第２３７２話「狭い」

GITANES嗜好者は肩身が狭い。
それとは無関係に・・・。

たまに行きたくなる近所のパスタの店は
駐車場が狭い。切り返しするにもせまく
そもそも車室それぞれも幅が狭い。
それがネックで、混みあう時間帯などは
つい諦めてしまう。
狭いと言っても駐車場があるのだから
それなりの面積はある。軽自動車などの
小さいクルマならまず問題なく利用できる。

昔一時期だけ住んでいたワンルームのアパート
の浴槽は狭かった。
膝を伸ばすことができなかった。
毎晩、甕棺に入れられた気分になっていた。
なんだかおもしろかったけど。
それでも一応風呂だし、入れないことはない。
小柄な人なら十分ストレスなしに入れるだろう。

決定的に絶望的に狭いものといえば
年末調整の用紙の、保険会社名を記入する欄
である。
あれは無理だ。
あんなところに書き入れろと決めている側の
頭が悪いのか、くっつくたびに社名が長くなり
それを短く変更する気概のない会社の頭が悪いのか
どちらかである。
年一回のことだからまあ許せるが、
狭いでしょ？あの書式を決めた側の人々は
自分たちが年末調整しなかったのだろうか。
確定申告組が作ったのだろうか。
ああ狭い。

第２３７１話「草刈り」

GITANESのように吸えればいいのに。
それとは無関係に・・・。

生命力という言葉を再認識するのは
毎年春～今頃のことだ。
そして梅雨、夏にはより一層確かなものになる。
窓から庭を見ると、生命力で溢れかえっている。
土を替え栄養を与え水も遣って世話をしていても
ダメなものはダメな反面、放っておいても勝手に
雑草はすくすく狂暴に育っていく。
いや雑草という名の植物はない・とお𠮟りを受ける
かも知れないが、種々雑多の植物を一言で表現すると
そう言わざるを得ない。
人の群れを群衆と呼んだとして、「群衆とは失礼な。
我々にはそれぞれ国籍・民族・宗教・性別・個人の
名前まであるのだ！」と言われても困るのと同じだ。

で、
「草刈りをしよう」と思い立った。このままでは
持ち主たる私も庭を通れなくなってしまう。
バッテリー充電型の草刈り機も持っている。
電動生垣カッター的なものもある。環境は整った。
それなのに、直近で草刈り作業できそうな日が二日
あって、その両日とも雨なのだ。
雨の日は土埃や草のホコリ・粉も舞い上がらないので
よさそうなものだが、いや水分の重みで草が寝てしまい
刈りにくいことこの上ない。
おまけにこっちも濡れる。雨合羽を着てまでやるほど
私は草刈り大好き人間という訳ではない。
窓の向こうの雑草を眺めながら、ああ　などと
ため息をついている次第である。

こうやって私は、実は雨に助けられている訳だ。

第２３７０話「カバンの手入れ」

GITANESの煙汚れだけはついていない。
それとは無関係に・・・。

数年前にわざわざ遠方まで出かけて買ったバッグが
ある。
革のトートなのだが、それが気に入ってその後ショルダー
バッグまで購入した。
それぞれ気に入って使い込んでいたが、その間
何のメンテナンスもしていなかった。
さっと汚れを拭うというレベルの手入れもせず。

たまたまスマホを眺めているときに、レザーバッグの
手入れ・栄養クリームや補色を解説するサイトを
発見したので眺めているうちに、自分でも手入れを
したくなってきた。こういうときは本当に便利だ、
アマゾン。

翌日届いた２色分の補色クリームと栄養クリーム
を使ってメンテナンスしてみたら、意外なことに
そのサイトに載っていたぐらいのレベルで上手く
いって、カバンはかなりきれいになった。
大体このような「自分もやってみよう」と思い立った
場合、うまくいった試しなどなかった。
ほぼ私は失敗する。特に手先を使うことは
本当に苦手で不器用だ。
なのに成功した。
レザーバッグの手入れって、よっぽど簡単なのか
このクリーム各種が優れているのか。
あるいは実は私にはそういう才能が溢れており
今まで気づかなかっただけで、才能が溢れすぎて
もう身の周りがびちょびちょになっているほど
条件は整っており、たまたまバッグの手入れの
話があっちからやってきて、

