the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 



GITANESはただのタバコです(になります)。
それとは無関係に・・・。

「~になる」「~になります」という言い方に
多くの人が違和感も感じながら、もう普通の表現として
扱われているように思う。例えばこんな感じである。

●昔々ある店で同伴者(平たく言えば前妻だ)がグラスワインを
注文したのだが、どう見てもワインの中に異物がいくつか漂っている。
通りかかったスタッフさんに
「これって、何でしょうか?」と尋ねたら
「少々お待ちください」とグラスを持って一旦奥に引っ込んだ。
しばらくして戻ってきた彼女が言った。
「こちらコルク、となっております(キッパリ)。」
つまり、『お前が異物だと思った物体の正体がわかった。これは
コルクだ。』という意味。栓の一部がこぼれたのだろう。
いや、そうなんだけど
『コルクとなっております』という答えでは、例えば
『この年の●●ワインなんだからコルクが混入しているのは
当たり前でしょ?あら、さてはそんなことも知らないの?』風に
聞こえる。または『見りゃわかるでしょ。コルクだよ』という
意味だったのか。
とにかく取り換えもなくゴメンでもなかったのだから
「ほら、これがデフォルトだ。飲め。」と言われたに等しい。
その後それを同伴者(平たいく言えば前妻)が飲んだのか、
飲んだとしたら口に入ったコルクをどうしたのか、もうまったく
記憶にない。

●何度か前の国政選挙。
投票所から出ると一人の女性が近づいてきた。
すぐに「出口調査だな」と分かった。
彼女に声をかけられた。
「朝日新聞になるんですけどぉ。」
一瞬何を言っているのかわからなかったので「はい?」と
訊き直した。
「あの、朝日新聞になるんですけどぉー」
そうか、『朝日新聞の者ですが、』と言いたいのだなとわかったが
どうにも「ですけどぉ」という語尾が気持ち悪かった。
『朝日新聞の者ですが出口調査にご協力ください』との声掛け
なら協力する可能性は限りなく高かった。
それなのに「朝日新聞になるんですけどぉ」なのだ。
いやしくも言葉を生業にしている組織なのに、こうも言葉に
雑なのか。アルバイトさんだろうけども。
だからつい、
「なったらええやんか。」と答えてしまった。
「はい?」
「『朝日新聞になる』んやろ?なったらええやんか。頑張ったら
ええやんか。」
彼女が絶句したのもほんの一瞬で、すぐにほかの人に声を
かけに行っていた。

その数年後の国政選挙時にも出口調査の人がいて、
「おはようございます。読売新聞ですが出口調査させてください」
と声をかけられた。朝日新聞になるんですけどぉ と比べると
はるかに普通で十分丁寧だった。だから真剣に答えた。

「内緒。」




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GITANESはどう考えても、長さも太さもおかしい。
それとは無関係に・・・。

20年ほど前に買ったベルトがあって、転居を挟んでも
ずっとクローゼットのベルト置き場に鎮座している。
鎮座だけしていて、まったく使わない。
その理由は
「微妙に太い」からである。
別に、微妙な太さの問題だけなら使用してもいいのだが
問題は
「どんなパンツのベルトループより、ちょっと太い」
のである。
スーツでもジーパンでも軍パンでも、「ループよりちょっと太い」
のだ。
それも、無理すれば入るほどの微妙加減。
ちょっと指で反らせておいて、ぐいっと腕力で引っ張れば
入らないこともない。
しかし、これではとくにウール系のパンツなどの場合は
確実にループが傷んでしまうだろう。
脱いでからも、ぐいっと力をこめて引き抜く作業が必要だ。
このベルトを有効に使おうとするなら、ズボンを穿いた後
ループなんか通さずに、ぐるっと腰に廻して強引に
留めてしまうしかない。
しかしそうなると、右も左も後ろ右も後ろ左もポケットが
使えなくなる。
いやポケットの使用に干渉しない位置まで上げればいいでは
ないかと思うかもしれないが、そんなに上部に巻いたなら
何かの拍子にベルトは腹の方にせり上がり、結局は何の役にも
やっていない革の腹帯を巻いているオヤジになってしまう。

