菜の花が咲いた。寒咲き種である。泥水地の一角にある稜線の末端の平地に播種したものだ。
背丈は30~40㎝程でしかないが蕾を上げてきている。播種した部分は溝だった部分に客土して慣らしたところで、裸地のままももったいないので、早春の蜜源として花菜にしたのだ。
一方、心配だったのは、客土した土には腐植質が豊富で、播種するまで猪に掘り返され続けていた。掘り返し防止のために、ウコンスライスや粉唐辛子なども散布し保護を試みた。
結果は、半分は掘り返され全滅したが、残りがかろうじて開花にこぎつけたのである。とは言え花蕾の附いた部分は美味しいはずで、蜜源とならずに猪の餌になってしまう恐れも多分にある。それは許容範囲としても、二本足の猪が摘み取っていくのだけは願い下げだ。