the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 




GITANESはその頃持っていなかった。
それとは無関係に・・・。

出勤時、ちょっとした渋滞に巻き込まれた。

その先の三叉路に信号機が新設されてから、どうもクルマの流れ
が悪くなったようだ。
どこに移動するにもクルマを利用する生活なのだから、渋滞とは
切っても切れない間柄。これは仕方がない。
電車での通勤なら少なくとも渋滞という問題とは無縁にはなるが、
自宅と会社の立地を考えると、少々不便になる。


」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


何を隠そう私にも高校時代はあった。
その頃住んでいた家から3キロの距離、自転車で20分ぐらいの
位置だったが、一年生の夏休みに引越しし、それからは電車を乗り継いで
通学することになってしまった。

電車に乗り遅れさえしなければ大丈夫、道路の渋滞は関係ない。
少々遠くなったのが煩わしかったが。

朝 6分乗車 → 乗り継ぎ10分待ち → 20分乗車

帰り 20分乗車 → 乗り継ぎ20分待ち → 6分乗車

という毎日の道程。

帰りの「乗り継ぎ20分待ち」、特に真冬のホームで20分待つのは
辛い。文庫本を読むにも指がかじかんでページをめくるのに苦労した。







その日は3月の中頃だったが、駅のホームはまだ強烈に寒かった。
アゴ辺りまでマフラーをグルグル巻きにしても寒い、高校一年の
学校帰りだ。15歳、強烈にフレッシュな私だ。
その私をぜひ想像していただきたい。
想像できないあなたは、想像力の翼が折れている。




乗り換えのため電車から降り、ホームのベンチに座る。寒い。

同じ電車から降りた人が、すぐそばで立っているのに気付いた。
同じ学校で、数日前に卒業したばかりの2年先輩の女子だった。

学校のイベントで顔見知りになり、少しばかり会話するようになっていた。
普段見慣れたセーラー服と違い私服だったので、それがその人だと
気付くまでやや時間がかかった。



向こうはすぐこっちに気付いたらしい。近づいてきた。


女子「あ、SGC。どうしたの一人で。」
私「あ、乗り換え待ち。家があっちですから。」
女子「あ、そう。寒いなあ。」
私「そうですね。」


私「で、何してるんですか、こんなところで。」
女子「私も乗り換え待ち。ちょっと遠方までね。」
私「へえ。」


私は座ったまま、彼女は立ったまま。あまり視線を合わさずに
会話が始まる。



女子「卒業式以来やね。」
私「そうすね。お元気でした?」
女子「私はいつも元気やからね。」
私「ああ、そうすか。」






私「ところで、あんたは春からどうなんすか?」
女子「SGC、先輩に向かって『あんた』はないでしょうが。」
私「ええと、センパイは春からどうするの?」
女子「うん、進学決まったよ。」
私「あ、受かった?どこ?」
女子「うん、H大。」
私「おお!」

彼女がのるべき電車はすでに到着している。もうすぐ発車だ。



私「じゃあ一人暮らしなんだ。」
女子「そうそう、ワクワクやなあ。」
私「彼氏も同じ方面の大学?」
女子「いや、全然違う。ごっつい遠いよ。」
私「あら、それはそれは・・・。」
女子「別になんてことない。彼氏とは疎遠になってるし、
   でも一人暮らしは始まるし、ドキドキのワクワクやで。
   まあ、ちょっとは不安。」
私「へえ、そんなもんすか。」
女子「まあ一年坊主の男子にはわからんのよ。こういう乙女心はさあ。」





