単なる黒っぽい中型のトンボだと思っていたのが飛翔体での感想で実際にしげしげと眺めた感想とは雲泥の開きがあった。今期の収穫は近くで飛翔さえしてくれれば「タカネトンボ」の判別が出来るようになったことだろう。ハネビロエゾトンボが出現すれば「とてもよく似ている」とS先生はおっしゃるから撃沈には間違いないのだが、今のところ、出現してはいないので自分的には信頼度がある。
それはともかく、今回もたびたび視認している林接池でパトロール中のオスに出会った。たまたま居合わせたSさんが捕獲してまじかで観察させてもらったのだ。第一印象は「こんなに小さかったのか…」で、飛翔体はもう少し大きめに思えたのだった。
S先生は特徴の説明をしながら木漏れ日に胸を晒してくれた。これまたびっくり玉手箱で、黄金色に輝くではないか。最初は研ぎ澄ました刃に焼き色が付いたかのような鈍い発色だったのが、日当たりの良い場所で晒すと光り輝くのだった。これ一つとっても、ただ眺め見送るだけの情報と子細に検分する情報からでは情報量がまるで異なる。当たり前と言えばそれまでなのだが、捕獲写真は原則撮影してこなかった小生には隠された宝物を見つけたような気分になった。
放した後、一旦は舞い上がって姿を消したオスだったのだが幾ばくも無くして戻ってパトロールを始めたのだ。しかし、姿を消したその間に待望のメスが飛来して産卵してくれた。水際すれすれの打水産卵だったのだが足元だからカメラを向けたものの水面だとピントが合わない。その上飛翔しているからボケてしまう。それでも写真を載せたのは産卵時の尾末節を背側に上げていたのが判るからである。コロナワクチンを打つ注射器の保護カバーそっくりだと・・・。
このメス、十二分に堪能させてくれるほどの時間を産卵に当ててくれた。S先生曰く「数百は産んだでしょう」とのつぶやきだったが、この水面から来期は多くのコヤマトンボが発生するかと思うと水見回りは疎かに出来ない重要事項である。水は命の母なのだから。少年の頃に口ずさめた歌唱「母こそは命の泉…云々」は合唱曲だったような感覚があるが、もう出だししか記憶にないし何処で覚えたのか全く分からない。文化とは程遠い貧乏田舎の生活だったのに今にして思えばハイカラな歌だった。
タカネトンボも手にって初めて光り輝く表面を知れたが歌曲だって口から出てこそ音輝くのだ。ちなみに小生は音痴であるがウンチは毎朝訪れる。頓智はあまり無い。イチゴサッテモウシタモウシタ・・・。
それはともかく、今回もたびたび視認している林接池でパトロール中のオスに出会った。たまたま居合わせたSさんが捕獲してまじかで観察させてもらったのだ。第一印象は「こんなに小さかったのか…」で、飛翔体はもう少し大きめに思えたのだった。
S先生は特徴の説明をしながら木漏れ日に胸を晒してくれた。これまたびっくり玉手箱で、黄金色に輝くではないか。最初は研ぎ澄ました刃に焼き色が付いたかのような鈍い発色だったのが、日当たりの良い場所で晒すと光り輝くのだった。これ一つとっても、ただ眺め見送るだけの情報と子細に検分する情報からでは情報量がまるで異なる。当たり前と言えばそれまでなのだが、捕獲写真は原則撮影してこなかった小生には隠された宝物を見つけたような気分になった。
放した後、一旦は舞い上がって姿を消したオスだったのだが幾ばくも無くして戻ってパトロールを始めたのだ。しかし、姿を消したその間に待望のメスが飛来して産卵してくれた。水際すれすれの打水産卵だったのだが足元だからカメラを向けたものの水面だとピントが合わない。その上飛翔しているからボケてしまう。それでも写真を載せたのは産卵時の尾末節を背側に上げていたのが判るからである。コロナワクチンを打つ注射器の保護カバーそっくりだと・・・。
このメス、十二分に堪能させてくれるほどの時間を産卵に当ててくれた。S先生曰く「数百は産んだでしょう」とのつぶやきだったが、この水面から来期は多くのコヤマトンボが発生するかと思うと水見回りは疎かに出来ない重要事項である。水は命の母なのだから。少年の頃に口ずさめた歌唱「母こそは命の泉…云々」は合唱曲だったような感覚があるが、もう出だししか記憶にないし何処で覚えたのか全く分からない。文化とは程遠い貧乏田舎の生活だったのに今にして思えばハイカラな歌だった。
タカネトンボも手にって初めて光り輝く表面を知れたが歌曲だって口から出てこそ音輝くのだ。ちなみに小生は音痴であるがウンチは毎朝訪れる。頓智はあまり無い。イチゴサッテモウシタモウシタ・・・。