the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANESのパッケージの彼女が踊っているのは
絶望したからである。
それとは無関係に・・・。





イシカワ「ではそのようにさせていただきますので、
      今後ともよろしくお願い申し上げます」
私「こちらこそ、よろしく。お手数おかけして申し訳ないです」


電話を切った。
こちらの言い分が100%聞き入れられたことでもわかるように、
やはり最初の先方の提案がそもそもおかしかったのだ。

それにしてもNTTなんとかサービスセンターの担当者の
対応はかなりいい感じだった。
やるではないかイシカワさん。謝るべきところをまず謝り、
その後すぐにどうするのかを提案する。
その提案も痒いところに手が届くような内容で、
まったく立派なものだ。
やっぱり天下の大企業はちょっと違うのだ。さすがだ。

おっと、一つ言い忘れた。

すぐに電話をかける。フリーダイヤルだから気楽なもんだ。


すぐにつながるNTT。さすがだ。


担当「はい、NTTなんとかセンターの○○です」
私「今、イシカワさんと話していたSGCと申しますが、イシカワさんは
  電話に出られますか?言い忘れたことがありまして。」
担当「申し訳ございません。イシカワはただいま他の電話に対応中と
   なっておりまして。差し支えなければイシカワの電話が終わり次第
   こちらから電話させていただきますが、よろしいでしょうか?」
私「はい。ではよろしくお願いします」

と言ったのが14:00だった。






19:30になった。

電話は鳴らない。



つづく


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GITANESの吸殻が長いのはイライラした証拠。
それとは無関係に・・・。


自宅にその銀行から通知が届いた。

「紛失の届けを受け付けたので、これと本人確認ができる
書類、印鑑を持って銀行の窓口に出頭せよ」


で、行ってきた。


行員さん「ではこちらへご記入とご捺印ください」
私「はい。」


通帳紛失の届けが受理されたので、これで晴れて
その古い口座を解約することができる訳だ。


その用紙には、口座に残っているお金(100円だけど)を
窓口で現金で貰うか、新しく開設した口座に移すか選択できる
ようだった。

私「これ、今100円を現金で貰うのと、新しい口座に移して
  もらうのとでは、待ち時間はどっちが短いでしょう?」

行員さん「お手続き自体はまったく同じです。」


ちょっとでも待ち時間を短縮しようとしたのだが、あきらめて
おとなしく待つ。結局現金で貰うことにした。



20分待った。
他に誰も客はいなかったのだが、結局20分だ。
20分で手に入るのは100円だ。時給なら300円だ。
そしてそもそも、その100円は私のお金だ。


行員「お待たせしました。それではこの書類のここに捺印願います。
   これは現金をお受け取りになった証明になります。」

捺印した。

行員「こちらの空欄に金額をご記入ください。ヒャクエンです。」


100円

と書いた。

行員「申し訳ございません。¥マークを書いて100と書いてください。」


100円  

ではダメだった。

¥100

が正解らしい。書く前に言う方がいいと思うけど。



私「これですべて完了でしょうか?」
行員「はい?」
私「もう帰っていいんでしょうか?」
行員「大変お待たせいたしました。お手続きは完了です。」




銀行を出た。



50メートル歩いたところで、大声で呼び止められた。


行員「SGC様ーーー」


さてはアレか。
あのヘルメットは私のじゃないって、何度言えばわかるのだ!


振り向いた。

行員さんが手に書類を持っていた。
行員「お渡しするのを忘れておりました。」

利息計算書と、預金出入明細表だった。

当然利息などない。元金は100円だ。

預金出入明細表には
解約  100円  と印刷されており、その横には
200円の収入印紙が貼られていた。


100円のお金をやり取りするのに、200円の収入印紙だ。


何なのだ、100円のやり取りに200円の印紙って。


いや、そんなことより
あの赤いヘルメットの件について行員さんが今回は
一言も触れないことに、いささか寂しい思いがした。







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GITANESのストックも、いつまで置いておくのだ?
それとは無関係に・・・。