女子「じゃ、行くわ。」

電車に近づく彼女につられるように、ベンチから腰を上げた。

私「じゃあまた。機会があれば。」

女子「そうね。いつになるかねえ。」

私「H大は、ちょっと遠いもんね。」

女子「新幹線に乗ったらすぐやで。大丈夫やで。」

私「ん?行かねーよ?」

女子「ま、そりゃそうだ。」


電車に乗り込む寸前、彼女はスカートのポケットからなにやら取り出し、
こちらに向かって投げた。距離は3メートルほどか。

なんだかわからないまま、左手でそれを受け取った。

放物線を描いたそれは、飴だった。
包んだナイロンと本体がくっついてしまった飴だった。


私「飴?ちょっと古くない?」
女子「いやなら食べなきゃいいでしょ。あんたちょっと生意気やで。」


彼女は電車に乗り込んだ。



女子「ほんじゃあね、後輩のSGC。」

私「はい。」

女子「意外と近いぞお。新幹線に乗ったら。」

私「だから・・・」

ドアが閉まった。
電車はすぐ動き出す。

振るでもなく、彼女は右手を上げた。


一人乗った電車の中の彼女に恥ずかしい思いをさせてやろうと、
私の方は右手を上げ、ぶるんぶるんと大きく振った。

爆笑する彼女を乗せた電車はスルスルと遠ざかっていった。






自分が乗る電車はとっくに乗り過ごしていた。


仕方なくベンチに腰掛ける。
マフラーをグルグルと顔の周りに巻き直し、それでも寒いので
また腰を上げ、ホームを歩く。
マフラーの下、口の中にはさっきの溶けかかった飴があった。


どうにももったいない気がして、それを噛み砕くことができなかった。






それから随分と時間が経ったが、彼女を見かけたことは一度もない。

今でも時折、少々くたびれた飴を食べたときに思い出すのは、
あの最後に、振るでもなく上げられた彼女の右手の白さである。





」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」




やっとクルマの流れが動き始めた。

いや、渋滞中にちょっといろいろ思い出しただけのお話。





















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GITANESが短くなっていくスピードは
速すぎるのだ。
それとは無関係に・・・。


地デジ完全移行が完了したらしい。

我が家では幸い、しばらく前に買ったテレビが地デジ対応
の機種だったようで、別に何の騒動も起きなかった。

地デジの他にも、BS、CSなども視聴できる。
それぞれの仕組みがどう違っているのかなど、まったく理解
していないのだがとにかく視聴できる。
視聴できるなら仕組みなどどうでもいいのだ。


HDDレコーダーもよく利用している。
どんどん録画してどんどん早送りで観てさっさと消去する。
この「どんどん録る」「どんどん消す」が意外と楽しいもんだ。


このレコーダーには凄まじい欠陥がある。

表示される番組表の操作が絶望的に「遅い」のである。


番組表の時間軸を移動するのも凄まじく遅いし、
番組表上でチャンネルを移動する速度も強烈に遅い。

まるでレコーダーの中に誰かが潜んでいて、こっちがリモコンで
操作するのと同時にエクセルで番組表を作成しているのではなかろうか

と思うほど遅い(多分伝わらないだろうなあ)。




いやあ、遅い。


番組表操作が速いか遅いかなんて購入してからでなければ
わかりにくいことだが、かなり重要な問題なのである。



まだまだ買い換える予定はないが、次回購入する機会があったら
ディスクの容量やキレイに録れるかどうかなどとおなじぐらい
「番組表はキビキビと動くかどうか」も徹底的にこだわりたいと
思う。





まあしかし絶対に、

そのときは忘れてるだろうけど。







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GITANESを通販で買う時代も近い。
それとは無関係に・・・。


玄関先にいると近づいてきた配達バイク。


配「ちょっと、尋ねてもいい?」
私「お、どうした(大胆な尋ね方の)黒猫ヤマトよ。」

ヤマトの男は荷物を一つ差し出し、送り状を見せながら言う。

配「この、○○町の645という番地で、●●●●(私のフルネーム)という
人のお宅探してんねんけど、どこやろか?」

私「お、何を隠そうそれは私です。」

ここでヤマトの目がキラリと光る。

配「465 と違う?」

私「え?」

配「645じゃなくて、465と違うかなあ?」

私「あらためて尋ねられたらそんな気もするけど・・・」

配「お隣さんは番地が466やねん。」

私「あ、じゃあそうかも知れん。でもこのアマゾンからはもう
  数十回もこの届け先住所で届いてるなあ。」

配「あ、そうなの。でも違うわなあ。」

私「違うよなあ。」



最初の登録を間違っていたらしい。
それでもなんとか届いていたのは、近所に同じ苗字のお宅がないからだろう。

私「じゃあ、ありがとう。」

配「あ、どうもどうも。」

家に入ろうとすると、
配「あとで送り状に書かれた携帯番号に電話するつもりやったで。」

私「は、左様か(さよか と読んでいただきたい)。」

配「そうそう、645って番地は●●●●さんのお宅じゃなかったからねえ。」

私「左様か。ありがと。」

家に入ろうとした。

配「登録間違いやろなあ。」

私「(さらばだヤマト)」



どうもご迷惑をかけて申し訳ない、ヤマトの諸君。


しかし、フルネームを読んだ際、私のファーストネームを読み間違った
ことは黙っておいた。

屋外で立ち話するのは、ちょっと暑すぎるからだ。




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GITANESをジタンと呼ぶのが間違いだと
そんなに主張されも。
それとは無関係に・・・。


