GITANES休止者になってもうすぐ1年。
来年は休止者のままか、嗜好者に戻っているか?
それとは無関係に・・・。
信右衛門(仮名)は、両親がやや歳を取ってから初めて授かった男子で、
ずっと後に産まれた妹とともに、それはそれは大切に育てられた。
かといって甘やかされた訳ではなく、下級藩士である父は
時に厳しく文武両面で教育した。
信右衛門は両親の教育のせいか、その期待に応えるように
曲がることなくまっすぐと育ち、父の跡を継いで
藩士の職に就くことができた。
現在は家老の屋敷に配され、諸事の指導を受けていた。
父を病気でなくしてからは、身体が弱くなった母と
歳の離れた妹の面倒をよく見た。暮らしは決して豊かではなかったが、
それに不満を持つわけでもなく、武士としての分を弁え、
藩のために尽くした。
ひょんなことから舞い込んだ縁談がトントン拍子に進んだ。
気立てのよいその婚約者は貧しい家の出ではあったが
万事において控え目かつ気配りも細やかで、
これなら母と妹とも仲良くできよう、と信右衛門は思っていた。
春になったら祝言だ。気前よく仲人を引き受けてくれた上役は
日頃から尊敬する人物だ。
同僚もみな気持ちのいい連中で、生活にも仕事にも
まるで不満などなく、日々楽しく日々穏やかに暮らしていた。
某日未明、家老屋敷に狼藉者が侵入した。
「曲者!!」
誰かの大声で目を覚ました信右衛門は、傍らの刀を手に
声の上がった屋敷の裏口へ。
すでに掛けつけていた同僚が、侵入者を取り囲んでいたが、
地面には2人が倒れていた。
『なんてことだ!斬り合いが目の前で起きるなんて!』
幸い、厳しい父からの剣術指南のおかげで
藩の中ではそれなりに剣の使い手と目されていた。
なんとかなる!この狼藉者を排除しなくては!
5秒後、信右衛門は頭をミネ打ちで割られ、倒れた。
意識は次第に薄らいでいった。景色が赤く見える。
血が目に入ったのだ。
「死ぬのかな・・・。」
母と妹、婚約者の顔だけが浮かぶ。
打ち所が悪かった。
信右衛門は絶命した。
侵入者の名は、桃太郎侍。
または水戸黄門。
あるいは遠山の金さん。
善良な父母から産まれた、善良で職務と藩に忠実な
若き武士は、大筋から見ると脇役に過ぎず、罪もなく
呆気なく殺された。
さて、
以下引用
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
【こども 生活改革】「ゲームリテラシー」教育を
08:14 この記事についてのブログ(3)
■親次第、買う前にルール設けよう
ゲーム業界にとって、年末年始商戦は正念場。任天堂、
ソニー・コンピューターエンタテインメント、マイクロソフトの3社が
次世代機をそろえ、ソフトも充実させている。お年玉でゲームを買う
子供たちも増えそうだが、保護者にとって心配なのは、テレビゲームが
子供の生活に悪影響を与えないかどうか。お茶の水女子大文教育学部
人間社会学科の坂元章教授(社会心理学)に、「家庭でのテレビゲーム
のルール」について聞いた。(村田雅裕)
≪幼いうちから≫
「ゲーム機やソフトが進歩する一方で、ゲームリテラシー教育が進んで
いないのは事実ですね」
坂元教授によると、さまざまな実験をしたところ、暴力が正当化されて
いる▽暴力を振るうことで報酬が得られる▽主人公が魅力的に描かれて
いる場合、個人差はあるものの、暴力シーンが多いシューティングゲーム
をやることで、プレーヤーの暴力的傾向が助長されるという。
ただその場合でも、暴力が正当化される理由は何か▽なぜ、主人公は
暴力を振るわないといけないのか▽倒された者の家族はどんな気持ちか-
など、「ゲームに描かれていないもの」を考えることで、暴力は「ゲーム
の中のもの」と理解させることは可能だという。
ゲームリテラシー教育とは、子供にゲームに描かれていない背景、制作者
の意図まで理解させ、子供がゲームにコントロールされないように教えるこ
とだ。
以下略
http://www.iza.ne.jp/ 産経より
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
ゲームで遊ぶときに、倒された者の家族はどんな気持ちか
考えなければならないとしたら、それはチャンバラ番組も
同じではなかろうか。
そんなことイチイチやってられないし、そもそも
そんなことが何かの問題を解決するとも考えられない。
ゲームも時代劇も同じことだ。
一方的に受容し続けるという意味では、テレビのほうが
タチが悪い。
水戸黄門の罪は深い。
あの類の番組を見るから、「切れる」老人が増えているのだ。
困ったものだ。
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