GITANESの匂いはお世辞にも良い香りとは言えないのだ。
それとは無関係に・・・。
曲がりなりにも(曲がりすぎている感しかないが)私は
幾人かの上司であるらしいので、仕事の上ではその幾人かを
褒めたりする必要があるらしい(らしい ばかりで居心地が悪いが)。
ところが私は、あまり人を褒めない傾向にあるようだ。
そして、私としては激烈に褒めているつもりでも
それがなかなかストレートには伝わらないらしい。
他の同僚が堂々と手放しで他人を褒めるのと比較して
(感激で言葉も出ない! なんて表現らしい。出てるやないか と思うが)
「あなたももっと伝わりやすいストレートな表現をとるべきだ」
と上司にやんわり諭されるのだが、それでは日本人としてあまりにも
芸がないような気がするし、やはり婉曲に、比喩も多用して表現しながら
会話したいのだが・・・
という会話を傍らの女性スタッフが聞き耳を立てている様子だったので
「やっぱり、ストレートに褒めるほうがいいのかね?」と尋ねると
「そりゃそうですよ!特に女子は!もっと褒めていただきたい!」
と言われた。
いやあなたの場合、コトはもっと複雑なのだ。
一体何を褒めればいいのか の大探索から始める必要があるからだ。
「どんなときでも廊下を堂々と歩いていく姿が西郷隆盛を連想するほど凛々しい」とか、
「手を洗ってもすぐに拭かないところは、なんだかエコロジーな感じもするし、潔い」とか、
「笑い声がでかすぎて、眠気覚ましにはもってこいだ」とか、
そういうのをストレートに表現するのは、
やはりかなり問題を孕んでいるような気がするぞ。
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