地デジが終わるらしい。
その略し方はなんとかならんのか とも感じるし、
そもそも地デジとは何のことで、どうしてそれが
国を挙げてまで推し進める必要があるのか
などなどまったく理解しないままとうとう来てしまった
地デジ期限。



我が家には無縁なことだ、と思い込んでいたら
実は寝室のテレビがまったく対応していないことが
判明。
判明というよりも、家人はかなり以前から知っていたが
まあどうでもいいか と放置していたらしい。
寝室のテレビはどうするのか?と問われて初めて
そのことに気付いた。
私も「まあ、いいか。」と、すんなり諦めたのは、
そもそも布団に入ってからテレビを観る習慣がないからである。
ここ1年間で寝室のテレビをどれぐらい使用したか考えても
おそらく2,3回だったはずだ。



小さい液晶のテレビだが、これでとりあえず使えなくなる。

短いつきあいだった(と言っても7年ほど)。



家の中のテレビの台数が減ることがなんとなく嬉しい。
どうしてなんだろうか。
多分、まったく使用しないテレビが家の中にあるということに
ムダを感じていたのだろう。






(短感はお休みです)




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日傘  




GITANESの踊り子が持つ扇子ではちょっと
出力不足だろう。
それとは無関係に・・・。


暑い。

某企業の(別に伏せている訳ではない。覚えてないだけだ)
調査によると、日傘を使用する場合としない場合を比較すると
汗の量が違うらしい。

当たり前だ。調査などしなくても、そりゃあ汗の量は違うだろう。

ビジネスの場合もクールビズの格好をするだけではなく、それに加えて
日傘も使用するのが効果的だ ということだ。


そりゃあそうだろう。

調査しなくても、そうだろう。



ネットで 男性 日傘  を検索してみたが、あまり「これは」
というモノに出会わない。
いや、買うつもりなど全くないのだが。


で、なんとなく私としては
「番傘」
が男性の日傘にふさわしいのではないかと感じている。

いや、持つつもりなど全くない。


晴れの日に番傘をさして歩く勇気はない。


でも、非常に気になるアイテムではある。


買わないけど。




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GITANES賛歌なら頭の中に100でも湧いてくる。
それとは無関係に・・・。





見えない しかし聳え立つ壁の前で

なす術もなく ただ死んだ目で虚空を見つめる者よ

これまでの道の長さを嘆くなかれ

これからの道の険しさを悲しむなかれ

その手はやがて 何かを掴み

その目は確かに 明かりを見つけるだろう


なぜなら汝は 導かれるのだから

なぜなら汝は 背を押されるのだから


おお 今高らかに

汝の向かう先にある あの褐色の確かな存在を

おお、今高らかに 名を呼べ 崇め 奉れ!


クロケーーーーーツ クロケーーーーーツ


小山に盛られた 作りすぎコロッケー!


クロケーーーーツ  クロケーーーーーツ

カレーの残りを入れたら 意外にもごっつ美味かったクロケッツ!

それは明日の希望なり!

それは汝の力なり!


おお、クロケーーーーーツ!

ごっつ面倒くさそうな手作りコロッケー!

woo woo tonight!





※またまた手作りのコロッケが意外なほど美味かったので
賛歌を作ってみただけです。

前回のコロッケ賛歌は 2008年6月29日の記事にありますが
改めて読むほどのものではありません。






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GITANESを持参しないので身軽だ。
それとは無関係に・・・。


帰宅すると大騒ぎで待ち構える犬。
「おい、早く準備しろ!早く着替えてこい!」
という意味の
「うおう、うおう、うおう!」という唸り声を
上げ続ける、落ち着きのない犬だ。


最大5メートルに伸びるリードをつける。
小型強力懐中電灯、トイレの道具、音楽プレイヤー代わりの
スマートフォンとヘッドフォン、そして冬以外は折れたゴルフの
ドライバーシャフトを持って出発。

