トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

産卵期とはならなかった・・・

2023-08-03 | 小人閑居して憮然
 理由は全くもって不明。池のタナゴ、オスの婚姻色は3月末から観察できたもののメスには全く産卵管が出ないまま8月に入ってしまった。連日33℃前後の気温が続いている今日この頃では「産卵管が出ない」よりも「産卵母貝の損耗」を考えねばならなくなった。避暑に山のため池に戻し春まで越冬も兼ね養生させるのが最善の第一選択肢でもあり高水温を低下させれない庭の池ならばなおの事、早めの対処が肝要だ。

 先日、オオカナダモの抜去退治の折りに個体サイズの小さい貝と池に居るタイリクバラタナゴの繁殖用に繁殖母貝サイズを残しており、その生存確認をしたのだがドブ貝2枚が失われていた。時折集中的に降る雨で泥の流入が激しく、その影響かもしれないのだが生簀は砂層の底ではなくなって泥と置き換えられてしまった。こんな環境要因も影響しているのだろう。庭の池の母貝も現在のところ底に全身を現し開いてしまったのが見える。少なくとも母貝として役立てたいサイズ数枚を今期は失ってしまったと言って良いだろう。

 タナゴが産卵管を出していても8月初めには避暑をさせ春まで養生させるようにしてからは母貝を失う事は減ったのだけれど今期の高温状態と産卵管を一匹も出してくれなかった状況では繁殖は無理であって、昨季より「疑似自然繁殖」を準備していただけにガッカリさも増す。
 何かトラブルが発生すると「予測不可能な事態」としての弁明多々の傾向もある会見や発表も多いけれど「産卵管が出てこない」なんて事態は予測不可能で青天の霹靂で、まあ、我が白眉も曇るのだが朝曇りは猛暑の印、今日の警報予報値は「32」が表示されている。昨今高温、お山は休業…てなもんや三度笠。