3畳の部屋の清掃。


念のためにとっておいた物や念のためにキープしておいた
資料、念のための念のために捨てなかったガラクタなどで
とうとう足の踏み場もなくなったので、やむを得ず清掃。

捨てることが豊かな生活につながる・なんてことは
決して思ってないが、確かにスペースだけは豊かになる。


ペットボトルの飲料におまけとして付いていた農家の
ミニチュアの横に、ペットボトルの飲料のおまけだった電車、
その隣には知らないキャラクター。
缶飲料に付いていたミニカーや、デューク東郷がバスローブを
着て寛いでいるフィギュアなども結構場所を占領している。


どんどん処分していくと、結果的に大きいビニールのゴミ袋
2つ分になってしまった。
これでも途中でやめた結果だから、徹底的に清掃すると
一体不要物はどれぐらいになるだろうか
と考えたが、それも途中でやめてしまった。

どうせ空いたスペースは本で埋まるのに
と考えると、この清掃作業もまったく無駄に思える。

汗をかいただけだ。






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GITANESに火をつけて小休止したら
お互いにもっといい方法を思いつくかも知れないのに。
それとは無関係に・・・。


もはや誰のものでもないことはほぼ確定的となった
おばはんヘルメットはまだソファの上でコロンと転がっている。
もしかしたら、新しいコンセプトの爆発物かも知れない。
紙袋やバッグ、ダンボール箱が放置されていたら怪しいが、
ヘルメットならその類の疑いは誰も持たないだろう。

行員「・・・でその漢字なのですが、この部分が・・・」
私「はい?」
行員「20年前に作っていただいた通帳の名前と、今回の
    申込書を比べますと、この漢字のこの部分がちょっと
   違っておりまして・・・。」
私「あ、そうですね。」
行員「さきほどお預かりした運転免許証によりますと、古い
   通帳の名前が間違っている・ということになりますが・・・。」


ありがちなケースだ。私の苗字に使用される漢字のひとつには
異体字があり、そして両方の字体とも結構使われている。

行員「20年前のご新規開設の際の書類を確認して参ります」


私以外に何かの手続きをしていた客が店を出て行き、とうとうロビー
の客は私一人になってしまった。


行員「お待たせしました。えっと・・・。」

私「なるほど。」


記入したのは確かに20年前の私だ。そして肝心の異体の部分だが
どちらとも受け取れるような微妙な書き方をしている。
もちろん正確に丁寧に書かなかった私が悪い。

行員「申し訳ございません。このお申し込み書を見て、誤って
   違う字体で登録してしまったようです。」
私「いえいえ、字が汚い私の責任です。」

そしてその用紙を見てふと思いついた。

私「そういえば、20年前はこの銀行はこの名前でしたっけ?」

行員「いえ、A銀行とB銀行が合併してC銀行になってその後に
   D銀行と名前を変えております。」

私「ということは、平成2年当時はA銀行だったんですよね」

行員「はい、そうなります。」

なるほどA銀行ならば、その当時学生時代の同期だった男が
この支店に勤務しており、何かの話の流れで口座を作ったような
覚えがある。
これで、「身に覚えのない口座の怪」という疑問は消えた。





私「で、どうしましょ?」


2分ほどその行員さんは、背後のデスクに座っている上司らしき
男性と相談してから、書類を持って戻ってきた。


行員「大変申し訳ありませんが、まず古いほうの通帳での
   『変更届け』を書いていただきます。この用紙です。
   変更箇所は『12番その他』にチェックをしていただいて
   カッコのなかに『字体変更』とご記入ください。」

私「素朴な疑問ですが、どうして廃止する通帳についての変更を
  するんでしょう?」

行員「はい。違ったお名前で登録してしまってますので、廃止の
   手続き自体ができなくなる訳でして・・・」

字体変更なんかしていないのになあ・と思いながら、言われるが
ままにするのがイチバン手っ取り早いだろうと考え、
私「はいはい。」
と従った。


行員「はい。ではこれで古い通帳の変更を受理いたしましたので
   次は古い通帳の廃止お申し込みの手続きをさせていただきます」


私「ということは、『旧通帳を廃止するための変更』をやって
   『旧通帳を廃止申し込み』をやって、その後に『新規口座開設』
  になるんですね。」

行員「はい、そういうことになります。」




いろいろ書きまくり、捺印しまくって、なんとかノルマを達成した。


行員「ありがとうございました。それでは1週間ほどでご自宅の方へ
   古い『通帳の廃止申し込み受理』の書類を送らせていただきます
   ので、それとご印鑑をお持ちになって、またここへお越しいただけ
   ますでしょうか。」

