the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 



GITANESは当時
少し高かった。
それとは無関係に・・・。

少しだけイイものを買うのが、最近ではいちばん賢い
買い物なのではないかと思うようになってきた。
と言ってももちろん日用品のことである。
ちょっといい家を買ったりちょっといい服を
買う話ではない。

最近では爪切りと団扇がそうである。
国内の有名な刃物メーカー某の爪切りは大手コンビニが
定番商品として取り扱っている。
この爪切りで品質的にはまったく問題ない。
すぐに切れ味が鈍ったと感じる訳ではないし、壊れること
もない。
それでも、そのメーカーが作っている「もうちょっとだけ
いいもの」である爪切りを買って爪を切ってみたのだが
切れ味がまったく違っていた。
安い方は爪が変形しながらやがて「パチッ」と切れるのに
対して、もうちょっといいモノは切り始めから
爪が変形して(反って)いくことなく、スパッと切れる。
これはニッパー型でも同じ感覚だった。
元々コンビニの定番爪切りは600円前後のものなので
「ちょっと高級品」でもそんなに高額品ということではない。
それでいつも気持ちいい切れ味を体感できるのなら
そんなに贅沢でもないと思う。

それと、団扇も同じだ。
団扇なんて大体夏が近づくと、タダで手に入る。
祭だとかケータイ会社の宣伝物だとか、どこかのノベルティ
として貰える。一家に二つ三つはあるだろう。
しかしこれらの「貰える団扇」は大体骨がプラスチックで
できている。ひどいのになると、厚紙の一部に穴が開いていて
「ここに親指を通して、ほら団扇として使え。」みたいな
この上なくどうでもいいモノもある。
以前は選挙運動中に議員が自分の顔写真入りの
「厚紙穴開き団扇」を配ったことが「違法だ!」と
糾弾されたことがあったが、あんなグッズをもらってしまったら
逆効果しかないだろうに。

分かる人なら分かっているだろうが、団扇は竹の骨に限る。
プラスチック製の骨の団扇とは、扇いだ時のしなり・返り
が全然違うのだ。プラスチックでは風にキレがない。
無料の団扇を使う代わりに、数百円で竹骨の団扇を買ったら
それだけで快適な猛暑を過ごすことができる(良い団扇を使おうが
どうしようが猛暑は猛暑だ)。

爪切りと団扇には夏と縁側が似合う。
この夏は縁側でそれらとともにのんびりと過ごすひととき
も悪くないと思ったが、ウチの家には縁側がなかった。

うまくいかないものである。






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GITANESを咥えながら乗ってたなあ。
それとは無関係に・・・。

ほんの2年間ほどだったがオープンカーに
乗っていた時期があった。オープンカーと言っても
トヨタの小さいクルマだったから、サイズ的にも
価格的にも特殊なクルマではない。
それから4台乗り換えているが、また懲りずに
「やっぱりオープンカーがええなあ」と頻りに考える
ようになってきた。
現在は新車のオープンカーなんて高くて買えないから
中古車で何かいいのがないか?と考えてはいる。
ただし、まったく買う気はないから探してもいない。
ネットで検索もしていない。
ただ乗りたいだけのことだ。

これからのシーズンがいい。
オープンカーで真夏に走ると死にそうになる。
だから秋・冬・春の乗り物なのだ。

夜の信号待ちで、ハラハラと桜の花びらが座席に
降ってきたことがあった。
月も星もダイレクトに見える。
音楽など要らないほど、街の音やクルマの走行音だけで
満足できる。
洗車もし易い。幌なんて鳥のフンさえ乗っていなければ
それでいいのだ。ピカピカである必要もない。
真夏の熱気が車内にこもることもない。幌を開ければ
一発で解決だ。


