雨脚がはっきりしてきたのは20日の夕刻なので翌日の昼では20時間足らずだが降水量は190mmに達した。昼過ぎには止み、およそ20時間雨量は204mmを超えた。
レーダー画面で降水の激しい部分は去った事を確認してからフイールドに行った。増水時や出水時に出かけても手を出すどころか事故の危険も近寄せる事になるのは承知でも水系の溢れた状態は自己責任で知る必要があるのだ。
補正すべき部分は早めに補正や補修を施さないと環境の致命的損傷をもたらしてしまいかねない。水商売で自転車操業の小生には手抜きは許されず手入れを怠ればなし崩しに環境は破壊に向かう。そのベクトルは何時も破壊に向いている。
駐車場は下手なので下流域から水見回りする事になるのだが、この増水で破壊された部分は無く小生が泣く事態は無かった。
それでも第二トンボ池の越流があり食草園が水に浸かっていた。この要因は路面の下を通した600φの管にゴミなどが詰まり越流している為とも考えられるのだが、低い部分から排水の窪みをつける必要があるだろう。
温水田と棚田は満水だが越流はせずギリギリの状態で、更に畦の上面を高める必要が見えている。
分水池と放流路は機能していて、とりあえずの補修や拡幅の必要は薄かった。分水され隣の沢に放水される流量を見ていると、この水量が泥水池と二つ池に流入すれば一発で越流を起こし破壊されかねない力がある。堤を流出させれば小生に復旧の力ははもう無い。
分水池と放流路を掘り上げる手間はあったけれど水辺の保全には欠かせない設えである。放流路を見るたびに思い起こすのは六年生の修学旅行で見学した大河津分水である。子ども心にも巨大な流路と言うだけは理解したが洪水調節の機能まで理解したかどうかは記憶にない。
それでも水辺の設えに分水路を導入したのは分水の意味を理解し修学旅行が役に立ったと言えるだろう。
分水池1と放水路 分水池2と放流路、泥水池へは120mm管で流入制限
現在、新池を掘削中の場所も特変は無く、オニヤンマのパトロール流路として護岸工事を施した結果も安定しており一安心だった。
まだ完成していない林接した池は想定満水位に近くなっており、この水位に合わせ水糸を張り直しかったが傘を差しての作業でも無いから断念した。底の魚溜り形成が出来なくなるだろうが漏水孔の確認には役立つだろう。
流路下部の堤 流路上部の堤 新池の雨水
降雨があれば最初に懸念する送水状態だが、濁り水が出ているのは当然だとしても吐水量が低下していた。取水升への土砂流入と取水路の埋没などあるのだろう。雨が上がればいの一番で水源地の手入れに向かわねばならないし折をみてポンプでの排泥作業も必要だ。
そのうえで上の池のオーバーフロー部の漏水防止作業もしなければならない。降雨前の見回りで基盤と土嚢の間に漏水孔が出来ていた。それを引き起こした要因は土嚢を動かされた事に由るのだが、削り直して積みなおさねばならなくなった。小生等の勢力圏ではないので保全の設えには了承を得るが破壊する側は了承を要しない浮き世である。
送水管吐水量 上の池のオーバーフロー
レーダー画面で降水の激しい部分は去った事を確認してからフイールドに行った。増水時や出水時に出かけても手を出すどころか事故の危険も近寄せる事になるのは承知でも水系の溢れた状態は自己責任で知る必要があるのだ。
補正すべき部分は早めに補正や補修を施さないと環境の致命的損傷をもたらしてしまいかねない。水商売で自転車操業の小生には手抜きは許されず手入れを怠ればなし崩しに環境は破壊に向かう。そのベクトルは何時も破壊に向いている。
駐車場は下手なので下流域から水見回りする事になるのだが、この増水で破壊された部分は無く小生が泣く事態は無かった。
それでも第二トンボ池の越流があり食草園が水に浸かっていた。この要因は路面の下を通した600φの管にゴミなどが詰まり越流している為とも考えられるのだが、低い部分から排水の窪みをつける必要があるだろう。
温水田と棚田は満水だが越流はせずギリギリの状態で、更に畦の上面を高める必要が見えている。
分水池と放流路は機能していて、とりあえずの補修や拡幅の必要は薄かった。分水され隣の沢に放水される流量を見ていると、この水量が泥水池と二つ池に流入すれば一発で越流を起こし破壊されかねない力がある。堤を流出させれば小生に復旧の力ははもう無い。
分水池と放流路を掘り上げる手間はあったけれど水辺の保全には欠かせない設えである。放流路を見るたびに思い起こすのは六年生の修学旅行で見学した大河津分水である。子ども心にも巨大な流路と言うだけは理解したが洪水調節の機能まで理解したかどうかは記憶にない。
それでも水辺の設えに分水路を導入したのは分水の意味を理解し修学旅行が役に立ったと言えるだろう。
分水池1と放水路 分水池2と放流路、泥水池へは120mm管で流入制限
現在、新池を掘削中の場所も特変は無く、オニヤンマのパトロール流路として護岸工事を施した結果も安定しており一安心だった。
まだ完成していない林接した池は想定満水位に近くなっており、この水位に合わせ水糸を張り直しかったが傘を差しての作業でも無いから断念した。底の魚溜り形成が出来なくなるだろうが漏水孔の確認には役立つだろう。
流路下部の堤 流路上部の堤 新池の雨水
降雨があれば最初に懸念する送水状態だが、濁り水が出ているのは当然だとしても吐水量が低下していた。取水升への土砂流入と取水路の埋没などあるのだろう。雨が上がればいの一番で水源地の手入れに向かわねばならないし折をみてポンプでの排泥作業も必要だ。
そのうえで上の池のオーバーフロー部の漏水防止作業もしなければならない。降雨前の見回りで基盤と土嚢の間に漏水孔が出来ていた。それを引き起こした要因は土嚢を動かされた事に由るのだが、削り直して積みなおさねばならなくなった。小生等の勢力圏ではないので保全の設えには了承を得るが破壊する側は了承を要しない浮き世である。
送水管吐水量 上の池のオーバーフロー