私「え?!古い通帳の廃止はさっきOKになったんじゃないんですか?」

行員「申し訳ございません。さきほど申し込みをいただきましたので
   その手続きを経まして『当行が受理しました』という書類を
   お送りして、で、それをお持ちいただいてご印鑑ご署名を
   頂戴して、『廃止』ということになります。大変お手数を・・・」


私「よくわからないので、それでいいです。」

行員「またお越しいただくことになってしまい、大変申し訳・・・」

私「いやいや、別に。勤務先が近くですし、今も歩いて来てますし。
  次回もすぐに来られますよ。」

行員「ありがとうございます・・・。」



また数分待ち時間。

日経平均はまた下がった。為替はどうなのだろうか。

首相や経済閣僚が「注意深く見守る」としか言わないもんだから
株価の下げ、通貨の上げに歯止めがかからない。
「いつでもやったるで!」とコメントするぐらいはできるだろうに。
言うだけならタダなのに・・・。

とロビーに設置されたモニターに流れる文字を目で追っていたとき
ようやくまた名前を呼ばれた。

行員「SGC様」

私「はいはい。」

行員「それではご新規にて『ネット通帳口座』開設のお申し込みを
   お受けいたしましたのでご説明させていただきます。」

と宣言のあと、数分パソコンの使い方を説明された。
そして、それらの詳しい説明が載っているマニュアルを数冊
渡された。これがあるなら説明は要らんのに。


行員「ところで、開設いただだきました口座はどういった用途で
   お使いいただきますか?」

諸々の決済や給与振込みでもないし、あらためて問われると正確な
表現が難しかった。

私「そうですねえ・・・。強いて言えば財布みたいなもんでしょうか。」

行員「は・・・。」

首をドラマのように捻る行員さん。私はなにか禁断のフレーズでも
口にしたのだろうか。



行員「はあ、申し訳ございません。あのう・・・ご存知かとは思いますが
   当行は県下で支店はここだけですし、ATMもここにしか設置して
   おりませんし、他行のATMでは手数料がかかりますし、
   お財布がわりにお使いになるとすると、ちょっとご不便かと・・・」


その不便さが良いのだ!と口から出そうになるのを抑え、

私「はい。すべて存じてますよ。すべて大丈夫です。はい大丈夫です。」

行員「は・・・ありがあとうございます・・・」

私「はい大丈夫です。」

行員「それでは新しいお口座のキャッシュカードですが、ご自宅へ
   書留でお送りいたしますのでよろしくお願いします。」

私「はい」

行員「ありがとうございました。」

私「あのう」

行員「はい?」

私「もう帰ってもいいの?」

行員「はい、ありがとうございました。」

もうすぐ窓口終了の時間だ。こんなに時間がかかるとは
思わなかった。



出口に差しかかったとき、再び名前を呼ばれた。

行員「あ、SGC様」

なんだ、結局まだ何かあるんじゃないか。


私「はい?」

行員「お忘れ物が。」

行員さんが手で示した先には、赤いヘルメットがコロンと
転がっていた。




終わり



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待つ  




GITANESの手持ちも、もちろん灰皿も何も無かった。
それとは無関係に・・・。


どうしてこんなにお金というものは貯まっていかないのか
と考えているうちに、
「そうだ、便利すぎるからダメなのだ」と思い至った。

給与振込口座を自分でコントロールしているのだが、肝心の
自分自身をコントロールできないのだから、お金など貯まる
訳がない。
キャッシュカードが財布に入っていて、かつATMが至る
ところにある・という便利な状況が悪いのだ。

ということは、わざと不便な環境に預けるようにすれば
小額ずつながらでも、今よりはずっとマシな状態になっていく
のではないだろうか。


そういう動機で
ある銀行=D銀行に新規で口座を開設することにした。

まずE銀行へ行って、いつもの口座からカネを下ろす。
すぐに行方不明になってしまう金撲滅キャンペーンの始まりだ。



下ろしたてのお金を持って、隣のD銀行へ。
どうしてその銀行を選んだのかと言うとこの銀行は、支店はおろか
ATMさえもこの近辺に1箇所しかないからである。

不便だからお金を引き出さない=引き出さなければ金は残る

という、端的にして明瞭な理由による。
不便さは貯蓄の味方のはずだ。



口座開設の申込書にいろいろ記入して、捺印して窓口へ提出。
いわゆる預金通帳がない「ネット通帳口座」というヤツだ。
文字通り通帳がなくて、諸々の確認はネットで済ませる。
お金の出し入れは基本的にキャッシュカードのみ。
便利な世の中だ。


