トンボ池傍に設えた誘蝶エリアだったが今期は諸々の気象状況や都合がつかない日々があったりしてすっかり荒れさせてしまった。本来ならば今頃はフジバカマに多くのアサギマダラを見終わった時期に当たるのだが今期は一頭も見ていない。既に花の盛りは終わって綿毛を抱いた種子を散らし始めたのである。それでもメドハギには多くのキタキチョウが群れて、こちらはガールハントと産卵に大忙しなのである。
庭で育成したノアザミのポット苗も移植時期を逸してしまって立冬を過ぎてしまったものの冬越しは大丈夫だろうと定植した。不要な野草を抜き取って残っていたであろうノアザミのロゼッタを探したのだが全てが消え失せていた。ノアザミは多年草とばかり信じて疑わなかったのに昨年、今年と株の衰退は著しく遂に消え失せたのだった。S先生でも「多年草ではなく数年草なのかなあ⁈」とおっしゃっていたぐらいだから小生に判るはずもなく、せいぜい苗を育成し補植し続ける事しか用は足せないのだった。
同じころに設えた尾根突端部のバタフライガーデンも同様の憂き目に遭ってしまい、フジバカマは全滅だろうしノアザミはどうなのか気になるところなれど水源地の復旧作業も行わねばならないから我が日々の行動は分裂気味になってしまいそうだ。手入れを急ぐべき箇所は数カ所あるがわが身はひとつで若き日のように猪突猛進は出来なくなった現在、まあ、ボチボチやるしかない。