どうしてGAPはあんなのを作ったんだろうと、今でも
たまにそのベルトを手に取って暫し眺めている。
眺めるだけで使用することはない。だって、太いもの。

ちなみに、その頃GAPで買ったパンツのループよりも
太かったような記憶がある。
ちゃんと使おうとするならもうあとは鑿や鉋で削って細く
するしかないのだが、そこまでしてなあ・・・
と面倒だから毎度毎度諦める。
そして今日も微妙に太いベルトはクローゼットに鎮座していて、
おそらく2024年も使用機会なしに終わるだろう。
アウトレットで買ったから多分1000円台だったから
そんなに悔しさはないのだが。

あ、使いにくいからアウトレットに流れたのか。





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GITANESは犯罪的な香りをばら撒く。
それとは無関係に・・・。

小中学校ではやや引っ込み思案と思われていたA君、
実は物心ついた頃から変わらず好きなものがあった。
それはバイク。
もちろん幼少期に排気量云々のことなどわからなかったが
とにかくカッコイイと思っていた。
近所に住む憧れの、かなり歳の離れた従兄が乗っていたバイクは
いつも磨かれピカピカだった。
従兄がA君を抱き上げバイクのシートに座らせてくれたとき
背筋にパチパチと電気を感じるほどうれしかった。
大きくなったら絶対に乗りたい!と思った。

高校はそれなりの進学校に進んだ。成績は中の上あたり。
部活は陸上で長距離が得意だった。
アルバイト禁止の学校だったから勉強も部活もそれなりに
頑張った。
友達も数人いて、たまに一緒に出かける女子の友達もいた。
全体的には目立つ存在ではなかった。
でも学生生活は毎日楽しかったし、それで十分だった。
両親は比較的ものわかりのいい人間だが、それでも
隠れてアルバイトすることは許さないだろうし、
だからとにかく早く大学生になりたかった。
アルバイトができるから。
それは自分でバイクを買う目標に近づくからだった。

念願の大学せいになれた。第一志望の学校だった。
親も喜んでくれた。さすがにバイクを買ってくれるという
褒美はなかったが、アルバイトすることには何の反対もせず
むしろ「一人暮らしして、自炊して、アルバイトして、
勉強もする。こんなに忙しくて自由で貴重な時期を
ムダにするな。ほら、働け。学べ。遊べ!」とけしかけた。

愛想よく笑うことは苦手だったからファストフードでの
アルバイトは除外した。
随時アルバイトを募集していた印刷屋が学校の近くに
あったから、その会社にアポなしで行ってみたら即座に
採用された。
ほぼ、あっちの重い荷物をこっちにやり、こっちのアレを
あっちに運ぶという作業だったが苦にならなかった。
無理矢理スマイル、と言われる方がゾッとした。

2年ほど真面目にアルバイトをした。
それまで持っていたおカネとあわせ、念願のバイクが
手に入った。
すぐに海まで走った。山道も走った。
まだ汚れてもいなかったのに、ヒマがあれば古いTシャツの
切れ端でバイクを磨いた。買った時よりピカピカに
なっていたと思った。

週末は自宅まで走ろうと考えていた。
両親に「普通に育ててくれてどうも。」と感謝を伝えたかった。
あの従兄は今でもバイクに乗っているという。
彼にもこのバイクを見せたかった。


アパートの階段を、ヘルメットを被りながら降りた。
バイクはなかった。
どこにもなかった。
何が起きたのかわからなかった。やがて
「バイクが盗まれた」と悟った。目の前が真っ暗になった。

」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

というストーリーがあったとして。

この話を反対側から見ると
「盗んだバイクで走り出す」
となる。
それを高らかに歌う側だ。


何があったのか知らんけど、乗りたかったら自分で買えよ
とA君はじめ多くの人が思うことだが、曲がりくねって
美しくなってしまった歌は存在してしまい、盗まれた側の物語
には誰も関心がない。

私はどちらの経験もないが、A君頑張れと思う側である。

つまり、普通の人間である。






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GITANESの煙を吐くスピードの方が速い。
それとは無関係に・・・。