ドライバーのシャフトを何に使うのかと疑問に
思う人も多いだろう。稀にすれ違う人もちょっと警戒気味だ。

別に護身のためではない。
細い道のいたるところに張り巡らされたクモの巣を払うためだ。



出発。
家を出て左へ。

大体このあたりの犬の散歩者は、近所を反時計回りで進む。
この流れに乗っておくと、鉢合わせする確率が低いのだ。


黒ラブラドールのクロ(名前は私が勝手につけた)が済むIさん宅
の前を通り過ぎる。
我々の気配を察知してクロが吠える。散歩に行きたいのだろう。


左手の倉庫の壁には自治会の掲示板。
ほとんど毎日どこかの家の葬式情報が掲示されている。
通夜・告別式の情報と会葬御礼の掲示が日替わり状態だ。
こんなに葬式ばかりやっているところを見ると、もうすぐ人類は
滅びてしまうのではないかと危惧してしまう。


その先、左手に雑木林。

リードの5メートル分、犬は林に突入して
なにやら秘密の作業をしている。



ここには今のシーズン紫の訳のわからん花が咲く。
勝手に「ラベンダー畑」と命名。
ついでに、夕方以降は黄色い花が群れとなって咲く。
勝手に「待宵草畑」と命名(待宵草は本当のようだ)。

雑木林について左に曲がる。
ここから先はしばらく街灯もないので懐中電灯が必須。

右手の家のブロック塀の上にはいつも猫が夕涼みしている。
犬の視線からは見えないので、別に騒ぎにはならない。
人間の目線のやや上にいるので、私とはいつも目が合う。
「よう。」と挨拶。猫は声を発せず、口をあけるだけで
挨拶しているつもりになっている様子だ。


しばらくすすみブロック塀が終わるとフェンス。
フェンス越しに真っ赤なバラが頭だけ出している。
もっとも、夜しか通らないので真っ赤なバラは真っ黒だ。

フェンスが終わると草が生い茂る空き地。
左が雑木林、右が草だらけという細い道で
ここだけひんやり涼しい。

この空き地と雑木林にはタヌキが生息。
最近ではイタチも見かける。

懐中電灯で照らしながら進んでいくと、時おり空き地から
雑木林へタヌキが横切ったり、林からイタチが飛び出してくる。
注意しないと、犬と大乱闘が始まってしまう。


しばらく進むと左手は雑木林が終わり某施設。
右手はじめじめ湿った空き地で、今のシーズンは人の背丈を
超える芦が茂る。
正体不明の小動物がウロウロしている。

進む。

空き地。倉庫。ほとんど誰とも出会わない。

亀があちこちに散歩中。意外に足の速い亀ばかりだ。



田んぼ地域に到達。
左に曲がって、水路沿いのあぜ道。

水路にはたまにサギが潜んでおり、その横を通るタイミングで
いきなり羽ばたくので犬がびっくりして身構える。
落ち着け、鳥と戦っても勝ち目はない。


右も左もたんぼ。亀だらけの田んぼだ。

水路にはすばしっこい魚と、でかい鯉がウロウロしている。

けたたましい声でなく鳥があちこちにいるようだが、姿は見えない。


小雨でも降ったりするとこの小道は大小のカエルだらけになり
歩きにくいことこの上ない。
時おり出会う、キャッチャーミットほどのサイズのカエルと犬の
にらみ合いはなかなか見ごたえがあるが、進展がないのですぐ飽きる。


進む。

右手が雑多な畑と倉庫になる。椿がきれいでつつじもキレイで
ひまわりもキレイでユリもキレイな、訳のわからん場所だ。
このあたりから、道の至るところに張られたクモの巣がひどい。
ドライバーシャフトで払いながら進むことになる。

たまに顔にクモの巣がひっかかる。
中には、そのままちょっと押し戻されそうな強度のクモの巣もある。
かなりの強さだ。
それだけで何かの商売ができるような強さなのである。

ただそこで引っかかって遊んでいる場合ではないので、ドライバーシャフト
で払って前進。


左民家。右田んぼになる。
暗い。
近所の犬が吠え始める。


びわの木の太い枝が道に覆いかぶさり、アーチ状になっている。
びわの実が道にいくつも落ちている。きっと不味いのだろう。


進む。


やっと左に我が家。右にお隣の家。
お隣の家は農家。
ちょっとしたスペースには季節の花を栽培している様子。
特にユリがキレイに咲く。
ユリ単体はひっそり上品だが、何本も並んでいるのでけっこう派手である。