というようなことを考えたが、その後作った
オムライスのタマゴがビリビリに破けたところを
考えるとやはり不器用。

第２３６９話「ソックス」

GITANESカラーがいいんだけど。
それとは無関係に・・・。

前にも書いたが、靴下が脱げるのである。
いや、脱げるのが問題なのではない。
脱げない靴下の方がよっぽど問題だ。
そうではなくて、靴の中で靴下がだんだん
脱げていくという問題である。
これは流行・傾向と関係している。

私自身は懐疑的なのだが、男性で
「靴を履くとき靴下を履かない。革靴の
時も靴下を履かない。」という変な
潮流がどこからから押し寄せ、今では
確実にそういう人種が存在している。
私が懐疑的だというのは至極わかりやすい
理由からであって、すなわち
・靴の内側が汚れるでしょ
・お腹痛くなりませんか
というものだ。
前者はスニーカーならばまだしも
革靴でなあ・・・といやーな感じしかしない。
後者については、確かに夏場は足元が
涼しくてその装いにも一理あるんだが
真冬でも履いていない人がいて
「どれだけ腹が強いのだ」
という呆れた敬意を抱いている。
革靴でも靴下を履かないというスタイルは
男性ファッション誌などでもよく
見受けられる。また、一部芸能人が
そうするから市民権を得たのだろう。

さて、靴下を履いていないのがトレンド
だが、靴下を履かないと色々心配だという人
に折衷案な商売が
「靴にすっぽり隠れる靴下を売ってしまえ」
というのがあって、これがよく売れ
そして私もまんまとその術中にはまっている。
ベリーショートソックスとか、フットカバー
とか商品名は色々だが、スニーカーソックス
というモノよりももっと短くて、靴を履くと
外側からはそれが見えないようになっている。

ちなみに、本当に靴下を履かない人は「純一」、
見えないソックスを「偽純一」、
半端な丈のソックスを「半純一」、
ちゃんとしたソックスは「反純一」
と呼んでいる。局地的には非常に支持された呼称
である。もちろんある程度はリスペクト
した呼び方と思っていただきたい。

で、その「偽純一」なのだが、歩いているうちに
どんどん脱げていき、しまいにはつま先の方で
固まってしまう。どれだけ慎重に履き慎重に
歩いても脱げていく。
そのたびに、人に知られないように偽純一を
引っ張り上げるのだがすぐに元通り。
もうくるぶしとソックスを両面テープで貼って
やろうか、終いにはホッチキスで足と偽純一を
フィックスしてやろうかと思うほどイライラする。

たまに、
「ずれないフットカバー」とか「脱げにくいショート
ソックス」というような商品も発売されたりして
「そうか、業界もこの、脱げるという問題意識は
持っているのだな」とということがわかる。
で、それを購入して履いてみるのだが
これが全くダメ。
説明書きに沿って
「こういう履き方だ。ここをこういう風にするのだ。
そうすればズレないのだ」
という指示に従っているのに全くダメ。
こうなると「履き方まで指示しているにも関わらず
ズレていくとなると、問題があるのはお前の方だ」
と言われているのに等しい。どうして人間様が
偽純一ごときに匙を投げられなければならないのか。

という感じでこの問題は現時点でも全然解決されて
いないのである。
もし街角で、一見ソックスを履いていないように
見えて、ソロソロと摺り足で歩いている男を見かけたら
それは私である。

声をかけてももちろん返事しないので
放置するように。

第２３６８話「円安」

GITANESを結構買ったよな。
それとは無関係に・・・。

円安である。
悪い円安とかいい円安とか言うが、とにかく
円安である。
ある時点の円ドルレートが、ある時点よりも
下がったということだ。

昔々ヨーロッパの４か国に短期出張したときは
考えられないほど円高だった。
たしか１ドルが８０円そこそこだったような
気がする。
それが今１２７～１２８円になっている。