「ご新規は15分から20分程度かかります。急ぎますが。」
と言われた。そんなに待たされるのか。


待合のロビーはそこそこ混んでおり、選ぶほど座る場所はない。
ソファーの一つ、女性用の赤いヘルメットが置かれた隣しか
空いていなかった。
ミニバイクに乗るときにおばさんが被るようなヘルメットだ。

そこに腰を下ろす。

すぐ後から来た、集金かばん的なバッグを持った男性が
しばらくは立って待っていたのだが、そのうちに座りたく
なったのだろう。話しかけられた。

集金「あのう、ヘルメット、ちょっと寄せてよろしいですか?」

私「いや、ヘルメットは私のものじゃないですよ。」

集金「へ?そうですか?」

私「女性用ですもんね。忘れ物じゃないですか。」

集金「あ、そうですよねえ。赤いですもんねえ。ちょっとねえ。」

ちょっと待て、私はフォルムの話をしているのであって、
赤は自分には似合わないとは一言も言っていないのに、
「赤いアイテム不似合い確定」になってしまったのか?


と反論したかったものの、辛うじて常識が勝ち
私「まあねえ・・・」なんて曖昧な返事だけしておいた。


「SGC様」

結構早く名前を呼ばれた。やればできるではないか。

私「はいはい。」
女性行員「申し訳ございません。実はSGC様の口座が
     既に当行にございまして・・・」

私「は?」

確認したら確かに私の口座だ。
引越ししたから住所や電話番号は変わっているものの、
旧住所に間違いはないし私の名前だ。

行員「平成2年にご新規100円で開設、その後50万円
  ご入金がありまして、すぐに動いております。その後の出入り
  はありませんので、残高は100円となっております。」

確かに私の口座ではあるものの、記憶がない。


私「ええと、どんな選択肢があるんでしょう?」

行員「はい。古い通帳はお持ちでしょうか?ありましたら
   その口座で継続したお取引になります。」

私「いえ、こちらを利用した記憶もまったくないもんで、
  通帳があるかどうかも記憶にないんですが・・・」

行員「そうですよね・・・。それでしたら通帳の再発行という
   方法があります。」

私「なるほど。」

行員「再発行手数料に1200円かかりますけど」

私「100円の口座を守るために?」

行員「そうですよね、ちょっとおかしいですよねえ」

私「さっきの申し込み通り、新規の口座は新規の口座で開設
  して欲しいんですが・・・。」

行員「そうですね。それでは古いお口座を廃止する手続きを
   させていただきましょうか。」

私「なるほど。じゃあそれでいきましょうか。」

行員「かしこまりました」


そうか、100円の口座残高を守るために1200円の投資
なんてしていると、「無駄ガネ撲滅キャンペーン」にならない
ではないか。
喩えて言うなら、一人の人質を守るために警察官12名が
犠牲になるようなものだ。
いや、全然違うけど。

