トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のとんぼ「クロギン産卵、綺麗に撮れた」

2019-05-14 | 小父のお隣さん
 前夜の降雨でフイールドは濡れそぼっている。堤の補修用に間伐材を欲しかったけれど「おにぎりコロリン」ならぬ「お爺のコロリン」では笑い話にもならないから水見回りしつつオオルリの囀りを聞きつつ、降雨出水で砂泥に埋まった沈泥池の沈泥水路を2mばかり泥浚いし水見回りしつつぶらぶらした。

 そこで思わぬ収穫だった。クロスジギンヤンマの産卵に遭遇したのである。既に初見も撮影も済ませたけれど急ぐことも無いのでカサスゲの陰から眺めていた。今季は生物撮影用にと兄の形見のデジカメがある。作業時に持ち歩くには少しばかり大きく不便で水見回りでの撮影用みたいにするのだ。

 処理動作が遅いのだが機種としては後発で今までの機種より新しい。コントラストが強めな傾向を感じるけれど撮影時に調整の余裕はなくそのまま使用している。
 写した写真をPCで拡大すると鮮明だった。もしかしたら今までで一番鮮明な産卵時の写真だろう。個体を直視しても体の模様の複雑さや綺麗さが理解できるが鮮明な写真には及ばない。何と言っても「飛び去らない」のが大きい。

 今回の個体は落ち着いて産卵して、撮影する小生としてはスゲの葉先が揺れ出て写し難かったもののクロギンの堂々としたママさんぶりに助けられた格好になった。まあ、前回の産卵写真より「抜群無益」であるか・・・。それにしても植物体内に産卵するのも大変なのだろう。稀なのだが腹部を折り損じてしまう個体もでるのだから。右端の写真を見ると小生も力んでしまいそう。

           

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