左折。我が家の前。
水路には鯉。蛇の抜け殻。
季節にはメダカも泳いでおり、たまに道を
タヌキが散歩している。
関係ないが、タヌキの背中は驚くほど猫背だ。




帰宅。

玄関アプローチにはカエルだらけ。

守宮がうごめく。


ああ、疲れた。









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GITANESを吸いながらはムリだ。
それとは無関係に・・・。


梅雨が明けた。
ということは、ツール・ド・ひとりが始まるということだ。
単なるチャリトレだけど。
(ツール・ド・ひとり ではなくて、
ひとりツール・ド・●●だろう?という指摘もあるが、
どちらにしてもどうでもいいことだ)

もちろんチャリトレは体重を落とすためである。
体重を落とすのは、着たい服も着られなくなるからだ。



いつもチャリトレは梅雨明けから秋の終わりまで続ける。
時間帯は21時30分前後から約1時間ほど。
これを週に4~5日。
その間に体重は大体3~5kgぐらい変化する。



私の自転車は、自転車屋ではエントリーモデル扱いのロードバイク
ではあるが、それでもママチャリに乗るよりは少々面倒な
プロセスが必要になる。

そもそもタイヤが細いので、パンクトラブルなどにも弱い。
乗る度にタイヤをチェックしたり空気を補充しなければ
ならない。

こういうちょっとした手間を楽しめる人ならいいのだが、
こういう煩わしさが、つい自転車から遠ざかってしまう原因と
なっている人も多いだろう。
私も後者である。


やっぱりもうちょっと手軽なクロスバイク(ママチャリとロードの
中間・ややロード寄りの自転車)が1台要るかなあ・・・
と最近考えていた。




会社所有のママチャリの後輪タイヤに溝がなくなってきて、
サドルにも穴が開いた。
会社に置いている近距離移動用の私物ミニバイクも、長い時間
乗らずに放置していたため、バッテリーがダメになり
タイヤの空気も抜けてしまった。

ここは旧知の自転車屋のおにーちゃんに助けてもらわねば、と電話。

軽トラですぐに会社まで来てくれた。




最近店を転居オープンさせたばかりの彼は、まだ30半ばぐらい。
5月13日の記事に書いた自転車屋さんである。


荷台に原付とママチャリをロープで固定する間、世間話をしたが
彼にも色々あったようだ。



そもそも、引越し前の自転車屋には20代前半で従業員として
雇われた。そこはオーナーの店舗兼居宅で、オーナーはそれなりの
年齢に達していた。
そこで働いているうちオーナーに気に入られたのだろう。彼は
「将来この店を建物ごと譲る」と口約束ながら言ってもらった。
俄然頑張って、希望をもって働いたのだろう。


やがてオーナーは自分で店を経営することを完全に止め、
上階の居宅へ隠居。それを機に店をそっくりそのまま
彼に貸すことになった。

彼は家賃を払いながら、やがて約束した「建物ごと買い取る」日
のためにさらに頑張る。
計画とそのための話し合いは着々と積み上げられていると
思っていた。


ところが、どうも元オーナーと彼の間で話がかみ合わなくなった。
早い話が、数年の間にオーナーは土地建物を彼に売却する気が
なくなったのだ。
夢の形が変わってしまった。


それならばと彼は近隣で土地を探し始めた。
ところがなかなかいい物件はなく、たまたま良さそうな土地があっても
カネに困っていない地主ばかりなので値引き交渉には応じてもらえない。
おまけに、金融機関はまだ若造で独立して数年の自転車屋さんの彼に
カネを貸してくれない。

そうこうしている間に、大手の自転車チェーンから
「隣県に出店するが、店長として来ないか?」とオファーが来た。

いい話である。待遇も悪くないし生活は安定する。多額の借金を
するリスクも要らない。


で、どうなったか?




元の店から直線距離で500メートル離れたところに奇跡的に
売りに出た土地を見つけ(随分高かったらしいが)、奇跡的に融資して
くれる銀行からカネを借り店舗兼居宅を建てて今回の転居オープン
となった訳だ。



と、積み込み作業の短時間でそれだけの話を聞いた。



自「という訳で、引き続きこの町で頑張っていこうと思ってます」
私「なるほど。」
自「幸いお客さんも大勢ついてくれたので、おかげさんで店舗を
  片付ける閑もないほど忙しいです」
私「そりゃ、すごいなあ。あ、ロードバイクの点検もやってくれる?」
自「もちろん。ロードバイク乗ってんですか?」
私「うん。もうちょっと手軽な方がいいんだけど・・・」
自「ウチにもクロスバイクやら色々ありますよ。自転車屋ですから。」
私「お、幾らぐらい?」
自「そうですねえ、ブランドによって違うけど、ウチのは平均、
  4~5万ぐらい」