行員「ではまず、通帳の紛失の届けをしていただきまして、
   それを提出していただいてから、口座廃止の届けを
   していただきます」

あ、かなり面倒だったのだ。



行員「あれ?SGC様、申し訳ありませんがちょっとご確認を・・・」

私「はい?」

行員「お名前のこの漢字ですが、この部分が・・・」



と、事態はもっともっと複雑怪奇な方向へ向かっていくのである。



この段階で混雑していたロビーは既にガラガラに空いていた。
壁際のソファーの上には、なおも赤いおばはんヘルメットが
コロンと転がっていた。


前編終わり。

後編はあるのでしょうか。



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GITANESは臭いの枕詞。
それとは無関係に・・・。


花明りなきさびしさよ土佐みづき 

細き茎あげしあさざの花平ら 

清浄に峰入口の掃かれあり 

竹皮を一枚ぬぎて夜の明けし



別に、私が何事かを暗号にしてどこかの工作員に
発信しているのではない。

偶然見つけた祖父の俳句である。



それが本人にとって本意なのか不本意なのかはわからないが
こうやって、死後も何かしらのものが残ったということだ。



祖父の句の中では、私はこれが気に入った。



帰りゆく人のかくれし夏木かな 


帰っていく人の後姿を見送っている夏の日、
とうとうその人の姿は木の影に
見え隠れになっていき、終には見えなくなった





同じように、誰かが帰っていく光景を詠んだものが
他にもいくつかある。

彼は、
「誰かが帰っていく」という場面に最も感情が
動く人だったのだろう。 


あるいは、夏の日に誰か親しい人間が亡くなり、
繰り返し繰り返しそれを悼む句を詠んでいたのかも
知れない。


おそらく、引き留める言葉は(性格的に)
持っていなかったに違いない。
その代わりに胸の内でそれらを詠んだのだろう。



私がこれを見つけたのはお盆の最中だったが、
祖父からの何かしらのメッセージだったのかもしれない。



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GITANESを休止してから引っ越したので
GITANESの匂いがまったくない書斎が寂しい。
それとは無関係に・・・。


書斎という名の「大き目の本棚」の中を居間に
しているようなもんだが、この部屋は家の「西」に
位置している。
西隅の部屋で、おまけに外壁が黒いものだから
夜仕事から帰ってきても、まだ書斎の中は熱中症の
危険性があるほど暑い。

もちろんクーラーなんて立派な装備がある訳がないから
団扇で扇ぎながらブログの更新作業をやっている。


逆に冬になると(暖房なんてある訳ないから)厚着に
厚着を重ねて指に息を吹きかけながら書いている。



だから根気のかけらもない文章になるのは
私のせいではない ということになります。はい。



昨年の今頃はどんな様子だったのか、ブログを遡ってみると
(近所の本屋で受け取りの)ネット書店で本を買いすぎて
四苦八苦していたようだ。
今と変わらないではないか。

私個人にはまったく進歩がないが、その書店は店じまいしてしまい
現在はシャッターが下りたままになっている。

私以外のところで、時の流れを否応なしに感じてしまう。


来週は知人が結婚する。
そうか、おめでとう。

それも時の流れだ。


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GITANESの匂いは暑さでもっと凶悪になる。
それとは無関係に・・・。


やはり暑い。
戸外で数分作業をすると汗だくになるし、
道端でちょっと立ち話をするだけでも背中に
シャツが張りつく。


この季節になると熱中症に注意しなければならない。
有効な手段は
「喉が渇いたらもうその段階で水分が足りていないので
喉が渇く前に水を飲む」
ことであるらしい。

ところがこれが非常に難しい。

喉が渇く前に飲み物を飲む習慣がないからかも知れない。


「腹が減る前に飯を食いなさい」というアドバイスに匹敵
するほど難しい。

「後々困るから、学生時代にしっかり勉強しておきなさい」
とのアドバイスと同じぐらい難しい。



と脈絡のない考えばかり頭に浮かぶのはやはり

暑いせいだ。






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GITANES嗜好者のクルマの灰皿は、
短い吸殻がぎっしり。
それとは無関係に・・・。


某日夕食。

今日はイタリア調大会だ
と宣言し料理にとりかかる。
どうしてイタリアではなくてイタリア調なのかというと
もちろん本格的ではないからである。
あるいは私の謙虚さの現れである。


写真はマダイの切り身。
オリーブオイルをたっぷり入れたフライパンで焼き、
レモン+バジルのソースをかける。
ソースの味の調整に手間取った。
味見している間に白ワインやらバターやらを追加投入。
それなりの味になった。




カルパッチョ。

ヒラメとシマアジを使う。
北海道の甘いトマトがうまい。





リゾット。

それほど手抜きをせず、オリーブオイルにニンニクの香り出しを
するところからきっちりプロセスをふんだ。
エビ・ホタテを入れたのは味がぼやけてしまった場合の
保険のつもりだったが、その必要はなかったかもしれない。



タマネギをみじん切りにして、バジルをみじん切りにして
ニンニクをスライスしたので、指先がものすごく
いい匂いになっている。

料理よりも指の方がいい香りかも知れない。




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GITANESの煙より早く流れて行った。
それとは無関係に・・・。