１ドルの物が８０円で買えた時代があったのに
今は１ドルの物を買うのに１２７円持っていかないと
売ってくれない　ということになる。
まあ簡単に言うと（簡単にしか言えませんけども）。

だから、ヨーロッパに行った時は空前の
円高状態だった訳で、日本人旅行者は買い物を
するには究極にお得だった訳だ。
向こうで１０００＄の靴を買うとして
その当時は８万円で買えた。現在は１２万７千円
するということだ。円高の片方だけを見ると
なんておトクなんだろう。

ところが悲しいかな、そもそも私にはまったく
カネがなかったから、いくら買い物にオトクな
時代だったとしてもほぼメリットはなかった。
買い物と言えばそれぞれの国の、いくつかの
タバコ屋を見て回り、各国で売られていたGITANES
や、日本ではあまり見かけない種類のGITANESを
いくつか買っただけである。
ということで結論は、カネがなければ使えない
ということだ。

その他、円ドルレートについては
他のサイトに行った方がよろしい。

第２３６７話「短感」

GITANESが短いから短感。
それとは無関係に・・・。

引用
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
吉野家発信文書より

当社役員の不適切発言についてのお詫び
2022 年 4 月 18 日
株式会社吉野家
株式会社吉野家常務取締役企画本部長が、4 月 16 日に開催された外部における社会人向け
講座にて講師として登壇した際に、不適切な発言をしたことで、講座受講者と主催者の皆
様、吉野家をご愛用いただいているお客様に対して多大なるご迷惑とご不快な思いをさせ
たことに対し、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。

後略
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

どのような発言だったかと言うと、
若い女性を狙ったマーケティング施策を
「生娘をシャブ漬け戦略」と笑いながら何度も発言。
「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・
生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるように
なれば、絶対に食べないから」というもの。

まあ見事にいろいろな面でアウトである。
前職も超有名企業で超有名な仕事をされた方らしい。
でも吉野家には罪はないんだけどなあ。

引用
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
FNN
5回目接種「必要になることも」　自民党PT提言案
　変異株対応のワクチン確保求める
コロナウイルスの変異株に対応した新たなワクチンの
確保を政府に求めるなどとする、自民党の提言案の
原案が判明した。15日朝の自民党の会合でとり
まとめる見通し。

新型コロナワクチンに関する自民党のプロジェクト
チームの提言案の原案では、「オミクロン株」の
異なる系統が組み合わさった「XE系統」の感染力
の強さを指摘した上で、今後より感染力が強い変異株
が出現する可能性に言及。
後略
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
３回目接種の時点で強烈な副反応に見舞われた身としては
５回目というよりも、４回目をどうしようかと逡巡
している。
でも、副反応でも辛かったのだから本物のコロナに
罹患したらもっとつらいだろう　と考えると
やっぱり受けた方がいい、と現時点では考えております。
ワクチンはすべてインチキ・陰謀だというスタンスの
お方には悪いけど。


引用
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
スポニチアネックス

井上咲楽「送った人が聞いたら悲しむ」　
メンタリストDaiGoの「ウクライナに折り鶴…狂気」に

　タレントの井上咲楽（22）が18日、フジテレビ
「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に生出演。
メンタリスト・DaiGo（35）が「ウクライナに
折り鶴送るは狂気」とツイートしたことに言及した。

中略
　これにDaiGoは「ひろゆきさんの言う通り、ウクライナ
に折り鶴送るは狂気。実際は誰と助けないのに、いいひと
ぶりたい人のエゴでしかない。結局、口だけで誰も助けず、
いい人振りたいだけの愚者の行動。そんな暇あるなら、
バイトでもして、ウクライナに海外送金してあげなよと」
と賛同し、さらに「そもそも、千羽鶴にありがたみを
感じること自体が日本独自の文化であって、ウクライナ
の人からしたら、何これ？な話なわけです。相手の気持ち
がわからない親切はただの迷惑」と記していた。
　井上は「狂気って言い方はどうなのかなって思う」と
DaiGoの投稿に疑問。「私たちができることとか何かに
やってあげたいっていう気持ちなので、送った人がそれ
聞いたら悲しむだろうなと思っちゃいます」と述べた。