別に自分がジョギングをするという話ではない。
やってきた台風の速度の話である。
もうかれこれ1週間ほども台風の進路や被害予想が
きにかかり続けている。
時速10キロ程度というではないか。
ほんとにジョギング並み。
急いでない人のママチャリ並みである。
台風が居座るもんだから、雨がなかなか止まず
被害は増える。
どうもこの台風は、暴風圏の外で雨の被害が
出ているらしい。
自宅近くは田んぼに囲まれたような場所だから
道路が冠水することが数年に一度はある。
数年前の梅雨初期の大雨のときなど、取材のヘリコプター
が何機もやってきた。
そしてそれらが取材したと思われるニュースを見ると
「辺り一面水だらけ、道路がどこなのかわかりません!
水没しています!」てな報道だったが、
そんなもん天気のいい日でも水をはった田んぼ中心の
場所なんだから、水浸しのところは毎日水浸しだし
畦道が数センチ水没して田んぼとの境界があいまいに、
なっただけのことなのに、インチキな報道するなあ
という感想を持った。

今回の迷走する台風では何人もの被害が出ているから
やはり自然の猛威はすごい。抗う術などない。
準備することぐらいしかできることはないと
再認識した。

と書くと台風一過の反省会のような口ぶりであるが
実はこれを書いている時点ではまだ台風はやって来ない。
何しろジョギング並みなのだ。
さっさと来て、さっさと行け。



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GITANESには健康になれる物質が入ってない。だろう。
それとは無関係に・・・。

砂糖・糖類ゼロ

を謳い文句にするには、砂糖・糖類を使っているような
味がしなければならない。
「え、これってホントに糖類入ってないの?!」
というびっくり感を引き出すためだ。

なのにこの****は、砂糖・糖類の味がそもそも
しないのに「砂糖・糖類ゼロ。」を謳う。
そりゃ、そんな味しないんだから入ってなくても
当たり前だろう。

カニの味がまったくしなくてビジュアルもカニの
要素がまったくないかまぼこに
「カニ未使用」ときっぱりとしたコピーを付けられても
「そりゃ、未使用でしょうね。味しないし、見た目も
遠いし。」
というのと同じである。
いやちょっと違うか。






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GITANESの地元、セーヌ川は汚いらしい。
それとは無関係に・・・。

以前住んでいたところの近所には、噂話が好きで
周囲にあまりよく思われていないAという人がいた。
よく話しかけに来てくれるおっさんなのだが
私にはサービス精神の欠片もないから、これ以上ないほど
適当な相槌を打つ程度に対応していた。

どこで聞きつけてきたのか、私が近距離引っ越しを予定していて
それがどのあたりなのかまでAさんは把握していた。
田舎ネットワークの恐ろしさでもあるが、吹けば飛ぶような
おっさんなので別に気にもしなかった。
ところが、その転居先付近にはBさんという、A旧知の
おばちゃんが住んでいて、
A曰く「あの人はちょっと如何なものかねえ」
とBさんを評していた。Bさんについての
噂話を超越するようなアレコレを、立ち話で喋っていた。

『よくつきあいもない私にBさんの噂話をするオマエ(A)の
方がいかがなものかねえ。それも引っ越し先の近所に
困ったヤツがいるなんてこと言うかねえ』と思っていた。

予定通り引っ越しをした。
BさんはAさんが言うほどの困った人ではなかった。
たしかに私の家について、詮索とは言わないがいろいろ興味が
あり、下手すると距離なしご近所になってしまう危険性も
垣間見えたが、引っ越ししてくる人間がどんなヤツだろうと
考えるのは自然のことだし、いくら距離なし人間だとしても
私が突出した不愛想男なので、まったく距離は縮まらない。

