夏の終りに開く華６

白銀の華は、あくまでもきれいに開いて、散っていきました。
「命のようだ」と芥川にかかれた花火は、夏の終りを飾って、去っていくようでした。
春に手向けられなかった花を、祈る気持ちで数える、特別な気持ちで迎えた隅田川の花火…。あげてくれて本当によかった。どうぞ、安寧な彼岸にたどりついていただきたい…。私たち、頑張って、応援していきますから…。夏は終ります。
■桜茶ヤ （東向島、東京）

←夏の名残を追う…。


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夏の終りに開く華５

この距離ですから（笑）。周囲の街路や屋上からも、拍手や歓声があがります。美しいこと…。

夏の終りに開く華４

屋上の一隅、明かりのないゾーンから狙いました。鎮魂を意識している…例年と違う、白と銀の花火です。
この華に見送られて、どうぞ間違わずに、境を越えてほしいと願いました。祈ることしか、できないけれど。

←淋しく美しい


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夏の終りに開く華３

提灯の狭間でも、これだけ見事にあがります。
距離が近いので、音ときれいに連動しました。

夏の終りに開く華２

のんびり、お弁当をつかった後は、母屋の料亭の屋上に移動しました。前面に首都高と隅田川、後面に来年、開業するスカイツリーが静かに佇んでいました。
提灯はなくてもよいのですが、安全条例にひっかかるそうな。

夏の終りに開く華１

花火は二つの会場で打ち上げられます。第一会場は言問橋、桜橋に近いゾーン、古くからの向島料亭街に近い川添は、交通規制エリアである以上に、道が細く、駐車場の数も少ないゾーンです。
早めにゾーンに入り、散策を楽しんだ後は、頼んでおいた、のんびり夕食をとります。
花火のための特製弁当をつまみながら、この半年の時間に、思いをはせます。震災で悲しかったこと、ここからしなくてはならないこと…花火は命の象徴のようなものだから、話さねばならないことは、多々あります。
お弁当は多種類で、時間差で楽しめるように、よく工夫されていました。
■花火の特製弁当、チェリー （東向島）

←右上からスタートすると、よし（笑）


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夏の終りに開く華０

土曜日のお目当ては、延期のはてに開催が決まった、隅田川の花火です。
被災地の鎮魂と花火師の復興支援をこめて、開催が再度、決まったもの。
月遅れです。待ちます（笑）。