」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
まあ、狂気という表現は適していないだろう。
でも、貰った側にとって千羽鶴は何かの役に立つ
のかという疑問は私もずっと持っている。
千羽鶴のひとつひとつが実はマスクになります
というような仕掛けならば素晴らしいが。
また、通り一辺倒・定型文を選んだだけの
弔電も遺族からすると、少なくとも私からすると
まったく不要のものである。

引用
」」」」」」」」」」」」」」」」」」
時事通信

維新・鈴木氏「ロシアは対日配慮」＝北方領土交渉の
中断表明で

　日本維新の会の鈴木宗男参院議員は１７日、札幌市で
講演し、ロシアが北方領土問題を含む平和条約締結交渉の
中断などを表明したことについて、「現状では」という
断りが付いていると指摘し、「まだ（日本に）配慮して
くれている面がある」との認識を示した。
　その上で「（ロシア側のメッセージを）裏表を見ずに
斜め読みしていると、どこかでツケが回ってくる」と
述べ、対ロ制裁の再考が必要になるとの考えを示した。

」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
これだけスタンスがはっきりしていると清々しいし、
どうも本音がつかめないような政治家も多い中で
有権者も投票のとき判断しやすいし、いいではないか。　


引用
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
テレ朝NEWS

千葉・稲毛区　マンション貯水槽に性別不明の遺体

　千葉市稲毛区のマンションの貯水槽で、性別不明の
遺体が見つかりました。
　警察によりますと、遺体は服を身に着けていた
ということですが、外傷があったかどうかなどは
分かっていません。
　警察が事件と事故の両面で調べています。

」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
身近な施設で以前、貯水槽の蓋がどういう訳か
少し開いていて、中でカラスが死んでいたのが
発見されたことがあった。
気づくまでの間みんなその水を飲んでいたと
わかったときは結構な阿鼻叫喚になったが
急性健康被害がなかったからすぐその話題は
下火になった。
人間の死体となるとなあ。


引用
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
柿の種になぜ日産車？「スカイラインＧＴ―Ｒ」や
「フェアレディＺ」など２３種

　「スカイラインＧＴ―Ｒ」や「フェアレディＺ」
「セレナ」をつまみに一杯いかが――。日産自動車の
名車をかたどった柿の種が入った「日産自動車監修
　新型カキノタネ」が人気だ。日産と神奈川県の
企業が企画し、新潟県小千谷市の「竹内製菓」が
開発に協力。当初は神奈川の一部店舗のみで
扱っていたが、今は全国販売されている。
同製菓の竹内義朗専務（４７）は「車好きの人
に喜ばれる商品作りに携われて光栄」と喜んで
いる。

後略
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
ようわからん。

第２３６６話「おにぎり道」

GITANES道二級。
それとは無関係に・・・。

美味くおにぎりを食べるには、まずおにぎりの
状態に左右される。当たり前か。

決してぎゅうぎゅうに固くなくて、すぐ解ける
ほど緩くないのが肝要。
半数はそのまま。あとの半数は腰に海苔が
巻かれている。その海苔はまだパリッと感を
失っておらず、片方の端がピョンと跳ねている。
おかずなど要らないが、明太子の端っこでもあれば
充分すぎる。
熱いお茶も要る。
これは満腹度が通常の場合である。