私が「第2616話」で大活躍しているとき、つまり
熱中症と闘いながら草刈りをしているをしているときに
Bさんはそれをブロック塀越しに見つけ、なにかと話しかけて
くる。
「ああ、こんにちは!」と少々大きい声で返事する。これは、
私の声が聞き取りにくいというゆるぎない評判があるから、
聞き直されるのも面倒くさいのでわざと聞き取りやすく返事
しているだけのこと。社交的な訳ではない。
で、あいさつが終わったらもうそれいいではないかとこっちは
思うのだが、Bさんにすればそうでもないようで、いろいろと
話しかけてくる。
でも私としては炎天下に命がけで草刈りをしている訳だから
会話なんかしたくないのだ。ついでに言うと、炎天下でなくても
春夏秋冬立ち話なんかする気がない。
おまけに草刈り機の爆音がなっているし、耳に突っ込んだイヤホン
からはドヴォルザーク交響曲9番第4楽章の爆音が鳴っている。
Bさんがいくら何を仰ってもまったく聞こえないのだ。
いや、草刈り機を止めてイヤホンを外したらいくらでも聞こえる
んだが、それでは作業が長引いて熱中症で死ぬ危険性もある。
これでは世にも稀な「立ち話が長すぎて熱中症で死んだ哀れな
噂話好き男」と断定されてしまい、おまけに死んでしまった
もんだからそれに反論もできない。
だからBさんへの対応は
「ああ、こんにちは!見ての通り草刈りやってんねん!Bさんは
何?散歩?あ、水分摂らないと死ぬで!ホンマやで!ほら水か何か
飲まないと!あ、オレも飲まんと死ぬわ!ちょっと飲んでこよう!
じゃあ!!」
と立ち去る。所要時間1分未満。

一旦家に入り本当に水分摂取し、レースのカーテン越しに目を
細めながらBさんは立ち去ったのかと確認し、しばらくして
やっと草刈りを再開する・という当たり障りのないものにした。
いや当たり障りがあり過ぎてどうしようもないケースなのかも
しれないが、何度も言うがこっちは命がけなのだから
仕方ない。


ところで、なんと今でもAさんはBさんの家にたまに来ている。
Bさんの家の草刈りや植木の剪定などの手伝いにやってくるのだ。
それで余所ではあれこれ悪口めいたことを喋っているんだから
もうよくわからない。やはりAさんともBさんともあまり関わらない
方がいいようだ。


で、ここからやっと皆さんが気になっている展開になる。
「タイトルのキュウリはどうなったんや?」である。

昨日インターホンが鳴り、モニターを見てみたらBさんだった。
「あら、奥さんはいないのね?」と言われた。
丁度家人がいたから対応はバトンタッチした。

「何の用だった?」
「キュウリ、どっさり貰った」
Bさんは家庭菜園でいろいろ作っているようだ。
んん、なんでや急に。んんんん、要らんけどなあ
が正直な感想である。ご近所付き合いの一環だろうが
実はその日、スーパーでキュウリがちょっと安かったから
買ったところだったのだ。
「キュウリ増えたなあ」
「お供えみたいになってきたなあ」

その直後、お隣のYさん(無類の良い人)が大量の
キュウリの浅漬けを持ってきてくれた。これがまたいつも美味い。
「キュウリ増えたなあ」
「お盆でもないけどなあ」



と、キュウリが急に増えたことを書きたかったのだが
前置きの話が予想外に長くなってしまって、もうキュウリの
ことを書く根気が尽きた。
ちなみに私はキュウリが好きでも嫌いでもない。






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GITANESにまつわる夏の思い出はないぞ。
それとは無関係に・・・。

雑誌Aの出版局長Oと話をしていた。
彼のお嬢さんたちはこの夏も様々な経験を積み、かなり充実した
生活、充実した夏を送っているらしい。
多分ずっと記憶に残る素晴らしい夏になるに違いない。
それと比べて我々は、記憶に残るような夏はあったか?
とお互い思い起こそうとしたが、二人ともそんなものは
何もなかったという結論に達した。

もちろん、何もなかったと言っても「何事もない日常」は
あった訳で、それが特筆すべき何ものかに彩られていない
だけである。

小学生のころ
なぜか真面目に通ったラジオ体操をおぼえている。
夏休み中はずっと学校のプールに通ったのも覚えている。
炎天下の少年野球は辛かったし、まだ「水を飲んだら
かえってバテるから我慢すべし」という時代だったので
ひたすら苦痛だったことも覚えている。

