。

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大師からもっとも愛されているという400歳の老齢で

18歳の若さを保った麗人である、彼女は語る。

 

”私たちは低い意識から高い意識に映ることの意義を

もっとよく理解したいという望みをもっています。

・・略

私たちが摩訶不思議なことをやってきたわけでなはい、

貴方がたはわかっています。

本当の霊的側面から働く心は、常に一切の物を観ずるに、

その奥にある完全なる実相を持ってするのであります。

 

その時、偉大なる奥深き意義が啓示されるのであって、

何も、特別な神秘というものはなく、したがって、

摩訶不思議も奇蹟もないのであります。

 

この低い意識から高い意識に映っていくということは

不調和のみが支配している物質的なものを排除し、

すべてが調和され完全である、実相意識に還ることを

意味するのです。”(232)

 

最後にエミール師の母堂が完全な英語を使いこなし

澄み切った声で調査団に次のように語った。

 

”私たちは、世間の人々なら、不信と嘲笑いで観られる

ような、特殊な能力を与えられ、人々にそれを使って、

出来る限り 理解してもらうよう努力しています。

 

しかし、人々は誤った考え方のために、(そういう能力は)

生活圏の外にあるものと疎外して見向きもしません。

 

これらの力が特殊な力でなく、すべての人々が利用

するようになれば、これまで俗世間で死にもの狂いに

しがみついてきたものよりも、はるかに真実ではるかに

活き活きしたものがあることに気がつくでしょう。

 

人間は有限な卑俗な五官で見て、感じて、触れて、

物質的な物にしがみついて生きています。

この部屋やあなた方の居心地の良い部屋の照明や温熱の

仕組み、あなたたちが食べた物ですらこの力で生まれだ

されたものです。

 

貴方たちはそれを 光線と呼ぶでしょう。

私たちは、それを偉大なる普遍な力とみなしています。

この力に 人間が触れたとき、蒸気や電気、ガソリン

石炭などのエネルギーより、はるかに、効率の高い

ことがわかるでしょう。”(233)

 

これこそが自然の生き方、神が見給う生き方であり、

かつ、あらゆる善き宗教の指導者たちが導いた道でも

あります。

 

そのほかのものは、すべて不自然であり、利己的道で

あり、困難な道[霊的に)であります。

・・・略

 

今、目の前に料理が並んでいます。

これは私たちが出会いを悦び、寿ぐ機会でもあります。

俗な心の人たちが考えるものと違い、実は悟りと成道の

祝典の一つです。

 

この集まりは、 人間的エゴの象徴の小我から

実相意識の大我の変換への象徴です。

。。。略

肉体が完成されると、肉体そのままで昇天し、天界に

入ります。

こうして、天界に入った私たちがまた、再び、ここに

集まり、ある限られた時間の間、肉眼に映る形で存在

します。

 

それから、再び、限界を去り、肉体のままで

俗な人たちの眼には見えない、意識の中の場所に映って

いきます。

 

こういう機会を持つために、私たちは 自分の意識

を実相意識に切り替え高めなければなりません。

同時に、肉体を完全に浄化して、天界にそのまま

昇っていく大師たちは 意のままに、その姿を私たち

の前にあらわすことも可能です。

 

 

姿を現す目的・・それは、

この現象界に来て、自分たちの教えに感応する人々に

(インスピレーションなどで)教えを教示するためです

私たちがその教えを受ける心構えが整ったとき、

貴方たちの直観を通して、ときには、個人的に接した人

との会話から、あるいは、本で読んだり、聞いたりして、

必要な、その人への 実相の教えが与えられるのです。

 

この話はまだ不可解に思えたので、隊員の一人が

そのようなエネルギー、言い換えれば、

想念やコトバの持つ力について尋ねた。

応えがあった。

 

”この小石を水の中に落とします。すると、波紋が広がり、

時間の経過でその力を失い、波紋は止まります。

 

しかし、本当のところはこうです。

波紋が水の端までゆくと、すぐにもとの中心に向かって

戻りだすのです。 

 

そして、戻りつくまで決して速度をゆるめることはあり

ません。これは私たちが考えたり、逝ったりする想念や

言葉を正確に象徴しています。

 

想念や言葉は 波紋に相当する波長を引き起こし、

円を描いて次々と波及していきますそして、ついには

宇宙を巡って、再び、その発信者に還ってくるのです。

 

良かれ悪しかれ私たちのカンガエや言葉は、

それを発した時とおなじように、確実に私たちに

帰ってくるのです。

・・・略

種子を植えておけば、太陽と地球とが協力して

巨大なボダイジュでも、小さき花にでも 造りだす。

 

同様に、魂や霊も、人間の求めに応じて、言葉や観念

によって求めるものを人間に与えるのであります。

せっかくの天界に、物質的考え方を霞のように

張り巡らしたため、そのために、人間は天界から

離脱してしまっただけです。”(235)

 

天界から離脱した(と思い込んでいる)から、

あるいは、そんなことを考えたことすらないから、

こうした 能力すら忘れてしまったということなの

だろうか・・・・

 

参考)

ヒマラヤ聖者の生活研究―自由自在への道 全5巻

S54年6月5日第五版 ベアード・T・スポールディング著 

仲里誠吉訳 霞が関書房

 

コメント
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