しかしもちろん問題点もたくさんある。
構造上、2人乗りが多い。または後部座席があるものの
狭い。中にはオープンカーでもゆったり4人以上乗れる
ような車種もあるが、価格的に手が出ない。
桜の花びらが飛び込んでくるのは風流だが、花びらだけ
ではない。毛虫も落下してくるだろうし鳥のフンも
ダイレクトだ。
一度何か固いものが落下してきて肩に当たったこともあって、
その上その物体が動いていたもんだから、正体がわかるまで
慌てふためいた。結局コガネムシだったのだが、コガネムシ
であってもそんなに歓迎している訳ではないのだ。
夏は死にそうに暑いし、実は冬に適した乗り物だと言っても
(ホームこたつに入った状態で時速60キロで走っている
と想像すればいいのだが)やっぱり冬なんだから寒くない訳
ではない。信号待ちでは特に全方向から風が舞い込み
厚着していないとかなり寒い。
一瞬の雨が大惨事になる。好奇の目で見られることも覚悟
しなければならない。
真冬、隣に並んだスーパーカブのおっさんに
「寒ないか!?」と笑われ、「お前よりマシじゃ!」と
返事したこともあった。

と、こうマイナス面を書き並べていくと
「オープンカーなんてマイナスばっかりじゃん。どうして
乗りたいの?」と思う人もいるだろう。

理由は簡単だ。

「屋根が開くから。」である。


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GITANESの煙の軌跡のように見えるけど。
それとは無関係に・・・。

離洛帖の一部分の画像をぼんやり眺めていた。
「これのどこかに書道の深淵があるのかしらねえ・・・」
という感想しか出てこない。
きっと、書道を究めまた分解して、再度極めてまた
やり直し、遂に極めたがまた出戻って、
ということを繰り返しやっとたどり着く境地なんだろう。
私なら人生8周ぐらいでやっとそれが
「素晴らしいな」とわかった・ような気がする
風なレベルなのだろう。
真似しろコピーしろと言われても決してできないが、
それは誰が自由気儘に書いたものとて同じことで
真似し難いフォルムになっている筈なんだけど。
いやいや、でもやっぱりそれとこれとは違うのだ、
いやいやいや、一体どこが違うのだ?
いやいやいやいや、もう根本的に違うのだ
てな自問自答をしながら、それでもぼんやり
その国宝の画像を眺め続けた。

一度皆さんも検索して画像をご覧ください。



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GITANESは必ず礼服のポケットにも入れていた。
それとは無関係に・・・。

フォーマルスーツ、普通に暮らしている普通の人の場合、
つまり私もそうなのだが、フォーマルスーツというと
略礼服のことを指している。
普通でない人の場合、それこそたまに宮廷に呼ばれたり
侯爵邸に出向くという身分の人にとってはフォーマルウェアと
いうと、シーンに応じてかなりのバリエーションがある。
まあ我々はそんなこと考えなくてもいい身分だから
気楽なもんである。
黒い略礼服には、スーツコーナーに並んでいるブラックスーツ
とは異なる生地が使われている。専ら礼服用の黒い生地という
ものがある。
だから、黒いスーツであっても略礼服を着て会社に出勤する
のはおかしい。
逆に、スーツとして普段使用しているスーツ(礼服用の生地
ではないもの)で葬儀に参列してもおかしくはない。
ルール違反でもない。おかしくはないものの、大勢の略礼服を
着た人の中に普段の黒スーツを着て紛れ込んだら、かなりの
確率で目立つ。悪目立ちする。
それでも平気なら問題ない。
大体普段のビジネスで黒スーツを着ている方がおかしいので
あって、チャコールグレーやダークブルー(一般的にはネイビー
とか紺などと呼ぶ)を着た方がいい。絶対的にカッコイイ。
そして冠婚葬祭、特に葬儀関係のために1着略礼服を仕立てて
おけばオトナとして大丈夫である。
就職のときのスーツ選びで服屋さんに「この黒いスーツは
いかがでしょうか。これ一着あればビジネスも冠婚葬祭もOK
ですから便利ですよ」と言われた経験があるかもしれないが
それは嘘だ。そう言えば確実に売れるから手っ取り早い。
接客が面倒だったのかも知れない(それで礼服一着売り損ねる
ことになるのだが)。
また黒スーツをそのように売りさばいていれば、もともと
不良在庫化しにくい商品なので、服屋チェーン店が一斉に
右に倣えでプッシュし始めたのだろう。現在ではリクルート
スーツの主流は黒だという。
そうなったのは服屋の怠慢か服屋の戦略である。

さて、男女問わず礼服を久しぶりに着る際に
「あ、キツイ!」と感じることが多いだろう。
当然衣服が年々小さくなる訳がないのだから、貴方が年々
大きくなっているだけのことだ。
洋服がクローゼットの中で勝手に縮むことなどない。
10日で0.5mm、ウェストや胸囲が大きくなるとして
年間で1.8センチ大きくなる。例えば3年ぶりに着る礼服は
3年前の貴方より5センチほども小さく感じる。
5センチともなると1サイズ以上の変化だ。
そりゃキツイだろう。