『よっしゃ、買おう。』

と口から出かかる言葉を辛うじて抑え、

私「じゃあまた店に見物に行くよ。」

と自制した。



自「毎度おおきに。あ、ところでこの原付のバッテリーですけど。」
私「はい?」
自「ちょっと普通の原付に積んでいるバッテリーとは違いますんで
  少々高いですけど、充電してダメなら交換になってしまいます」
私「あ、そう。幾らぐらい?」

自「1万5千円ぐらいですねえ」





よかった、自転車を衝動買いしなくて。



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GITANESを選ぶとはなかなか破壊的なセンス。
それとは無関係に・・・。



センスと言っても、いけてる・いけてないの類の話ではない。
扇子のことだ。


自宅やデスクには団扇を複数常備しているが、
移動中や出先でまさか団扇をオモムロに帯の背中側から
取り出して扇ぐ、なんてことはいくらなんでもできまい。

携帯扇風機など問題外。
第一、携帯扇風機とマッチする服など一着も持っていない。


やっぱりここは扇子が要る。



毎年のことだが、扇子売り場に行ってあれこれ悩んだ末、
「やっぱりええか・・・。」と諦めるのが定番になってきた。

これは、と気に入るものに出会わないからだ。


しっかりした作りの扇子で、できれば黒檀などの骨で
絵柄もシンプルなもので、安すぎず高価過ぎず、
かつ、不意に辻斬りに襲われても、一撃二撃ぐらいはそれで
受け止めてかわせるぐらいの耐久性があり、
雨にも負けず、風にも


まあそういうところはどうでもいいんだが
先日書いたポロシャツ同様、
なかなか理想の扇子に出会わないから、
ますます扇子欲しい感がかきたてられるのだ。


仕方がないから

背番号7・今岡

と印刷された団扇で風を起こしている次第である。







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夏夏  




GITANESの苦手なシーズンになってきた。
それとは無関係に・・・。


バカがバカをやらかして辞任なんてニュースばかりで
どうも不快な指数は上昇傾向にある。
仕事でも捜査○課みたいな感じがしないでもないし
どうも快適ではない。



そんな中、このシーズンになると織姫こそ来ないが
見目麗しい珠姫はやってきて、美味いとうもろこしを
毎年恵んでくれる。


こうなると、もう夏だ。



そう言えばここ数日、笹を担いで自転車を漕ぐおじさんを何人も
見かけた。


世界が平和でありますように。

地震の被災地が早く復興できますように。

カネがたくさんたくさん舞い込みますように。



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GITANESのためのポケットも今のところ要らない。
それとは無関係に・・・。


無地のポロシャツが欲しいのである。


絶妙のサイズの、袖が長すぎず広がらず、
丈も長すぎず、胴囲は緩からずタイト過ぎず、

無地の黒と白のポロシャツが欲しいのである。



変なロゴやマークが入っておらず、
変なデザイン(意匠)もなく、
ボタンの位置も絶妙で胸の開き方も素晴らしく


高価過ぎず、安くなく、





そういうポロシャツが欲しいのである。



売ってないから、尚更欲しいのである。




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GITANESのパッケージに日本語はやっぱり似合わぬ。
それとは無関係に・・・。






「・・・というような内容の文書を作っておくれ」
と頼まれる仕事が最近ますます多い。


「どうでもいいから簡単に作ってくれ」
と言われたら、ほぼ何も手を入れず、文字校正ぐらいはしつつ
原稿をそのままワードで打つだけでいいし、
「この通りに作ってくれ」と言われたら、
「その通りでいいなら自分でやればいいじゃないの」
で済む。


大体~という主旨の文書を作ってくれ

と言われたら、その依頼主が使いそうな単語、使いそうな言い回し
を用いて、もちろん主旨から外れず、その上に少々の
オリジナリティが盛り込まれることになる。



それを短時間で仕上げるのは、あんまり関わりたくないから
という理由と、練り過ぎるとロクなことはない 
という経験則による。

そして、大抵の文書の場合
ブログ更新よりもラクなものだ。




例外もあるけど。

例えをあげる訳にはいかんけど。










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