GITANESはたばこではあるが、それ独自の文化も持つ。
それとは無関係に・・・。
まだ「草食系」という表現が使われているようだ。
特に「男性」で、「異性」(同性の場合もあるだろうが)に興味が
ないというか、非常に奥手というか、初めから諦めているというか、
その割にはそれで満足気であるかのような様子のヒトを指している。
なんどもここでは書いていることだが、
「草食動物」はセックスレスではないのだから、
草食系男子なんて表現は何度考えてもしっくりこない。
アフリカの草原にはあんなに多数の草食動物がいるではないか。
あんなにしっかり、やることはやっているのだ。
いや、ハンティング=異性探しという意味において、
「異性を狩ろう」という意思が希薄だ という表現だ
という分析もあるだろう。
でも、草食動物も「ずっとエサを漁っている」ぞ。
肉食獣のように、獲物を仕留めて食べてしまったら、しばらくは食わなくてもいい
なんてスタイルではなくて、ずっとずっと食物を漁り続けている。
そういう意味では草食動物は全然草食系ではないではないか と書いていると
意味がよくわからなくなってきた。
ネットの話題でさきほど見かけたし、最近よく言われる表現で(というより、昔からあったのだが)、
○○の●●離れ
というのがある。
○○には「若者」という言葉が入るケースが多い。
若者のクルマ離れ
若者の読書離れ
若者の新聞離れ
という風に使う。
でも、
おばちゃんのクルマ離れ も
おねえさんの新聞離れも、じじいの読書離れもあるし、
日本人離れした日本人もいる(ちょっと違うけど)。
本当にくっついていたのが離れたのか と想像してみたが、
「最初っから離れていたんじゃないのか?」という疑問にたどりついた。
あるいは、「そもそもくっついても離れてもいない」のかも知れない。
若者の、じじいの、おばちゃんの、おねえさんの像とはこういうものだ
という、「ありもしない平均像」からの乖離を無理やり分析しているつもりになっているだけで、
ある「1日」は常に平均気温より高いか低い状態になっているのと同じように、
と書いているうちにこっちもよくわからなくなってきた。
草食男子の草離れ
というフレーズが浮かんできたが、どこで使ったらいいのかわからない。
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