高校生のころの、真夏の引っ越しも覚えている。
非常階段でずっと喋っていて熱中症(あのころは日射病)
になりかけたことも覚えている。

20歳のころ、非常に親密だった女子と祇園祭見物に
行ったことも覚えているし、そのすぐ後にまた彼女と
天神祭の花火を見に行ったことも覚えている。

ひまわりが咲き誇っている時期にオヤジが亡くなったのも
覚えている。
こうなると、大人になってからのことはそれほど記憶に
残っておらず、子供の頃の夏の情景の方が覚えている。

ということは、大人になる前の夏というのは
とても大切だ ということだろう。
若い衆、今この夏が大切なのだ。心して日常を送れ。
そして隙あらば全力で楽しんでいただきたい。
ただし盗んだバイクで走り出すようなマネはクソダサいから
注意するように。





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GITANESを生んだ国だから。
それとは無関係に・・・。

知らぬ間にオリンピックが始まったというではないか。
遅れ馳せながら開会式の動画を観た。

さすがフランス、よくわからんセンス。
評判悪いらしいが、結構面白いけどなあ。
醜悪なシーンも「それOKだったら後続の国はラク」
という変な指標にもなるし。

個人的に比べるとロンドン大会の圧勝だけど。




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GITANESを忘れていった出張は辛かった。
それとは無関係に・・・。

ケータイの手続き(webで) 上、運転免許証の番号が
必要になり、財布を開いた。
免許証入れはもっていない。定位置は財布の中である。
で、免許証は入っていなかった。

おや、カバンの中で落下したのか、デスクの上に置いたのか
他の財布に入れ替えたのか、といろいろ調べたが
こういう場合は常に「どこを探してもない」。
スーツやズボンのポケットも全て確認したが、ない。
どのカバンの中にもない。

どこでなくしたのか。
どこかの手続きで使ってそのまま帰って来てしまったのか、
クレジットカードなどを取り出すときに誤って免許証を
落としてしまったのか。
いやそれとも鎮静剤で記憶をなくしてしまっている間に
(第2595話参照)とんでもないことがあったのか。

とにかく早く手続きをしなければならない。何をするべき
なのかはわからないが、とにかく早くしなければならない
気がした。
そうしなければ私の免許証を使って金を借りられて
萬田銀次郎風が取り立てにくるかも知れない。
あるいはどういう経緯か私ではない私が偽造パスポートで
ガザ地区に入りあんなことやそんなことを仕出かすかも
知れないではないか。

まず、ネットで調べる。
「警察に速やかに『紛失届』の手続きを。
その次に免許センターで『再交付』を受ける。
免許センターでは午前と午後に1時間受け付ける時間帯がある。
書類添付用の写真は自分で用意しておく。別途費用も要る。
本人確認ができる書類持参。
即日交付される。警察署や免許センターへは自分で運転して
行かないように。免許証がないのだから。」
とある。なるほどイチイチ納得する。

次に念のため免許センターへ電話した。他に知らない情報が
ないかの確認のためだ。
「警察にまず紛失の届けを出して、その後に平日の10時に
証明写真と本人確認書類を持参、費用は●●●●円とのことですが
どうしたらいいでしょう(その他に漏れはないでしょうか)?」

先方「あなたが今仰った通りにやっていただければいいと思いますよ」
という、落語『池田の猪買い』や『米揚げ笊(いかき)』の一場面と
そっくりなやり取りになった。
「ああ、それと亡失届をしたときに紛失の『受理番号』が出されます
ので、その書類も持ってきてください」
と付け加えられた。よかった、付加情報があった。電話した甲斐が
あるというもんだ。


翌日は日曜日だったが警察署へ行く。
手続き自体はスムーズに運んだが、「いつ亡くしましたか?」
という質問には困った。それがわからないから困っているのだ。
「では最後に見かけたのはいつですか?」と訊き直されたが
確実に分かっていることは「春の免許証更新時です」
としか返事できなかった。なくしたかも知れない期間が3か月も
あるということになる。
担当警察官「そうしますと、その間の行動範囲が・・・という
ことになります。どこへ行きましたか?」
「いやいや、いろんなところに行きましたね」
「地域的には?他県とかも?」
「ええ、行ってます」
「落とし物の免許証は警察へ届けられたら連絡が来ると
思ってください。こっちの警察には届いておりません。
他県の警察のことはちょっとわかりません。脅す訳ではないですが
もし他県で落としていて、それがまだその地の警察に届けられて
いないとしたら、脅す訳ではないですがどんなトラブルになるか
わからないので、もしご心配であれば脅す訳ではないですが
可能性の高い現地の警察にも届を出しておいた方が確実なんです
けどね、脅す訳ではないですが。」
と婉曲にきっちり脅された。
とにかく受理してもらった。

