GITANESは読書の伴。
それとは無関係に・・・。
今回も軽いのしか読んでいないなあと思ったが
重いテーマの本など読んだことがないのだから
ただの常態だった。
椎名誠/旅先のオバケ
それまでの椎名誠の本を読んでいれば既出の話だが
「オバケ」というのだから、旅先で遭遇した得体の
知れない体験談をピックアップしたもの。
後半は怖い話でもない。
大体トイレの話は読み飛ばすことにしているので
すぐに読み終わった。
氏が書くこういう方向の本も面白がって読んだものだが
それは現在の自分と比較すると半分ぐらいの年齢だった
頃のこと。ああ、年月が流れたなあと思う。
燃え殻/夢に迷ってタクシーを呼んだ
私がきらいなのは「どんなこと物事に対しても、ちゃんとした
正解が自分の頭の中にあるんだけどさ、まあ教えてやらないけど
しかし巷間では上から下までバカなことやってるよねーー」
という何様スタンスの文章である。例えば新聞のコラム。
もっと細かくいえば天声人語。
そんなものより100倍も価値のある文章が並ぶ。
赤と青のガウン/彬子女王
ヒゲの殿下というともう懐かしい人になってしまったが
その寛仁親王のお嬢さん。
オックスフォード留学時の悪戦苦闘記。
元の本は絶版になってしまっていて、私も手に入らなかったが
最近文庫化されたのですぐに買った。
そしてすぐに売れまくっているらしい。
面白い。
それにしても自分の父に対して「●●してくださる」と
表現する。やはり皇室とは我々とまったく違うのだと
それだけでもよくわかる。
6月もあとわずかで終わる。
あと1冊は併読ですぐに読み終わりそうなのがある。
ここへきて宮城谷昌光モノが停滞中。
病院の待合室では宮城谷最強なんだがなあ。