さて、色々書いている私も洋服屋の人間である。
階下にはオーダーメイドのサロンもある。
カツカツと階段を下りて行ってサロンに座り、たくさんある
前寸表(過去に作った服の設計図)をもとにフィッターと
話をしながら採寸しデザインを検討する。所要時間は
30分~1時間程度。
慣れているからその時間で済むのか、いろいろ拘るから
そんなにかかってしまうのか分からないが、まあそれぐらい
時間をかける方がいいとは思う。
オーダーメイドに慣れていない人は「採寸たったの5分」
などと喧伝する洋服屋に魅力を感じることもあろうが
ロクなことにはならないから、やめたほうがいい。

階下に降りていき、今回は20分程度で済んだ。
生地選びの時間がほぼなかったからである。
なぜかというと、略礼服の注文だからだ。
なぜ略礼服の注文をしたのかというと、
知らぬ間に「服が勝手に縮んだ!」からである。






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GITANESを堂々といろんな場所で吸えた時代が
懐かしい。
それとは無関係に・・・。

ギンビスという菓子メーカーに
アスパラガスという商品がある。
アスパラガスを原料に使っている訳ではなくて
発売当初にはアスパラガスが高級食材という位置づけ
になっていて、それに肖って名付けたという理由と、
形がアスパラガスに似ていなくもないという理由が
あるようだ。
しかしそれに関係なく、このアスパラガスは美味い。
ちょと仕事中に小腹が空いたとき、つまむのにも適している。
この「アスパラガス」の、スパイスカレー味というのを
コンビニで発見し、購入した。
スパイスパウダーという小袋が添えられていて、それを
袋の中に好みの量だけ投入し、振ってから食べるという
コンセプトだ。

これがこの上なく難しい。
そもそもが仕事中なのである。
ただでさえ、それなりに後ろめたい。みんな忙しなく
仕事をしている環境だ。
それに加えて事務所は先日書いたように(2627話)
びっくりするほど静かな事務所だ。
地球が滅亡した後でもこんなに静かではあるまいという
ほどの静けさだ。
その条件下で、ギンビスアスパラガスビスケットスパイスカレー味
のパウダーを袋にいれシャカシャカ鳴らす勇気はない。
何かをこっそり食っていてもみんな大目に見てくれるのを
いいことに、粉をまぶして振るところまでやってしまったら
「あいつ、本気で食ってるな・・・」となってしまい
「あいつは仕事中に、メーカーが提案する菓子の食い方
を忠実にやってのける不心得者」というレッテルを貼られて
しまう。
それでは今後のサラリーマン生活にかなりの支障を来す
ではないか。

だから今、スパイスパウダーが入った小袋をそのままにして
なるべく噛み砕く音すらたてないよう注意を払いながら
そこまでして、やっぱり食っている次第である。


でも、そこら中がカレー臭いのだから
隠せてないとは思うが、隠せてないからもう隠さなくても
いい!という精神では行儀が悪い。
あくまでも「隠していますよ」という姿勢が
エチケットではあるまいか。


最近毎日150~200人ぐらいの人がアクセスして
くれている。だからその人々は
「そこまで考えるなら食うなよ」
と単純に思うだろう。

私もそう思わなくもなくもなくもない。



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GITANESは炎天下で吸おうと極寒の地で吸おうと
まずい。
それとは無関係に・・・。

家人から「日が暮れたら雑草抜き・刈りをしてほしい」
と命ぜられた。
「雑草と言う名の植物はない!」なんて抵抗しても無駄だし
日が暮れてからと言われても、日が暮れるまでの時間ずっと
「ああ、夕方には重労働が待ってるんだなあ・・・」と
思いながら過ごさなければならない。
じゃあもう思い切って今から(午前10時)からやろう!
と思い立った次第。

まず道具がなければ始まらない。
腰をかがめて草を一本ずつ引き抜くというような働き方は
しない。そんなことをするとまた腰や背中を痛めて
周囲の者たちに
「腰とか背中が痛いのは、きっと内臓が悪いんですよ」
なんて言われて、また全身検査を受ける事態になってしまう。