あんなに脅されるとさすがに気持ち悪い。
隣県の、もっとも訪れた回数が多い場所の管轄警察署に電話した。
まだ届けられていないとのこと。
こちらの女性担当官はあっさりしたもので、脅されることもなく
「拾得と届のタイムラグもある可能性があるので、時折
電話でかまわないのでお問い合わせください」とのこと。
まあそんなところだろう。

翌日月曜日、免許センターへ。
こんなに免許証をなくす人が多いのかと思うほど、再交付の
窓口に人がいた。なぜかほとんど高齢男性、作業着姿で
『どこで買ったんだろう』と思うようなキャップを皆
被っていた。いやお揃いではない。それぞれが変なキャップだった。
1時間ほどで再交付完了。
そんなに時間はかからなかったが、紛失届手続きや電話、再交付など
トータルするとそれなりの時間と手間がかかり煩わしい。
当然「なくさないようにする」ことが大切である。

さて、結局なくした免許証は家で発見した。
発見した途端に、どうしてそこにあるのかすべて思い出した。
うん、自分がやった。
やれやれほっとした。
警察署になくしたはずのそれを持参。これも返納というらしい。

これで自宅に萬田銀次郎がやってくることはないだろうし、
某国の諜報機関につけ狙われることもなくなった。
徒労に違いないが、勉強にはなった。


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GITANESのニコチン表示は、ちょっと少なくない?
それとは無関係に・・・。

「手で切れます」
特に詰め替え用の洗剤などには、注ぎ口になると思われる
あたりに点線が印刷してあり、「手で切れます」と書かれている。
ところがこの類のものを触るときには大抵手が濡れているので
なかなか切れないことが多い。切れたとしても引き千切った
感じになってしまい、点線通りにスパッと切れないものだ。
そうなると「手で切れます」という文言が
『あ、切れなかった?でもそれはお前が下手なだけだからね』
と語りかけてくる気がするのは私だけだろうか。
それと、以前に書いたように「手で切れ」るとは思えない。
どう考えても「指で切れます」だろうに。

「こちら側のどこからでも切れます」
確かに切れる。ほぼ切れる。でも、
「ここだ!」というポイントではなくて、
「あれ、ちょっと違うけどまあいいか」という妥協を
迫られているように感じるのは私だけだろうか。

「自動的に閉まります」というドア。
どう考えても「自動で閉まる」のであって、それを
『自動的に』と表現するのはなぜなんだろうか?
例えばものすごく勘の働く人がいて、その人を
「動物的な勘の働くヤツ」という表現はするが、
動物に向かって、例えばライオンに対して
「動物的な勘がはたらくライオン」とは言わない。
自動で閉まるドアに対して「自動的に閉まる」
ちゅうのは何なのだろう。
私にしてみると「あたかも自動であるかのように閉まるが
実は陰におっさんが隠れていて、ホントは手動なんですよ」
というニュアンスを嗅ぎ取ってしまうのだが
おそらく100%、おっさんなど潜んでいない。
などと考えているのは私だけだろうか。

「交雑牛」
牛の品種がまじわった牛のことらしい。
単一の蒸留所で作られたモルトウィスキーを
「シングルモルト」というらしいが、その逆だと思えば
いいのだろう。
しかし、「交雑牛」と肉のラベルに書かれると
とっても夜の生活が乱れている牛のような気がして
「もうちょっと他に書き様はないのか」と思う
のも私だけだろうか。






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GITANESを吸い続けていたらどんな身体になっていただろう。
それとは無関係に・・・。