かなり腹が減っているときは、
それよりも固く握られていても構わない。
飲み込んだらその重みで身体がすこし沈んだ
んじゃなかろうか　と思うほどの比重が要る。
海苔の片端がピョンと跳ねているのは変わりない。
おかずはソーセージと卵焼き。
またはベーコンとジャガイモを炒めたやつ。
これらが大量にあって、おにぎりもそこそこの
皿の上にピラミッドのごとく屹立しているのが
いい。
みそ汁は、まああってもなくても構わない。
お茶は要る。冷たい麦茶が合う。
いや、目の前にそんなに出されたとしてお前は
それを食べられるのか？と問われるかも知れないが
食べた。実績がある。
証人である母はもう死んでしまったが、呆れていた。
「まさか本当に食べきるとは・・・」と言っていた。
「でも食べるために作ったんでしょうに」と言うと、
「残せばいいでしょうが。後で食べられるんだから」
と、呆れたため息交じりで母は、あっちを向いたまま
言っていた。
だって、おにぎり好きなんだもん。

第２３６５話「縮む」

GITANESは最初から縮んでいる。
それとは無関係に・・・。

いろいろなブランド、いろいろなTシャツを
着てみたが、最近ではまたヘインズに回帰している。
Tシャツ１枚、何も羽織らないという場合などは
BEEFYがいい。肉厚で、いろんなものが透けない。

今年はBEEFYのヘンリーネックを買った。
サイズはXL。
ヘンリーはややタイトに着たいものだが、そのサイズ感
がイマイチわかっていなかったので安全策だ。

さあ、着用の前に一度洗ってみて、

縮む縮む。いやあ結構縮むなあ！
ワンサイズ大きいのを買っておいてよかった。
Lサイズなら今頃は悲嘆に暮れていただろう。

セントジェームスのバスクシャツもいつかは
欲しいと思っているが、これも縮みまくることで
有名らしい。
だから、何のサイズを買っていいかわからず、
そのあたりをリサーチするほどの根気もないし
結局買わないまま数年が過ぎた。
それで何の問題もないのだから多分私には
それが必要ではないのだろう、本当は。

第２３６４話「でっかいスニーカー」

GITANESとも似合わん。
それとは無関係に・・・。

何と言うのか知らないけど、でっかいスニーカー。
ロゴとかブランド名とか装飾がゴテゴテした、
底も分厚い、大袈裟なスニーカー。
あれが苦手である。
一頃はダッドスニーカーと呼ばれていた一群が
あったと思うが、それらだけではなくて
有名スポーツブランドのごっついスニーカーも
全体的に苦手である。
苦手というか、嫌いである。
だから自分では履かない。言ってしまえば
それで終わりなのだが。
あれの恰好良さがわからない私が悪いのだろう。
とにかく苦手である。


洋服屋に勤める私は、以前営業部門にいて
店頭接客していた。
ファーストスーツを買いに来る若い人を
何度も接客した。
スーツを買いに来るのにワイシャツを着て来ず
厚手のセーターとか分厚いパーカを着てくる
人がほとんどだから、なかなか試着も大変だ。
まず一枚は上着を脱いでもらわなければならない。
そして、革靴を履いてくる人など皆無だった。
革靴も持っていないから、スーツを買うついでに
革靴も欲しい　　となる。

彼らは靴のサイズを
「適正なサイズ」ではなくて、「いつも履いている
スニーカーのサイズ」だと思っている。
仕方ないことだろう。
「サイズはどれぐらいですか？」と尋ねると
「２８センチ。」という答えが返ってくる。
でも、どう見ても２５センチほどの足なのである。
スニーカーをいつもオーバーサイズで掃いている
のだろう。
２８センチの革靴はあまり在庫がないのでとりあえず
２７センチあたりのものを試してもらう。
当然ずいぶん大きい。
適正だと思われる２５センチを次に履いてもらう。
そんなぴったりの靴を履いたことがないから
「窮屈です」となる。
２５．５センチを履いてもらう。
「まだ窮屈です」と彼は言うが、これ以上大きく
なったらパンツの裾が靴と足の間に挟まり
歩くたびにイライラすることになるので
この辺で妥協してもらうよう説得する必要もあった。

彼らが履いていた靴もでかかった。
パンツもルーズでウェストの位置もケツの下に
なっていたりした。そういうパンツの穿き方なら
スニーカーも大きく大きくなっていくのだろう。

