トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

北の段、下段部とひょうたん池刈り払い

2019-08-17 | 今日は真面目に
 残っていた最下段の棚を刈り払った。主勢となっている植物は棚ごとに入れ替わる。日照や表土の水分などの違いが大きいように思える。
 最終段は半分以上がヤブマオの株だった。既に背丈を超えた高さになって株元から立ち上がり展開している。見た目はごっついけれど株元ほぼ1~2尺を刈り払ってしまえば直径2mくらいは刈り払う必要が無い事が多いので楽と言えば楽、のさばっている風でも御しやすい。しかし宿根草なので刈り払っても刈り払っても年々図体をでかくするスタミナのある植物だ。

 その陰になってもヌスビトハギやヤブジラミは衰えを見せない。さすがに成長は著しく損なわれているけれど、ヤブマオの笠を外れれば2~3尺低度にも背丈を伸ばし引っ付き虫を大量生産する。この種子が靴下に取りつくと外すのに神経衰弱になりそうだ。

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 これらは多産大振りでも刈り払い作業は楽な方で右から左へ薙ぎ払って進めば事が足りる。厄介なのは蔓性植物で林内で日照不足だからクズなどマメ科は影を潜めオニドコロやスイカズラが厄介極まりない。細くて強靭な蔓を絡めて立ち上がり横に這い若い木々を覆い隠してしまう。
 刈り払い操作の邪魔になる事おびただしく、なおかつ足元に絡んでうっとおしい事この上ないのだ。まあ、ヤマノイモも同様で小生は掘り採る趣味も無いから迷惑は同じだ。

 燃料が残っていたからひょうたん池の周りも刈り払った。池の周囲の掘り起こしが酷く水域に土砂の流入があり浅くなってしまった。その上ミゾソバの侵出もあり水面が見えていない。ここも水面すれすれに刈り払っている途中にシオカラトンボの産卵が始まった。水面さえ見いだせれば待っていたように産卵する個体は多い。
 この池は水辺が全く無かった最初に造成した池なのだが維持管理を考慮すると放棄も考えたくなってきた。モリアオガエルをはじめとするカエル類やトンボ類、アカハライモリ等々、観察できる最初の水辺だっただけに惜しいのだが寄る歳波には勝てない規模縮小…。耕作放棄地の事情が見に染みて分かる。

 

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