トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

希にスイーツ爺爺 1 「煮凝りババロア風」

2019-03-10 | 何よりの楽しみ
 美味しい柑橘「きよみ」を頂いた。商品にならない品だとの事で既に皮に傷みが見える。生産者から見れば廃棄品と判断されても十分な可食部を持っている玉である。スーパーでの袋入りには手を出せない品種だ。

 傷みが早い表皮の品種でもあるようだから一挙に消費する算段として購入品では遊べないスイーツを作ってみる事にした。コンテナを見た時には案が浮かんでいて、ひとつは「煮凝りババロア風」と「フルーツ羊羹」のプランである。そうはいっても「ババロア」がどういうものかは理解が無く「プリンのようなプルプルで牛乳で作ったスイーツ」程度の小生である。

 翌日、フイールドの帰路スーパーに立ち寄り寒天と手羽先を購入する。手羽先は煮凝りを作るための素材だ。まず「煮凝り風ババロア」の顛末は次のようになった。

 手羽先の臭みを取るために塩と生姜エキスでもみ洗いして水で洗浄した。これで臭みが取れるかどうか根拠なしなの小生の感覚でしかない。これを牛乳2カップに浸し弱火でコトコト30分煮だして煮凝りの元が出来た。容器にミカンを細かく切って入れ、このコラーゲンたっぷりの液を注ぎ粗熱が取れてから冷蔵庫で一晩冷やした

 さて、出来栄えはと言うと表面には油の膜がある。それを除けば「ババロア風」に小生には見える。食感はと言うと煮凝り部分の違和感は無かったがミカンの部分が固い。「袋の皮を剥くか煮ておけば良かったか…」と思ったものの後の祭り。他のフルーツを使えば問題解消である。

 砂糖や香料など余計なものを一切入れなかったからスイーツとしては甘さが不足してしまったけれど「きよみの糖度13度」で何とかなると思っていた小生が甘かった。煮凝りは牛乳だけだったし…。まあ、ともかくも久しぶりのキッチンでのお遊びは片付けが面倒・・・。
 とは言っても、たっぷりのコラーゲンを摂取した翌日の、なんとまあお肌のプルプルな事か、まるでババロアの様。でもなかった…。

 今回、試してみた臭み抜きは効いたと言って良いだろう。食べても動物臭は感じられなかった。しかしながらゼラチンなどで作っての比較も無いので主観的。弱点は煮凝り製なので常温で溶け出すという点で、対策としてはゼラチンを加えれば良いのだろうと思うが試作は無し。寒天を少々加えればスイーツとしては女性の喜ぶ最高のヘルシーな一品になりそう。

 こんだけ頂く  ➡   煮凝り液を作る  ➡   見た目は完璧!

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