トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

巣立っても近くで過ごす

2019-05-30 | 小父のお隣さん
 今期の親イソヒヨドリは神経質だ。家の出入りのたびにポーチの小屋根先やカーポートの上、雨戸シャッターのケースなど、至近にきて盛んに威嚇してくる。昨年まではここまで五月蠅くはなかったのにと思いつつも、それなりの経験値があるのだろうとも思っている。つい先日、裏通りの家で巣立った雛が猫に捕食されたばかりだ。スズメとともに騒いでいたのは隣の空き地だし、そんなことから威嚇警戒してくるのだろうか。
 家のご近所に野良猫がいるのはよくある環境だがフイールドにも野良猫数匹が生息している。「捕食者なき世界」の中に野良猫による鳥獣被害、隠れた環境被害は無視できない量になるとの記述があったが、最強捕食者の血筋の猫であるからして放たれた猫の及ぼす被害は容易に想像できるけれど誰も野良猫や野良犬が環境破壊の一因になっていることなど思わないだろう。

 巣立ったひな鳥は数日経過してもまだ自宅周辺から去ってはいない。親鳥の動きをカーテン越しに感じるが地上に雛がいる時も多いようである。だからこその「神経質・防衛行動」なのだろう。
 今日はたまたま前の家の窓枠にしがみついているのを目撃して撮影した。巣立った未明にデスク前の網戸にしがみついたのもこんな格好だったはずだ。

 昨年秋、長年使用した巣を不衛生だから撤去したのだが場所空間としては雛鳥一匹を養うだけしかなかった。過去には2匹巣立った時もあったものの、裏通りの家と同じメーカーの同じ玄関ポーチの小屋根だから、そっちも今期は一匹だけの巣立ちだったように見えた。普通に営巣できれば雛は複数が普通なのかどうか小生は知らないけれどイソヒヨドリは市内いたるところ普通に目撃されるようになりスズメやツバメは減った。
 帰省の折、スズメやツバメを見る事が無かったがイソヒヨドリは進出していないようだった。豪雪地帯での越冬は無理なのだろうし季節の移動習性も持っていないだろうし。

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