長い柄のついた、雑草の根を掘り起こす道具を用意、
植木ハサミも用意した。
それを北面の庭に運ぶ。
あ、電動草刈り機を忘れた。また物置に取りに行き
それも運ぶ。
あ、シャベルも要るんではないか、とそれも運ぶ。
あ、軍手忘れた、あ、タオル忘れた
とそのたびにウロウロし、とうとう作業が始まる前に
麻の白シャツは汗だくスケスケになってしまった。
ちなみに麻シャツを選んだのは乾くのが速いからで、
休憩などをしている間に少し乾くのではないかという
希望的観測に賭けたのである(少し乾くような生易しい
量の汗ではなかったが)。
ここで大汗をかいているのだから早速水分補給の必要がある。
冷蔵庫の前に移動し水を飲む。

刈り取った草を入れるためのごみ袋、隣家の身内に
熊手を借りに行き、もうへとへとになった。
まだ10時30分、作業前である。



ここからの作業は特に書くこともない。
草がある・刈る、草がある・刈る、草だ・刈る、草だ・刈る、
根を掘り起こす、石をどける、草を袋に入れる入れる入れる。
ただそれだけの作業を続ける。
たまに冷蔵庫の前に移動し水を飲む。
水は合計3L飲んだ。
大腸検査の当日早朝から「下剤を2L飲みなさい」という
ミッションに従うのはなかなか困難を極めたが、草刈りなら
水3L飲むぐらいのことは何のことはないのだ(下剤入りなら
またちょっと事情は変わる可能性がある)。
ついでに南の方の庭でも作業して13時頃作業終了。

麦わら帽子を被り、白い麻シャツの襟を立て、長ズボンに長靴、
軍手という格好で作業したが、いろんなところが日焼けした。
すぐにシャワー。
地球上でもっとも硬い物質である「あずきバー」を一本食べ
また冷水と麦茶を飲んだ。

外で2時間ほど用事を済ませ、そこからは干からびたトカゲの
ように昼寝した。

目が覚めたらもう全身の筋肉痛が始まっていた。
夏ですね。












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GITANESを休止して長いのだが
いつでも吸えるぞ。
それとは無関係に・・・。

病院へ行ってきたというような記事がここ最近増えていた。
それは「腰が痛い」「背中が痛い」の症状からスタートした
(第2583話参照)。
外科に行ってリハビリ科でも施術を受け、自分でできるストレッチ
のやり方もいくつか教えてもらったが痛みがなかなか収まらない。
ちょっとはマシになったかなと思っても、次の日にはまた
痛いという状況が続いていた。
で、周囲の人々が口々に
「背中が痛いっていうのはコワいですよ」
「内臓の問題と違いますか?」
「あの人もあの人も結局内臓でしたよねー」
と脅す。
計5人が脅かしてきた。
5人もの人に口々に脅されるとさすがに
「じゃあ内科へも行っとくか」と思うものだ。
近所の総合病院へ行った。
「先生、腰と背中が痛いのは、きっと内臓のせいだろうと
周りの者が言うんですが。」
と問うと、
「腰と背中が痛い場合は、腰や背中が悪いことの方が
圧倒的に多いけどね」
と物凄く真っ当な回答があった。
「ではあるものの、気になっているのでしょうから
一度まずはCT撮ってみましょう」と、単純CTを撮った。
それをもとにまた診察。
「うーん、膵臓なあ・・・。この部分がそうですけども、
まあ何かある状態ではあるなあ・・・。私はこれが変なもの
とは思わないんだけど、まあ水とか。
あ、腎臓にもちょっと何か写ってるね、これね。
うん、これもまあ多分問題ないと思うけどなあ。
膵臓はね、直接観察できないから超音波内視鏡というのが
医大病院にあるから、気になるなら紹介状いつでも書くよ」
「そう言われて気にならない人もいないですよね」
「そりゃあそうですな」
「じゃあ書いてください」
「書きましょう」
ということで医大病院を紹介された。その様子は
第2597話に詳しく書いた。

