トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

シェルター水路と沈泥池の抜去除草終わる

2021-09-25 | 水辺環境の保全
 ようやく泥水池1~3と沈泥池、シェルター水路の抜去除草が終わった。泥水池4は先般の除草でヒシのみ残したままでキシュウズズメノヒエとカサスゲの抜去の必要はなく、泥水池5は最終段なので水底で刈り取って終わっている。ここはキシュウズズメノヒエでは無くてイネ科には違いはないものの密生大型の種だ。イネ科大型種にはイヌビエがあり、これも繁殖力旺盛なものの株は抜きやすい。
 しかし泥水池5や沈泥池に繁殖したこのイネ科の野草は抜き取り難いだけでなく厄介な性質がある。それは細い葉の両端に目に見えないのこぎり状の刃があって、不用意に顔や腕が触れると切り傷になるほど切れ味が鋭いのだ。写真の株は沈泥池で抜いた大株なのだがここまで育つと両腕でも曳き抜けない。鍬を打ち込んで抜くしかないほど根張りは強固になる。

 シェルター水路の除草は水域内はキシュウズズメノヒエとウシノヒタイが主で、ウシノヒタイは泥中に根を張らないから一カ所を引けば一株一挙に回収できて楽である。東側の法面からジュズダマが倒れ込んで水域を覆っている部分もあって、最初はその部分を刈り取ってからの水域内除草になった。
  日当たり良好部が繁茂する  ➡    除草完了

 沈泥池も周囲の法面から覆われてしまった部分が多かったものの、これは堤の上端面に送り返して抜去した根株で押さえつけて済ました。植物質は分解されるし泥は堤の嵩上げになってくれる。
                    除草終わり   ➡   泥上げして終了