そのずり下がったパンツを穿き、そのでっかいスニーカーを
履いて、もし何者かを追う必要があった場合、
あるいは何者かから逃げようとする場合、
果たして君は走れるのか？
と頭の中でいつも質問していた。

とにかく私はでっかいスニーカーが苦手なまま
ずっと過ごしてきて、ついに
「そもそもそんなスニーカーが似合わない年齢」
に達してしまった。

まあ、そうなるとどこにも問題もないし、
そもそも靴選びなど好き好きだし。

第２３６３話「どっちもどっち」

GITANESとガラムの匂い対決は
どっちもどっち。
それとは無関係に・・・。

攻め入った瞬間に
「どっちもどっち」という言い分は
成立しないだろうに。

１００ゼロじゃないだろう
と言えるのは、攻め入る１秒前までだろうに。

第２３６２話「着るものがないわぁ」

GITANES臭から離れてもう随分経った。
それとは無関係に・・・。


着るものがない。
そういう人は多いだろう。
特別なシーズンに限ったことではなくて
一日一回はそう呟いている人も多そうだ。
私など一日三度は言っている。

着るものがないと言っても、おそらく誰も
じゃあもう今日は裸で外出しよう　という結果に
なった人はいないだろう。

このフレーズも正確には
「この（今の）シーズンにちょうどいい服がない」
ということであろう。
真冬や真夏になるとこのフレーズは減るはずだ。
真夏は涼しい恰好をこころがけ、真冬は寒くないように
すればいいだけだ。

結局、寒暖差が激しかったり
今日だけ結構暖かい、今日だけなぜか寒い
なんて日の服に困る訳である。

こういう状態から解放されるには
薄手の重ね着が最も有効である。
暑ければ１枚脱げばいい、寒ければ着ればいい。
これですべて解決なのだ。


ああ、それなのにまだ
「ちょうどいい薄手の服がない」
などとブツブツ言う輩もいる。

もちろん私のことである。

第２３６１話「読む」

GITANESは読書のお供だったのに。
それとは無関係に・・・。

読書の記録をアプリで取っている。
感想やコメントを書き残すのではなくて
何を読んだのかの記録であり、買い物の
重複を防止するためである。

これによると、今年の１月は１４冊。
２月が３冊、３月は５冊、今月に入って３冊
読んだということだ。
さすがに、２月は母が亡くなって
という時期だったので本を読むどころでは
なかった。
それでもひとりっきりの通夜の夜は
１冊読んだが、あまり集中できなかったのは
当たり前か。

考えずに読める本が最近は合うようだ。
軽い小説がとくにいい。
考え事をしながら読書するのは少々疲れる。
そのような心身のリズムみたいなものが
あるのだろう。
読んでも読んでも、何のためにもならないが
それは飲酒でも喫煙でも同じだろう。
だから気にする必要はどこにもない。
今日もそのようにして本を読み、
すぐに「読んだことさえ忘れてしまう」のが
軽くていいのである。

さて、もうちょっと読もう。

第２３６０話「ff外から失礼します」

GITIANESが臭くて失礼します。
それとは無関係に・・・。

今日突然気になった。
インスタグラムとか、特にツイッターが
そうなのだと思うのだが、
「ff外から失礼します」というフレーズを
冒頭に入れる人のなんと多いことか。
フォローされている間柄でもなく、フォロー
している者でもないのに突然こんな書き込み
をしてしまって甚だ失礼ながら・・・
という意味だ。
で、別に対して失礼な内容でもない。


私もたまにこういう書き出しでコメント
をもらうことがあるんだが、あれって要るか？

そもそもff外であろうとなかろうと
「失礼します」と言っても失礼なことを
書いてはいけないのだし、いや書いてもいいんだろうけど
それは喧嘩を売っているということになる。

コメント貰う側は、気に障ったら無視するか
反論するか、面倒くさい時はブロックするだけの
ことなのに、「ff外から失礼します」
なんだそれ。
要りません。面白くないですし、特に
「謙虚だな」とも思いません。

入浴中ですが済みません　とか、
汗だくですんません　とかならば
少々面白い。

ぜひやってみたい。