「それではそういうことで、紹介状を書きます」
「お願いします」というやり取りが終わり、一旦診察室を
出て待合で座っていたら看護師さんが近づいてくる。
「SGCさん、先生がもう一度診察室へ来てくださいと
呼んでます」とのこと。
なんだろう、と診察室へ入るとCTの画像を先生が見ていた。
「あ、呼び戻してごめんなさいね」
「いえいえ。何かありましたか?」
「いやね、CT画像をザっと見直してたんだけど、ここ、
これね、大腸なんですけどね」
「はい?」
「ここね、ちょっと気になって。」
「え?」
「ここ、この壁のところが他の部分より明らかに厚く
写ってるんですよ。多分ね、たまたまそういう動きをしたときに
撮影したからか、もともとちょっと厚いのかってことだとは
思うんだけど・・・」
「はいはい」
「これね、他の人のCT画像。でここ、大腸の壁がごっつく
なってるんだけど、この人は大腸がんだった。」
「お・・・」
「今まで健康診断とかで『潜血』とかの診断はなかった?」
「一度もないですね」
「じゃあやっぱりたまたまか。うん。あのこれはウチでも
検査できるから気になったらまた来てね」
「わかりました。とりあえず医大病院の方が片付いたら
考えます」
「うん、ほんとに『違ったらごめんね』と言うしかないけどね」
「わかりました」
というやり取りがあった。

前に書いたように医大病院では膵臓も腎臓も異常なく
ついでに食道・胃、胆のう胆管なども問題はないということが
わかり、ついでに鎮静剤が非常に効きやすい体質で
検査後2時間の記憶が残らないほどだということもわかった
(第2595話)。

そっちが全て片付いたので、あらためて最初の病院へ
行き、大腸検査を依頼していた。
18日が検査だった。

まず前日の夜20時以降は絶食。
21時に、コップ1杯の水に数ミリリットルの下剤をまぜ
飲めとの指示。
この下剤はまったく効果なかった。
当日は朝7時から下剤入りの水2リットルを15回に分け
飲み切れ という指示。
これがなかなか辛かった。
うすーい味なのにしつこい。それほど気にならない味なのに
ずっと嫌な味。コクも切れもないしさっぱりもしていない。
「物凄く小声の人の話す内容が、実はすごいことを言っている
のかと思ったらまったくつまらなかった」
というような味なのだ。

なんとか飲み切り体内もきれいにして病院へ。
へんなものを着せられ検査室へ。
今回も鎮静剤を希望していた。眠っている間にやってもらう
方が間違いなく気楽なのだ。
まず点滴を打たれる。この針が痛い。針を抜いたあとの
プラスチック管がずっと刺さっている状態も痛い。
しかしこれを嫌がると鎮静剤を投与できないのだから
我慢するしかないのだ。

何度か本人確認をされいよいよ検査。
鎮静剤がまったく利かなかった。なんでやねん。

仮眠のベッドに一応車いすで運ばれ身体を横たえたのも
すべて覚えている。ここから規則により1時間程度
横たわっていなければならない。
手首にはまだプラスチック管が刺さり、生理食塩水を
点滴されているから寝返りも打てない。
隣のベッドの男性、私の直前に検査を受けた高梨氏
(知らんおっさん)は軽いいびきをかいていて
羨ましいほど気持ちよさそうなのに、私はただ白い天井を
見続けている。
15分おきに看護師さんが様子を見に来るのだが
思いっきり目が合う。
「あ!眠れません?」
「検査中もずっと起きてましたけど」
「あら、クスリ足りなかったかしら」
「そうみたいですよ」
「まあ、ゆっくりしてください」

高梨氏(知らんおっさん)は私よりも20分ほどはやく
検査していたらしい。だからさっきの看護師さんがまず
高梨氏を起こしに来た。
で、
「SGCさん、どうします?まだあと20分ほどあるんですが」
「もう退屈だから慎重に起きて待合で座ってます」
「あ、じゃあ起きましょうね」


ほどなくして診察室へ呼ばれた。あの先生がいる。
「ああSGCさん、こちらへ」
まだ座らない内に
「異常ないです。まったくないです。」
呆気なかった。
「どれぐらい異常なかったかというと、次に健康診断で
『潜血・要再検査』と言われても検査しなくてもいいほど
異常ないです。まあ3年は大丈夫かな。何もなかったのに
検査になってしまって、ごめんと言うしかないなあ」
「いやいや、ありがたいことです」


鎮静剤を投与されているので自分では運転できない。
クルマに乗せてもらい帰路。
ローソンに立ち寄り大きいシュークリームを買った。
はっきりした味の食べ物はやっぱり美味い。