目覚めた時に右耳に違和感。
どうもぼんやり聞こえにくい。
指で触ってみると耳から水分が出ていた。
これが石油のような、エネルギー源になるものなら
大金持ちになれるんだろうが、おそらく違うだろう。
とりあえず出社したが、耳からの水が止まらないので
昼頃に耳鼻科に電話した。
予約はもう一杯で、かなり待ってもらって
来院した順番で診察できます とのこと。
午前の診療は正午までで、そのあとは15時再開。
では午後に診てもらいたいから、今から診察券を
入れに行きます と伝えた。
「12時30分を過ぎると診察券の預かりも一旦
終了するので」と言われたのですぐに病院へ急ぐ。

リミット5分前に到着。
そうすると
「13時過ぎでよければ診察できそうなので。」
と言ってくれた。なんと親切な。

結局13時半に受診。
外耳炎。

それから日も変わり、現在
なぜか左耳から同じように水が出てきた。
右耳用に点耳薬は貰っていたから、それを左にも差した。
なんで両耳やねん?という疑問は残っているが
ひょっとしたらあまりの暑さに脳みそが溶け始めて
流れ出したんじゃないかしらと思っている。
そういえば最近物忘れもどんどんエスカレートしてきて
クリントイーストウッドの名前を思い出すのに
3日かかる始末。

あれ、昼メシ食ったっけ?


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GITANESをテレビで見かけることが
絶無になった。
それとは無関係に・・・。

小さい家に家族5人で住んでいた頃
テレビのチャンネル権などなく、いつも
口惜しい思いをしていた。
とにかくテレビが観たくて仕方ない。
我ながら「こんなにテレビ好きでいいんだろうか」
「このままおとなになるんだろうか」と少々不安に
なるほどでもあった。
ところが物事はやはりうまく(かどうかわからんが)
なっているようで、今現在テレビはほとんど観なくなった。
これは、自由に何時でもどんな番組でも勝手に観ることが
できるという長い期間を経て、正直言って飽きてきたこと、
また次第にチャンネル選択権の面で不自由になってきたこと
も原因であるだろう。

今では私のリビングでの定位置はテレビに背を向けた席で
ある。
食事のときのテーブルでも90度以上身体を捻らないと
テレビが観られない席となっている。
どうして最近まともに観られないかというと、まず
「うるさい」
なんか、うるさいのだ。とくにバラエティ番組が
苦手になってきた。その中でもどこかの店に行って
芸能人が食べたり飲んだりしている番組。
それと、「ドッキリ系」。これは昔から大嫌いな類だ。
なんといっても最近いちばん嫌悪感が湧くのが
「CMで使われる替え歌」だ。
びっくりするほど多くのCMが、何かの替え歌でできている。
CMでわざわざ曲をつくるようなことはもうしないのだろうか。
とにかくCMは替え歌だらけで、例えばデリカミニのCMが流れると
すぐにテレビの電源を切るか消音する。
本当に、テレビに弱くなってしまった。

これで、今までテレビに支配されていた時間を他の
有意義なことに費やす・例えば教養がつくような読書に
割いている、かというとそんなことは全然なくて
ネットで野球の試合経過を追ったり、動画を観たり
している。
やっぱり幼少からのバカはおとなになってもバカのまま
だった  というお話になってしまった。
こんな結論になるはずじゃなかったんだが・・・。



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GITANESはフランス製です。
「ジタネ」ではないです。
それとは無関係に・・・。

アマゾンプライムからメールが来て(要らんのに)、
件名が
「PRIME VIDEOの日本映画をお探しですか?」
だった。
内容を見ると、そのお奨めの映画は

ウーマン イン ブラック 亡霊(字幕版)
主演 ダニエルラドクリフ

って、
ちょっと遠回しにからかってる?



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GITANESはそりゃ身体に悪いだろう。
そんな味がするもの。
それとは無関係に・・・。

少し前から近くの病院と、そこからの紹介状によって
大学附属病院でいろいろ検査をしていた。
血液検査、単純CT、レントゲン、造影剤CT、
超音波内視鏡検査などなど、何年かに一度の検査祭り
みたいな感じで、あの日にあれでその日にこれで
と、予定表にいくつも「病院」という書き込みが
発生していた。私は
悪い予定には「❤ハートマーク」を添える会の会長
だから、手帳はここ最近ハートマークだらけで
ビジュアルだけは愉し気なスケジュールになっていた。