夕方になってから、かなり汚れていた車を洗おうと思い立ち、
暑いのは分かっていたが洗車。

ところが、ホースの先(ホースヘッド)が緩んでいたのか
外れてしまい、制御不能となって水が暴れ出した。
全身びしょ濡れになったのは何年ぶりだろうか。
これで結果的に快適に洗車できるようになってしまった。




作業が終わった頃、ようやく日が隠れた。

盆で返ってきていた人々を送らねば。



植木用の鉢に火を入れ、苧殻と戒名が書かれた板を焚く。
数珠を手に巻き拝むが、よほど乾いていたのだろう、
すぐに全てが燃えた。
そんなに急がなくても、と思える勢いで煙は流れていく。

毎朝夕に手を合わせ、それなりにあいさつ程度は交わしている
はずなのに、亡くなった人は盆だからと言ってどうして還ってきたり
戻っていったりするのだろうか。



無風のうちに煙は昇っていく。


ツバメの家族が煙の上を旋回していた。



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GITANESを吸うなら四六時中吸う。吸わないならまったく
吸わない。という潔さ程度は持ち合わせなければ。
それとは無関係に・・・。


いつも利用するパン屋まで歩いてみたものの、お盆だからか
休業。
仕方なくさらに数百メートル歩いてコンビニへ。
選ぶのが面倒だったので、珍しく弁当コーナーへ行き、
唐揚げ弁当と冷たいお茶、ミンティアを購入。
弁当を温めてもらう。
その後アルバイトの男性に
「一つの袋に全部一緒に入れさせてもらってよろしい
でしょうか?」と問われ、
「えっ?」と絶句してしまった。
ちょっと離れたところで作業していた店長さんが飛んできて、
「分けさせていただきます!」とテキパキ袋詰めしてくれたが。

せっかく冷蔵庫で冷やしたお茶と、せっかくレンジで温めた弁当を
一緒くたに入れようとするのには、何か策略があるはずだ。
エネルギー(電力)の無駄ではないか。

このアルバイトの身内の誰かが関西電力に勤めているに違いない。
その手には乗らんぞ。



画像はその唐揚げ弁当。
ここで本日のタイトルにつながってくる訳なのだが、
なんて潔いたたずまいなのだろうか。

唐揚げ弁当の中には

鶏の唐揚げと、黄色い漬物調の何かが少量と、ご飯のみ。
ほとんど「唐揚げとご飯」という様子なのである。
確かに、確かに 唐揚げ弁当だ。

申し訳程度のスパゲティも入っていない。
間に合わせのレタス1枚も入っていない。

から揚げとご飯
だ。潔い。

鶏、ごはん、鶏、ごはん、鶏、ごはん

と箸で口に運ぶ。
食事にリズム感がでる。このリズム感が凄まじい。
まるで行進曲ではないか。



で、から揚げ行進曲が終了したあと、
電力会社エージェントの策略で危うくホットなお茶に
なるところだった某社の茶を飲みながら文庫本を開く。


岡潔
という人物が書いた「春の草」という本で、最近復刊された
もの。


私が学生時代、独語の教官が講義の際に何度もこの人物の
名前を出して、様々なエピソードを話していた。
内容はすっかり忘れてしまったが、ひとつだけ覚えているのは
「岡潔は『数学は全宇宙に通用する詩だ』と言った。」
という話である。
多分その教授と岡潔は関わりがあったのだろう
(独語教授の方が随分年下だが)。
なんとなくその講義中のエピソードによると、彼を
『かなりの変人』として扱っていたように記憶している。
その教授も結構な変人だったが。



またそれからずっと後、祖父の書斎本棚に岡潔の著作が
並んでいるのを見つけ、祖父に
「岡潔って、知ってるの?」と尋ねると、
「かなりの変人だ。」との答え。
そんなこと訊いてない。

で、すんなりタイトルにつながっているのが彼の名前だ。
岡潔。
実は、稀代の数学者である。




その本のまえがきに、鋭く抉るような箇所を発見した。

引用
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

・・・終戦後しばらくたったころで、私は奈良女子大に
勤めていたのだが、国内の有様を見ると敗戦の心のいたで
は実に深く、ここから立ち直るには二、三代はかかるだろうと
思われた。にもかかわらず、教育はアメリカからデューイーの
教育学なんかをそのまま取り入れて、人の子の教育とは思えない
ものをやっている。『とりわけ自我を真の自己だと思い違いして
しまっている』・・・
(かぎ括弧は私がつけたもの)
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


