トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

意地の張り合い

2014-08-08 | 小人閑居して憮然

Photo  先般、稲穂が出そろったところで丈の半分から刈り取った水稲、遅れて出穂した穂が稔ってしまった。「刈り取らねば」と思っていたところを猪に先んじられた。

 このままだと数晩で全て水漬けとなってしまうから、急遽穂切りをした。もともと水田ではないし収穫は考えていないのであるけれど猪には与えたくない。雀の様に穂だけを食べてくれるのなら一向に構わないのだけれど、踏み倒してグチャグチャにされるのが気に障る。

Photo_2  水漬けにされてしまうと羽化台にもならず、稲を生息場所や食料にする昆虫がいなくなってしまうからだ。専業農家出身の小生としては「穂切り」などしたくは無い行為であるけれど、猪には断じて与えたくない。まあ、大人げないが賢人でもないし譲れない。


溶化?いえいえ蛹化

2014-08-08 | 小父のお隣さん

Photo 連日の真夏日、フェンネルの幼虫が全て消えた。まだ食べられる部分はあるから次の段階に進んだのだろう。

 早朝、リンゴの葉にアゲハがいた。フェンネルを食べていた仲間かと思い撮影しようと思ったのだが撮る前に飛び去ってしまった。家の中から見た感じではキアゲハでなくナミアゲハの♂の様に感じた色合いだったが…。Sn3d0293

 近くに蛹があるか見回したら雨樋に一体、窓枠の外側に一体あった。雨樋の一体は羽化前、窓枠の一体は抜け殻だった。サイズが明らかに異なっていたが、食糧事情によるのか、種類が異なるのか小生には判りかねる。

 フェンネルからの移動距離は3m未満、フェンネルを食べたお仲間と思っても不都合は無い。アゲハの幼虫や蛹では、ジャコウアゲハは毎年見るが、キアゲハの蛹は稀だ。ヤマトシジミは通年庭で舞っているが、幼虫や蛹は知らない。