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GITANESに合う服もある。はず。
それとは無関係に・・・。

久しぶりにスーツを着た。
基本的には初めて会う人物が来社するときは
スーツ。
話のテーマや相手により、ダークブルーのウールスーツ
を着たりコットンのスーツになったりする。
今日は麻の生成りだったから、それほど畏まった
あいさつの交換、という訳ではなかった。
スーツを着る時にはシャツを着てネクタイも着用する。
この季節はどんどんそういう装いが辛いほどの暑さだが
自分でそう決めているのだから致し方ない。

麻のスーツというのはすぐにシワになるのだが
「シワが許される・シワも良いものとされる」稀な
素材でもある。だからどんどんシワになってもそれが
味わいなのだと開き直っていればよい。
しかし洗濯あがりに毎度自分でアイロンがけするシャツ
は、まことに効率の悪い衣類だといつも思ってしまう。
きっちりきっちりアイロンがけしてシワをそこそこ
伸ばすことができたとしても、着用した途端にシワは
始まる。
姿勢を変える度に、腕を曲げ伸ばしするたびにシワは増え、
出勤のためにクルマのシートに着いた途端、もう背中にも
大きいシワができる(はず)。
だからといって「シワになりにくい素材のシャツ」のように
面白グッズみたいな代物は、着て快適とはまったく思えない。
固くてしなやかさに欠け、皮膚呼吸が止まってしまうような
着用感のモノばかりである。

もう、シワについては諦めが肝心である。
みんなそうだし、そういうものだと諦める。
そしてまた洗濯して、アイロンがけする。
そういう定めなのだ。


さて、このブログにはもう3回ほど書いているが、アイロンが
苦手の人がよく
「どこが正しい折り目なのかわからないから、アイロンがけが
嫌い」と言う。
そういう人は考え方を改めるのがよい。
『今日のアイロンがけでできた折り目が正しい折り目だ』
と思えばいいだけの話。
どうせまた洗濯したらリセットされるのだ。またアイロンで
新しい折り目を好きなように描けばいいのだ。


と自分に言い聞かせながらアイロンがけをやっております。


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GITANESカラーのスニーカーを買おうと
思っていたが未だに実現していない。
それとは無関係に・・・。

思い出してみれば、学生のときにピカピカ
真っ新のようなスニーカーを履いていた記憶がない。
いつも薄汚れていたように思う。
スニーカーブームでもなかったし、おカネもないから
そうそう買い物ができないという事情があったにせよ
あまり記憶がない。
これはまあ、熱心に靴洗いをしなかったからという
理由に尽きるだろう。
コーディネートするもしないも、そもそも学生服
で過ごす時間帯がいちばん長いし、休日にもあまり
白スニーカーを履いていることが少なかった。
大体はズックだ。紐にせよスリッポンにせよ
ズックだったから洗いやすかったはずなのに
そうしなかった。
すぐに履きつぶしていたから洗うという発想が
なかったのかもしれない。

やっとオトナになって、いろんな服を着て
必然的に靴もいろいろなものを履くようになり
そのうちの一つとして白いスニーカーも
履く訳だ。
そしてそれなりに「白いまま」維持している。
もちろん定期的に手入れするからである。
ズックなら洗うし、レザーでも補色や油分の補給も
やる。
しかし、なるべく白いままキープできているのは
「手入れ」が理由の全てではない。
最も大きい要因は「天気の悪い日は履かない」
そして「あんまり履かない」からだろう。
そればっかり履かなくても済んでいるし
汚れそうな日は履かないし、汚れたら手入れする
からだ。
学生の頃にはまったくなかった発想だ。

それにしても、その学生の頃は
「大人になったら父親のように、革靴ばかり
履くんだろうなあ」といういくらかはっきりと
した想像とはまったく違った。
こんなにスニーカー、ズックを履いて過ごすとは。
いやそれでまったく問題ないんだけども。


ちなみに、ズックとは麻や綿の太い繊維を使って
織った布(帆布など)をズック(doek)と言い、
それで作った靴をズック靴と言っていた。
「ズック」が定着したのが靴だったから、
ズック=ズック靴となったのだろう。
別にわざと古そうな表現をしている訳ではなくて
例えばVansのスリッポンなどを今も私は
ズックと呼んでいる。
この歳になっても「ズック好き」人間である。



