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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**義兄身罷る(三十一文字)

2013-02-27 | 今はうたかた

  大寒波車も止まる猛吹雪悲報に走る臨終の床

  義兄の身は内憂内患内戦の戦士を終えて旅立てるなり

  雪の郷縁遠ければ着る服の間に合うもなく列車で向かう

  雪の夜は音も聞こえず冷えつのる義兄小さき棺に静か

  哀しくも懐かしくあり義兄送る最強寒波豪雪の中

  鉛色雪の空色懐かしく零度の道をお斎に向かう