自我を真の自己だと思い違いしてしまう

というフレーズの、なんと強いことか。一刀両断とは
このことである。
これを説明し始めると本一冊まるごとの分量になってしまうので
省略せざるを得ないが、


自我とは、全てを自己中心に考える無分別な本能で動物と似たもの。
人の人たる所以は、真の自己からくるものであり、自我から来る
ものに非ず。

ということだ。



終戦の日近くにこれを読み始めたのも何かの符号なのか
わからないが、面白い本である。
奇しくもこの本は、私が生まれた年に書かれたものだった。


ここから数冊、岡潔の著作を集めてみるつもりでいる。



で、から揚げ弁当と同じ扱いになってしまったことを
深くお詫び申し上げます。




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盆盆  




GITANESを吸う間ぐらいは充分にあるんだけど。
それとは無関係に・・・。


うちの旦那寺にとっては、私の自宅は最も遠いところにある。

だから、盆の儀式で檀家を廻る際には
我が家がトップバッターになる。

いつ来るか分からないよりはマシなのだが、
朝7時30分には玄関のチャイムが鳴るのである。


通常8時30分を大きくまわってから起床する私にとっては
7時30分はとてつもなく早い。
まるでゴルフの日のようだ。


おつとめは約10分、雑談に約10分で終わる。



その後、ちょっと寝不足気味なのを取り戻そうとしたが
風呂場の床が気になったので、唐突に風呂掃除。


それも終わってやれやれ と座っていたら、お参り客が来る。
結局寝ていられない。


その後、身内宅へ行き仏壇に手を合わせる。


ツバメの一家がいつものように庭に押し寄せ
そしてその時間にいきなりタイガースはスワローズに
2点先制される。

暑い。


どうせ身体が休まらないのだから、こうなったら自転車に
飛び乗り、20キロほど走るとしよう。





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準備  




GITANES休止中は、線香の匂いしかしない。
それとは無関係に・・・。


饅頭を買い、お盆の準備。

饅頭だけではなく菓子各種、供物のお返しの品、
布施、他家へのお供え、花などなど買い物はたくさんある。

また、どう見てもド派手な坊さん用座布団を屋根裏から
引っ張り出したりと、結構やることはある。



ああ、ちょっと忙しい。



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GITANESを吸いながら人助けはできない。
それとは無関係に・・・。



崖の上にいて、例えばロープを引っ張り上げる
いわゆる『助ける側』が

「ファイトーーーー!!」

と叫ぶのはまだわかるが、

引っ張り上げられる側は

「イッパーーーツ!!」ではなくて、

「すんませーーーん」

ではないのだろうか。





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GITANESはなかなか魚に合わない。
それとは無関係に・・・。


夏バテという感覚を知らないままこの年齢まで達したので、
別にどのシーズンでもどんなものでも食べてしまう。
だから、真夏に脂っこいものを食べてもまったく平気である。
また、夏だからといって素麺を食べようという気には
まったくならない。



ただなんとなく今年は魚が美味いような気がする。
まあそれは季節とは関係なく、単なる味覚の変化に
よるものだろうけど。

写真は某日夕食。
ヒラメの切り身を買ってきてムニエル。
意外にキノコの添え物がうまい。




某日夕食。
ブリの切り身を買ってきて、塩焼きに。
どういう訳か、照り焼きがイヤだった。
塩焼きにして正解だ と思うほどうまかったので
結果オーライ。



某日夕食
照り焼きはこっちにした。
鶏肉の照り焼き。
ちょっと醤油が多かったか。




鶏肉照り焼きの日のサラダ。
(クロ)ポン酢に食べるラー油を入れ、柚子の顆粒を足し、
赤ワインを入れてフライパンで熱する。
アルコールを飛ばしてレタスにかける。
ちょっとポン酢の分量が多かった。
次はポン酢をちょっと減らして、ワインを増やしたい。
すっきり甘くてうまいだろうと思われる。




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