泥水池周辺が立ち入るのも嫌になるほど草丈が伸びたから刈り払いをする。水辺や水路周辺の刈り払いは一手間必要なのだが、なかなか理解してもらえない。
刈り草を水路や水面に落とさないよう刈り刃を操作しながら作業してもらえると有難いけれど、ここに限らず選択的刈り払いや刈り込み高さの区別など地理的条件、環境、植生状態など状況に応じた一連の配慮を記憶にとどめてもらうのは難しい。
たかだか「刈り払い」と言えど刈り払う理由も目的も異なり「されど刈り払い」なのである。田畑の草取りとは全く異質な行為であるが、刈り草は数日放置乾燥させてから部外に集草集積する。これも敷き草として土壌や植物の保護に使える畑地とは異なり、猪が闊歩蹂躙する畦や堤ではイノシシの被害減少のためにも集草集積は欠かせない。