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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

春の花

2013-02-16 | 感じるままの回り道

Photo_2  家の南側に播種した「寒咲菜の花」が咲きそろってきた。

 近所の梅やロウバイ、パンジーなどは満開になっているけれど、小生が春を感じるのは「菜の花」なのである。これにミツバチが加われば「言う事なし」の風景だ。

 ガラス越しに眺めていると、ミツバチのお出ましは11時過ぎ位からだ。隣のローズマリーの花にはメジロが蜜を吸いに飛来するが、ここは早くて7時台にはやってくる。

 この冬、ミカンや穀類など給餌の仕掛けをしなかったが、それでも僅かな食事を頼りに立ち寄る姿がなんとも愛らしい。ガラス越しだと1メートルの距離であるが、カメラをかまえると逃げ去るから、眺めるだけだ。


バレンタインかい?

2013-02-15 | 小父のお隣さん

Photo  丸太ダムの水底が乱れている。鳥獣の仕業でもないから不思議に思いのぞいたら、それはカワニナの集団だった。

 泥浚いしても発見しえなかったのに、今日は集まって水底に移動の痕跡をつけている。カワニナのサイズも立派な個体ばかりである。

 カワニナや貝の生態を知っているわけではないが、おそらく繁殖行動なのだろう。集まった個体数、確認できただけでも10個を超えていた。

 考えてみるまでもなく、浮世はバレンタインデーで、カワニナたちはチョコレートこそ持っていないものの「バレンタインかい?」と合コンなのか婚活なのか…。まあ、世間的にはどうでも良いことなのだが、小父さんは暇である。


**徐竹の日々

2013-02-14 | 今日は真面目に

  倒れゆく竹は凍てさを切り裂いて日差し運ぶや裸の大地

  竹伐りの翁となりて今日もまたかぐや探して竹を伐るなり

  弥生には竹無き跡に柿植える八年先は茫漠の果て

  徐竹せし大地の枯葉掻き取りつ草よ萌えろよ木の実芽生えよ


ジョウビタキ

2013-02-13 | 小父のお隣さん

Sn3d1028  浸食溝の修復を終え、昼を取っていたらジョウビタキが飛来した。この時期、メジロやジジュウカラと同様に一番身近によってくる小鳥だ。

 お目当ては掘り返した新しい土の表面で、小生物など見出せなかったのに小鳥の目は良い。竹の支柱に止まっては掘り返した土の上に舞い降りる。エサになっている生物は見当もつかないけれど、繰り返し地上に降り、ついばんでいる事を見ていると、それなりに採餌できているのだろう。

 背後の草むらにはカシラダカの群れが降りたが、こちらは保護色でまったく見分けがつかなくなった。ジョウビタキは単独で目立つ色彩、そのうえ見通しの良いところにいるけれど危険は少ないのだろうか…。少しは心配する小生なのだ。


浸食溝

2013-02-12 | 今日は真面目に

Photo Photo_2

 棚田跡の浸食溝三裂の埋め戻しに着手した。お隣のグループの勢力範囲なのだが、安全や手入れ管理上「埋め戻ししましょう。」と伝えて了承は得ている。今まで着手しなかったのは、お隣さんの着手を待っていた事による。あくまで従属する立場だが、環境は面として捉えたい。

 着手を確認して、土の凍結がなくなったのを機会に思い切った。溝の開口部の幅は6尺、深さ約4尺、長さは20尺余りになる。周囲に土が無いので、林道わきの崩壊土を一輪車で運んで埋土した。山土の中に礫が大量にある用土なのでスコップが入らない。唐鍬も跳ね返されてしまう。結局、ツルハシを持ち出さねばならなかった。

 2溝埋め戻したところで用土が尽きて、一裂残ってしまった。そのままにはしておけないから、別のところから運搬するが、さて場所はどこから…。すべてが「手のひら」の中か「重箱」内で完結させねばならないから禿げ頭も悩む。でもこれ以上は進行しないから安心!。


*一時帰宅

2013-02-11 | 大震災

               西方と思えど沖は雪の奥

               もしやかと浜の貝片そっと撫で

               捜索の泥地凍みれば仰ぐ

               イノブタは我が世我が家は我独り

               手のひらに時計の砂は落ちるまま


水ぬるむ

2013-02-11 | 小父のお隣さん

Photo

 泥水地へ水見回りに行った。風邪で休んでいたから10日ぶりくらいか…。

 立春が過ぎたとは言え、この時期は、水生植物の痕跡も見られなく、水面の下は泥土の底が広がっているだけである。数は減ったがメダカの生息は確認できても、カワニナやヒメモノアラガイなどは泥の中で見えない。

