嬉しいニュースを聞きました。
国連世界食糧計画(以後、国連WFPと略)が、2020年のノーベル平和賞をいただいた、とのこと。
私がこの活動に関心をもったのは、学校給食プログラムからです。
「学校にいけば、お金を払わなくても、給食が食べられる」ための、支援活動です。
児童生徒を働かせている親族であっても、一食でも浮くから、口減らしのために、子供を学校にだしてくれます。
学校にいけた子供は、一日一食でも食べられて、読み書きを学び、健康に近づく暮らしがあることを知るのです。盗まなくても、殺さなくても好い未来があると、知るチャンスを受けとるのです。
こんな素敵なこと、あるんだ!
じゃ、私ができることって?
仕事に出向く日の一本のペットボトル(その頃、自販機で100円でした)を、これに当てよう!
そうして、毎月二千円の応援を始めたのでした。
まさに貧者一灯です(笑)。が、私だけでは何もできなくても、皆が持ち寄る灯は、光を放っているのです。
この学校給食プログラムで育った子供たちが、職業について、次の世代を育てる時、世界は少し住み良くなると、私は信じています。
食べて、笑って、安心して眠って。
生きる基本が有ってこそ、学び、考え、選ぶことができる。その先に、思いやりとか未来とかが、在るのだと、思います。
国連WFPは、他にも沢山の支援活動を行っています。食の確保を通して、未来に繋がる活動をしています。
寄付はちょっと……と思われる場合、スーパーで周りをみてください。
「TFT 」とラベルのついた食料品を、選んでいただくと、嬉しいです。
これは、「Table-for-two」の印です。貴方が買ってくださった品物のメーカーが、寄付をしてくれます。
自分が食べる時、誰かも食べるチャンスが生まれるのです。
国連WFPの直接支援以外にも、
いま開催中の「おにぎりアクション」も同じように、誰かの食に繋がります。
今日、食べることが出来た皆さん。一歩をお願いします。誰かの未来に繋がる食を、プレゼントしてください。
戦争しなくても、生きられる世界を作る、確実な一歩があるのです。
過労死予備群、2020/10/11記