今日はそれらの検査を踏まえてのジャッジが下る日で
予約の15分まえにエントリーを済ませたが、診察の
順番が回ってくるまで1時間30分かかった。
で、結論を書くと
「問題ありません。定点観測も要らんでしょう」という
無罪放免の結果だった。ご心配をおかけした方に
お詫びしたい。
「チッ」と舌打ちをした人にも期待を裏切ったことをお詫びする。

1時間30分待って、診察は7分だった。
請求は「再診察料230円」だった。
駐車料金は300円だった。


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GITANESを寝覚めに吸うと最悪の一日になる。
それとは無関係に・・・。

先日から病院での検査が続いていたが、やっとその
最終関門的なやつを体験。
先っちょに何やらの機能がついた内視鏡とのことで
近頃の経口内視鏡より結構太い。
鼻からの細い細い内視鏡でも熟睡している間に
やって欲しい人間なので、今回も鎮静剤をリクエストした。
まず胃をきれいにするというまずいのを飲む。
喉やらその奥やらの感覚を麻痺させるという不味いのも
飲む。
横たわる。姿勢を決められる。口元にいろいろ置かれる。
マウスピースを嵌められるのだが、これが一番キツイ。
自分でやるなら多分何の問題もないのだが、他人様に
マウスピースを嵌められるというのはなかなかの恐怖を
伴うのだと初めて知った。
左腕に針を刺された。そして「鎮静剤を入れていきますね」
と言われる。
まだ目はぱっちり開けられるなあと思っていると、


気づいたら他の部屋のベッドだった。
1時間は寝ていなければならないらしい。
上体を起こしてそこにいたスタッフの人に声をかけたら
「あと5分寝てください」とのこと。ああ、55分寝たのか。

さて、自分での運転はNGだったので迎えに来てもらったのだが
「あと5分寝てください」というシーンから、病院の出入り口で
ぼーっとしている間の記憶がない。今でもない。まったくない。

問題はばんめしの時間にやってきた。
「あ!支払いやってない!食い逃げ状態や!」
と気づいてしまったのだ。
慌てて病院に電話したが、「会計窓口がもう業務終了しているので
明日にでも電話してください」
とのこと。そう言われたら仕方ない。夜が明けるのを
待つしかないのだ。


翌日
私「ちょっと変なことをお尋ねするのですが」
会計「はい、どうされましたか?」
私「昨日検査してもらった患者番号*******の●●と申します」
会計「はいはい、どうしました?」
私「実は、昨日検査の後お支払いをした記憶がないので
多分踏み倒してると思うのですが」
会計「少々お待ちください・・・」

会計「・・・●●さん、」
私「はいはい」
会計「あの、ちゃんと会計は済まされてますよ」
私「え?」
会計「クレジットカードで●時●分にいただいてます」
私「あ、そうなんですか。実は鎮静剤から目を覚ましたあと
 まったく記憶がなくて」
会計「あ、そんな感じになるんですね。でも今回はきちんと
済まされてますよ」
私「ありがとうございます。お手数をおかけしてごめんなさい」


ということで、私は
まったく記憶のないままロッカーのカギを開け荷物を取り出し
長い廊下を歩いて会計窓口に行き、基本票というファイルを
8番窓口に提出し、代わりにバーコード付き会計番号をもらい、
ソファに座って電光掲示板に自分の会計番号が表示されたのを
確認し、精算機に向かい、バーコードを読み取らせて
支払い方法を選び、財布を出してクレジットカードを引っ張り出し、
挿入口に差し込んで、暗証番号を入力し、レシートと明細が
出力するのを待ってそれを、
あ、レシートはどこへ行ったのだ?

とにかくまた長い長い廊下を歩き、エスカレーターで1階分降りて
出口に向かい、そこにあった消毒液で手を消毒し(この、消毒した
ところだけ記憶にある)、ぼーっと佇み、迎えの車に乗り込んだ
ようだ。

ところで、レシートは昨日脱いだズボンのポケットに
きちんを折りたたまれた状態で発見した。
覚醒している状態の私がやるよりも、きっちり折りたたまれていた。
私はひょっとしたら、寝ている状態の方がきっちりした人間
なのかも知れない。





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