 水鳥の足跡の中に獣の足跡があった。ハクビシンもアライグマもアナグマも生息するフイールドだが、カギ爪の長さからアナグマアライグマではないかと推定した。水底にあった足跡だけに推定するしかない!?。


*眠れぬ夜

2013-02-10 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

              眠られぬ悪寒の夜に深夜便

              冬の夜に渚のような悪寒かな

              おっかあの肘の当て継ぎボン一つ

              鼻すすり母は夜なべで肘当てる


土砂浚い

2013-02-09 | 今日は真面目に

Photo Photo_2

 昨年に土砂溜りを築いてから一回も土砂の掘り取りを行わなかったので、すっかり埋まってしまい土砂溜りの機能が消えてしまった。上澄み水を流下させていた水路にも土砂が流れ込み、水路の半分は泥地の有様だ。Sn3d1021_2

 これではカワニナやホタルの幼虫、ヤゴ、メダカなどの生息不適そのもので、凍結が緩んだのを機に泥浚いを実施した。掘り上げた泥の半分は、昨秋に付け加えたトンボ池からの放流路に入れる。単なる泥に見えるけれども、糸ミミズやヤゴなどの水生生物が含まれている。地上に積み上げてしまえば多くの生物を失うし、放流路に敷き詰めれば、新規に掘り上げて泥の蓄積が無い水底に、住処である泥土と生物を一挙に確保できる。

 我ながら名案だと思うものの、名案の代償は腰痛が来る。スコップ作業は、今のところ腰に影響大の作業なのである。と思っても、やらなければ別の代償が来るし、背に腹は代えられない。「トホホ!」ではあるし自転車操業でもあるのだ…。


裏表

2013-02-08 | 小父のお隣さん

Photo Photo_2

 何気に枯れ枝を放り投げたら真っ白になった。「エッ!」と思い取り上げて見たらキノコの裏側だった。見方によっては蛇の腹に見えなくもないけれど、夏場ならともかく、冬に「蛇!?」まで意識はいかない。

 この手のキノコは栗の木にも発生していて、年々、樹勢をそいでいる。今季、栗の木の萌芽更新を試みているがどうなることやら…。一旦、木材腐朽菌に取りつかれると回復は難しい。

 菌類は多様で理解不能だけれど森には必要不可欠な存在だが、人間界には裏と表が大きく異なり、存在を害悪に変えてしまう品種が多いのが、自然界と決定的に異なる。


侵入竹除伐

2013-02-07 | 今日は真面目に

Photo_3  21度にも達した日もあったのに、一転しての平年日、会友のO氏、M氏がコンビを組んで徐竹に励んでいた。

 総手間数は変わらないのだろうが、二人で行うと処理が早い。きっと一人で行う二倍以上の速さで作業は進んでいるのであろう。

 小生の場合は、ほとんどが単独作業で、選択するのは足場が悪かったり狭かったりの環境で作業することが多いから、なかなか協力しての作業現場は少ないのである。

 見ていても作業の進捗状況が速やかなのは気持ちが良い。


ヤママユ

2013-02-06 | 小父のお隣さん

2  すっかり葉を落とした柏の枝にヤママユがぶら下がっていた。地表に落下した物しか実物を見ていないから、小生には初めての光景なのである。

 見上げて外側を観察すると破れてはいないから越冬中なのだろう。真っ青な空に薄黄色の繭は、枝の影を映してよく目立つ。

 繭が枝に密着しているなら作るのも容易に思えるが、ブランコ状態で繭を作る幼虫の平衡感覚はどうなっているのだろうか。成虫は飛行するから揺れには強いか…。


*節分すんで

2013-02-05 | 性向有毒の翁なれば

              恵方巻甘納豆で歳の数

              節分会鬼も悪寒の一夜かな

              流感で鬼赤くなり青くなり

              鬼も喰う豆怖くても歳の数

              たんこぶは豆粒ほどの鬼のデコ

              一夜明け立春大吉鬼笑い


立春大吉

2013-02-04 | 小父のお隣さん

Photo_2

 ニホンタンポポが咲いた。隣にはオオイヌノフグリも咲いている。

 一昨日は21度という5月の陽気だったが、今日は一転して冬に戻ってしまった。

 それでも森からはシジュウカラのさえずりが聞こえてくる。今季の鳴きだしは早かったのかどうか…。それはともかく節分の頃ともなると周囲は否応なく春の兆しを隠せない。

 梅の開花宣言や花便りよりも、これらの野草や小鳥のさえずりの方が春の便りとして納得する。花摘みする趣味はないけれど、しゃがみ込む事で凍えた体に温みが戻る気分である。


*大寒小寒

2013-02-03 | 感じるままの回り道

               風花の菜の花に落つ寒さかな

               顔上げて頬に風花受けてみる

               風花の舞って故郷遠かりき

               風花の上で風神唸る昼