エノキ林の林床に置いたトンボ産卵用のバッドに玉虫が浮いていた。既に時間経過していたのだろう口から何か飛び出していた。そのまま朽ちさせるのももったいないからポケットに入れたのだけれどしげしげと見つめるまでも無く連想、いいえ妄想したのは「川面に浮かぶお嬢様」の絵画であった。名前は「オフェーリア」というのだったかどうか記憶には薄いけれどドレスだったか肌着姿で川面に浮かぶ名画と比較するのも何だがこっちだって迷画である。
それはさておき九段の戦没者、いいえくだんの傾奇者ゆえ番組がお蔵入りになったその後なのである。「昆虫にも生涯をささげたい…」のコメントを出したとか出さないとか報道された。何によらず主役やキャラクターの持ち味は内容をも凌駕する。お蔵入りの番組が復活するのを日本全国のよいこわるいこ達は、いいえ良い大人も悪い大人も待っている番組と言うのは有るのだ。傾奇者だからこそおめおめと生き恥を晒す覚悟はあるだろう、なんたって「昆虫スコイぜ!」シリーズなのだから・・・。それが大人の選択である、と孤爺は断定する。