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GITANESのサブスクがあったら利用してただろう。
それとは無関係に・・・。

かなり昔から便利なアプリ・ソフトを使っていて、
それも有料会員でも惜しくはないと思えるほどの
便利さだったのがEVERNOTEである。
画像でも議事録でもプライベートの領収書の画像
や消耗品名の控え、重要なSNSのスクリーンショット
など、なんでも放り込む。クラウドのデータ保存
サービスだ。
必要に応じて検索して引っ張り出す。
特に便利だったのは名刺の管理で、名刺を撮影し
自動で読み取り(精度はイマイチながら)整理できた。

そのEVERNOTEから発作的に全データを退避させた。
理由はいくつかある。
まず、
●年会費が度々上がるのは仕方ないとして、このまま
依存度が高まっていくばかりだと、どんな値段設定ににも
応じざるを得なくなるから。
●アプリの不具合がなかなか解消されないというケースが
何度かあった。
●本体がイタリアの会社に身売りされたのだが、それと
関係があるのかどうか知らないが日本法人がなくなる
という報道があった。

というような事情による。

かなりの数のデータを格納していたが、それらを少し
眺めていると「冷静に考えて、これが残したいデータなのか」
というものがかなり多かった。
残したいモノだけとりあえずPCにダウンロードして
クラウド上のデータをどんどん削除する。
これがなかなか気持ちいい作業だった。

何でも放り込むからこうなってしまう。
必要なものをもう少し選んで手元に管理するだけで
充分だと思われた。
打ち合わせの内容は反故紙の裏などを利用して
手書きで作り、そのあとpdf化してクラウドに
投げ上げていたが、それをやめて本来の方法
つまりノートや手帳に手書きしてそのまま保管する
方法に回帰する。
元々手書き派の自分としては特に困ることはない。
手書きのものをデータ化して、というところが
そもそもおかしかったのかも知れない。


ということでやはり自分は
アナログの人間でした。







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GITANESに関するメモはない。
それとは無関係に・・・。

手帳、スケジュールに余白がいくらあろうとも
別にたいして気にしない性格なのだが、それでも
スケジュールがどんどん進んで行った先に
何か書きこんでいれば面白いだろうと、年始に
いろんなことをスケジュール帳に書き込むように
している。予定がなくてもいいが、確かに空白では
紙がもったいない・何か書いておこうということだ。

で来週のスケジュールのページを開くと、火曜日の
ところに
与作の効果音=キハーダ
ロバや馬のあごの骨 乾燥後そのまま使う
ヴィヴラスラップはその代用品

と書いていた。
いや、自分で確かに書いたのに、それを見つけて
びっくりしている次第である
そういえばその記事を昔このブログに書いたことも
あった。
それをまた手帳に書くということは、このことを
よっぽど忘れたくないのだろう、自分。
思い出したかったのだろう、自分。

なんでや?







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GITANESを吸いながらのドライブが至福だった。
それとは無関係に・・・。

つい最近、身内Aの知人が
「オープンカーに乗っているような奴はバカ」
と断言し、その理由をいくつも挙げていたそうだ。
それを聞きながら
「これをSGCに伝えたら喜ぶだろうな」と想像し
笑いをかみ殺しながら聞いていたらしい。

その人が列挙していたオープンカーの悪いところは

1.快適とはほど遠い。オープンカーが気持ちいいのは
 年間でほんの少しの期間でしかない。

2.屋根の幌は傷むし、周囲のパッキンも早かれ遅かれ劣化する。
 そうなると雨漏りするのが目に見えている。

3.紫外線を肌に浴び続けると健康によろしくない。

などなど。

1は乗らない人の誤解だ。
オープンカーは真夏以外のシーズンの乗り物である。

3 は確かにそうだ。防備したほうがいい。

2 は間違い。幌は屋根ではなく傘である。
 屋根から雨漏りしたら誰でも大問題だと感じるが
 傘を差していたのに濡れた!  と嘆く人はいない。


こうなるともう、次に車を買い替えるチャンスなどあった
場合には、その人の家の前に乗りつけ、幌を開閉するなどして
遊ぶ以外にないな と思う。

デメリットを100並べられても、それに打ち勝つ
たった一つの特長がある。
そしてそれは、オープンカー以外のクルマではできない
芸当である。
すなわち、
「オープンになる」ことである。


ほら否定的なあなた、
ホントはちょっと乗りたいんでしょ?






