GITANESのは香りではなくて匂い。
それも悪臭。
それとは無関係に・・・。
スーパーへ行ったときに、パンの棚に某商品が並んでいた。
いろいろな中身・ピーナッツバターやメンチカツ、たまごなどの具を
ミミなしの白い食パンで挟んだもの。
昔から存在していたし珍しくもなかったのだが、あれ、ちょっと
違うのが並んでいるなと思ったのは、「昔から知っていたメーカー
のソレではない商品」も並んでいたからである。
A社の「食パンで具を挟んだやつ」とB社の「食パンで具を挟んだやつ」
が並んでいたのだ。
なじみがあるのはA社のやつ。これはテレビのCMでも観たことがある
ほどメジャー。B社も同じようなものを作っていたのか、と初めて知った。
翌日の朝食用に、A社のものをひとつB社のものもひとつ買って
具は違うものながら、食べ比べてみようと思った。
さて翌日。
まずB社の製品の袋を破って取り出し口に入れようとしたが、
「なんか、匂いがおかしい」と気づいた。
続いてA社の製品も同じように袋から出して口に入れたが
これは何というか、慣れているからというか、無臭。
意識すると正確にはもちろん無臭ではなくて、慣れた匂い・パンの
匂いだった。
もう一度B社のものを顔に近づける。
匂いがおかしいといっても、その商品に問題があるような匂いではない。
傷んでもいないだろう。賞味期限もまだあと2日ほどある。
それでもなんか匂いがおかしい。
これはもうAとBという製パン業者の「パンの香りがそもそも違う」
からであろう。
B社の食パンに慣れている人からすれば、A社のパンなど臭くて
食べられないと思うかも知れないし、今までA社のパンしか食べた
ことがない人なら、B社のパンなど口に入れる気にもならないの
かもしれない。
焼きたてのパンの匂いは多分ほぼ全て「いい匂い」はずだが、
「パン製品」となると、それぞれの業者の匂い丸出しになり、
つまりそれらは「個性」なのだろう。
ここまで書いているうちに『至極当たり前のこと』だと改めて
気付いたが、パンって会社によってここまで違いが出るのかと
初めてわかった次第である。
というよりわかるのがちょっと遅くないか、自分。