
庭の池から上げたドブ貝、マツカサ貝、シジミである。マツカサ貝は今夏5個体を失ってしまった。避暑させれば良かったと思っても後の祭りだった。写真下段の5体を今夏に失った。
それはそれとしてタナゴとセットで庭の池で飼育している二枚貝を今冬はフイールドで過ごさせてみる事にした。タナゴは昨季も今期も産卵管さえ見せず稚魚は得られなかった。オスの体長は十二分に成魚なのだがメスの大きさがどうも小さいままで推移している。未熟体とも思えず、水田放水路から救出した群れなので死滅はしなかったものの除草剤や殺虫剤の暴露を受けていた環境下であったはずで、そのための不妊症なのかと思い始めている今日この頃である。今のところ元気な群れなのだが子孫が得られ無いとなると寿命が尽き数年内に姿を消す。
話を変えると昨季の二枚貝はあまりにも猛暑で水温が30度を超える事態になったから7月から9月中頃までフイールドの池に避暑させた。ほぼ「70日間夏季一蹴」であって、一個の貝も失うことなく庭の池に戻し越冬させることが出来たのだった。
今夏は猛暑日はあったものの水温は28度と限界ギリギリだったが避暑させずに置いた。その結果なのかどうか5体を失うことになってしまった。すべてがマツカサ貝でドブ貝は生存出来ている。9月の中頃になって実施した事のないフイールドの環境に来季の繁殖期まで委ねる事にいささか躊躇や懸念も無い訳でも無いのだが、人工餌での給餌だけでは肥培が滞る気もするから、ここは思い切って自然環境に近い状態に委ねてみる。
マシジミは加えなくても良いけれど参考までに同居させるのだ。シジミは毎年連続して繁殖を続けており、逆に大型のシジミの貝殻が目立つようになった。シジミの寿命も数年なのだろうから当たり前か…。今期の稚貝は既に3~4世代目になっているはず。おいらの欲するのはタナゴの次世代、宝くじ数億円。
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