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GITANESこそないものの。
それとは無関係に・・・。

やっと坪庭で過ごせる時期になった。
近くに毎年営巣しているらしいウグイスの、まだ
ヘタクソな鳴き声が聞こえてきて、田舎しか知らないが
田舎を満喫している。
セブンイレブンで買ってきたペペロンチーノを(※セブンイレブン
が存在する程度の田舎である)レンジアップして
自前の皿に移し(※なんでそんな面倒くさいことを と
思わんでもない)、本とお茶を用意して、
以前アマゾンで買ったチープこの上ない屋外チェアに
クッションを敷いて座る。

チューリップとこでまり、ハナミズキとジューンベリーが
咲いた。本を読みながらチラチラとそれらを見ていると
飽きることがない。
じっとじっと見ていると、まあそれなりには飽きる。

ちょっとペペロンチーノが冷めつつあったので
急いで食べる。大盛り。
胸やけがすごかった。急ぎ過ぎた。

タオルケットに包まり本を読んでいたが、もうどうでも
よくなってきて昼寝。

陽が落ちてきて屋内に戻り、またウトウトする。

そんなこんなで、夜はなかなか寝付けない。
見事な悪循環である。
我ながら呆れるが、もう慣れた。
そういう人なのだ。







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GITANESの未喫が常に1カートンあった。
それとは無関係に・・・。

未読
というと最近では皆「SNS、特にLINEの着信があるのに
中身を読んでいないこと」を指すものらしい。
しかし私の中で「未読」というと、「まだ読んでいない本」
のことを指す。
もちろん「まだ読んでいない本」なんて星の数ほどあって
それも毎日毎日世界中でそれらは増殖を続けているだろうから
単に「まだ読んでいない本」では範囲が広すぎる。
だから「未読」は「買ったのにまだ読んでいない本」の
ことである。
そしてこういう本は別の表現として「積ん読」と呼ばれるらしい。
うまいこと言う(って書いたのは実は2回目)。

うまいこと言うから自分も使うかというと、まったくそんな
ことはなくて、相変わらず「未読」と認識しており
これは今後も変わることはない。

でこの未読は随分なペースで増え続けるものである。
読めばいいではないか と誰もが思うだろう。しかし
読むスピードよりも読みたい本が増えるペースの方が
圧倒的に速いから仕方ないことなのだ。
「未読」は書斎の棚の一画に集められていて、もう
はみ出すのは時間の問題である。

少し前から「未読は正確には現時点で何冊あるのだろう」
と気になってはいる。
知ったところで何になる? と、数えずにいた。
でも知りたい。知ってしまえば己の愚かさに打ちのめされる
のではなかろうか。

知るべきなのでしょうか?
知らずにやり過ごすのがいいのでしょうか?
無駄遣いに少しでも歯止めがかかるのでしょうか?
書斎が少しでもきれいになるのでしょうか?
海は死にますか?
山は死にますか?







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GITANESが吸える場所も昔はあったのに。
それとは無関係に・・・。

小雨の中(全然関係ないけど)運転免許の
更新に行ってきた。
9時までに受付を済ませ、ちゃんと交通安全協会にも
入り、その後は視力検査とか四肢能力のチェックとか
撮影など、いつも抱いているよりもスムーズに進んだ。
講習時間もゴールド免許なもんだからあっと言う間に
終わるし、「免許更新ってこんなに早かったっけ?」と
思うほど早く終わった。
講習が終わって廊下に出てみると、SD(セーフティド
ライバー?)カード勧誘の人がポツンと寂しそうだったので
それも申し込んだ。まったく要らんのだが、哀愁が
漂うおじさんを放っておくのが難しかった。

いつもよりもっとシビアに交通法規を守りながら
自宅に向かう。
運転しながらあの哀愁漂うおじさんを思い浮かべたが
「で、あのおじさんは実はごっつい豪邸に住んでいて
ええもん食ってたりして・・・」と想像してしまい、
「SDカードなんて要らんかったんや!」と数百円の
後悔を抱きつつ、信号機のない横断歩道をこれ以上
ないほどの徐行で通過した次第である。




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