GITANESのサイズとパッケージのサイズは
タテヨコのバランスがおかしい。
それとは無関係に・・・。
内閣が新しくなると目にする「記念写真」。
赤絨毯が敷かれた階段で撮影されるあの写真である。
男性閣僚は申し合わせがあるのだろうが、みなモーニングコート姿
である。
ちなみにモーニングコートとは朝・昼(夕方まで)の正装とされ
夜に着るものではない。ついでにタキシードは朝着るものではない。
モーニングコートスタイルはよく服屋では「上・中・下」と
表現され、上着(上)、ベスト(中)、ズボンで構成される。
ズボンは単独で名前があり日本では一般的に「コールズボン」と
呼ばれる。海外では「ストライプトパンツ」とか「モーニング
トラウザー」と呼ぶらしい。日本の「コールズボン」は
「コードストライプ(紐状の縞)」が訛ったものではなかろうか
と言われている。
石破内閣の記念写真を見たが、まあなかなかのもんである。
上着の袖丈が長すぎたり短すぎたりという人はいないようだから
みんなオーダーメイドなのか既製品で袖丈を詰めたのかは
わからない。
ズボンをなんとかしたほうがいい。
太すぎる長すぎる。
好みで短めにしたり細めに攻めたりするようなアイテムでは
ないが、それにしても。
既製を合わせたのなら限界はある。だれでもウェストサイズで
選ぶしかなくて、大きいウェストサイズならそれに比例した
渡り幅なのは仕方ない。それでも少しは補正できる余地はある。
オーダーメイドならこれはちょっとやり直した方がいい。
真ん中の人も端っこの人も同様。
長さはなんとかしなければ、これでは靴を脱いだら「アリエル」か
「殿中松の廊下シーン」だ。
過去の組閣写真をいくつか見てみたが、様々だなあと感じる。
意外に思うかも知れないが、村山内閣の写真では少なくとも
最前列の人はなぜかパンツ丈がバッチリで適度なクッションと
ほどほどの太さで見栄えがいい。センターの村山さんのズボンも
いい感じだ。その内閣にいた橋本龍太郎も身に沿うサイズで
スッキリしていた。
麻生内閣発足時の麻生太郎画像は個人的にはパンツがちょっと
長い気もするがターンナップの中に重りを忍ばせ、パンツクリース
がいつもすっきり見えるようにしているなどという伝説がある人
だから何か考えがあってのことなのだろう。この人のズボンの
縦方向のスッキリ感は他の追随を寄せつけない。
袖丈が合っていない人は当然既製服、あるいは貸衣装だろう。
「(服が)だらしないのは、そんなことに構わず政治に集中
しているからだ!」などとすごい理屈をこねる人もいる。
そりゃあそうですね。はい、好みですよね。