the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 




GITANESを休止していてもそういうイメージ
なのだなあ。
それとは無関係に・・・。

母方の伯母が骨折で入院し、今日が手術日だというので
見舞いに。
もう75歳なのだがボケもまったくないし、口調もなめらか。
姐御調でシャキシャキした喋り方で、会話をしていると面白い。
何度か結婚したことがあるらしいが、子供がおらず
一人暮らししている。
数多い親戚の中で、もっとも私をかわいがってくれたので
その恩義を感じている。
通称エッチャン。

私「エッチャン、おっす。」
エ「おお、来てくれたんか。」
私「痛いか?」
エ「痛ない(痛くない)がな。まだ手術してへんから」
私「でも骨折れてるんやろ?」
エ「折れてるからこんなところで寝てるねん」
私「まあええわ。」

エ「骨を削ってな、ごっついボールみたいなもんを
  入れるんやって。」
私「鉄の玉?」
エ「素材は知らんがな。でもなあ、あんなごっついもんを
  埋められるような骨、折れてるあたり探しても
  どこにもないねん。」
私「探さんでもええがな。医者が探すがな。」
エ「そらあ分かってるがな。」


私「あ、エッチャン昼飯(病院食)来たで。」
エ「今日手術やのに、ゴハンないがな。」
私「あ、そうか。腹減ったか?」
エ「減ってるわ。当たり前やがな。」

私「エッチャン、入院してるわりには元気やんか。」
エ「骨折れてるだけやんか。それ以外は元気やがな。」



エ「もうええで、もう帰り。もうすぐ麻酔で眠らされる時間
  やから。」
私「うん。」
エ「お昼ごはんまだやろ?もう帰って食べ。」
私「うん。また来るわ。」
エ「ありがと。」
私「エッチャン、頑張れよ。」
エ「頑張るのは医者やがな。私は寝てるだけ。」
私「あ、そ。」


とてつもない生命力を感じさせるエッチャンは
ゆっくり手を振って私を見送った。




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