庭の萩が遠めにも判る様になってきた。でも周囲は草茫々で草薮に等しい。それでも花数が出揃ってくると秋の到来を感ぜずにはいられない。
フイールドのヤマハギも花を満艦飾にして風に揺れているのだろう。今期は眺めることも出来ない身の上だ。庭の草薮から花枝を揺らせている萩も風情があるが、フイールドの身の丈3mに近い大萩の満開は声も出せないほどの悪党菅、でなくて圧倒感がある。
通院するのに車まで飛び石を伝い松葉杖で通るのだが、どうしても萩の枝先に触れる。その後はお決まりの様に腕がムズムズしてくるのだが、見れば必ず薄緑色のアブラムシがいる。枝先に群がっているから仕方あるまい。吸蜜用に植え込んだものだから殺虫剤も使えない。いや使いたくても自由が利かぬ身では無理な話である。