トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「ギンヤンマ初見」

2023-08-19 | 小父のお隣さん

 棚田部の中央に羽化台としてトクサの鉢を設置して「おっつけ抜き盗られるのだろう…」と思いつつ撮影した。ところがその当たりを周回するヤンマ型が目についた。紛れもなくギンヤンマのオスだった。胸の緑色とそれに続く腰部の青が冴えている。今期はお目に掛かれないと思っていたギンヤンマが飛翔する姿を見る心持はマドンナを見つめる心持に等しい。とは言えメスでなくオスなのであるがこの際、そういう小さい事に拘らないのが小生である。執着仕事の結果であり祝着至極・祝着至極。


二点位置流れ・昆虫スコイぜ!「意気消沈・息絶え絶え」

2023-08-19 | 小人閑居して憮然

 「オンブバッタの大好物です」と伺っていたので覚悟はしていたのだが最初の被害はオンブバッタで軽微だった。「きっと捕食者が集まってバランスが取れたのだろう」と思っていたのだが食害を受けた範囲が復活してから全域にまた葉のカスリ状の食害が目立ち始め確認したらオンブバッタではなくヨトウムシだった。

 その食害の進行はすさまじく気が付いて一週間ほどで茎の部分まで及びスポンジ状になってしまったのである。期待した捕食者も大挙して現れる事も無くこれは期待外れであったけれど、「既に野鳥の育雛期は終わっているので幼虫の消費量。依存度は減っている」というのがS先生の見立てだった。残る捕食者はカエルやカナヘビなどであるがカマキリは「幼虫の動きが小さいので捕食対象にはなり難い」とも言われた。そうなるとこの世代が蛹化しミズアオイが復活の葉を萌えださない限りは緑の照葉と青い花穂の様子は無理になったように思える。根までは食害を受けてはいないのだろうが葉や花芽に成長する生長点まで食害されていると予想するとホント、意気消沈で暑さには息絶え絶えである。

 下の左側の写真は五日前で大きい写真は今日の状態だ。被害は酷く再萌芽するかどうか花穂が出るかどうかも分からない状態になってしまった。オンブバッタの食害は想定していたがヨトウムシまでは想定できなかった。殺虫剤を散布する環境でも無いしまあ、「これも食物連鎖の一風景!」と思い込ませる・・・。