数年前、コロナウイルスではない豚熱ウイルスによって猪の生息数が激減したのだろう跋扈蹂躙された場所を目にする機会は減っていたのだが今期は復活の兆しがありありで腐植質の多いと思われる場所や湿った部分を中心に掘り返した跡が目につくようになった。写真は棚田部と泥水池の間に有る法面の被害だ。段差工を施し泥上げしてきた部分なのでもとよりの基盤層ではなく腐植土層なので被害は早期に受けてしまう。
7月末にヤマツツジ5本を定植したのだが幸いにも植え付け部分は掘り返されていない。しかし今後の保証はないので臭気の強い忌避剤を散布しておかないといずれ抜根されてしまいかねない。 フイールドは農耕地では無いので困らないと言えば困らないと言えるけれど環境上、保全上大事な部分を狙って掘り返すとしか思えないので「跋扈蹂躙」が相応しいのである。小さなフイールドとは言え跋扈蹂躙していただいてもいっこうに構わない場所の方が圧倒的に広いにも関わらず人為的に手が入ったり設えた部分が集中的に狙われている。
耄碌し短期記憶も薄れゆく頭脳明晰ではない脳細胞を総動員して分析すれば「人為的行為が及んだ場所は土が軟らかく生息する生物も多い」のだろうと判断している。そうであるにしろ無いにしろ苦労して設えた部分を掘り返され崩されるのは血圧が上昇する要因になる。最高血圧135を超えたからと言って「胡麻麦茶」など飲用しない小生であるけれど「悔しーッ!」とタオルを噛んで呻く事はするのだ。そのストレスでも無いと思えるのだが時には御不浄で呻く事もある。
幸いにも切れ痔やいぼ痔ではない食生活の横着からくる固さなので頑張らなくてはならないほどの事も無く「バナナが一本ありました・・・」とは歌えないだけの事。